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北海道発・記者ブログ

2007年3月15日「変わらなきゃ」も変わらなきゃ

 テレビをあまり見ない僕が今、連続ドラマにハマっています。フジテレビ(道内はUHB)の「拝啓、父上様」。東京の花街・神楽坂の料亭を舞台にした物語で、脚本は「北の国から」の倉本聰氏です。明治から続く料亭が、そして神楽坂という伝統の残る街が、時代の移り変わりとともに変わっていく、いや、変わっていかざるを得ない様子が描かれています。

 僕の住む東京のとある下町も、東京名物もんじゃ焼きと同時に、超高層マンションが有名な地域になってきました。狭い路地には昔ながらの木造家屋が、そして幹線道路沿いには38階建てのマンションが同居しています。わが家の目の前には、札幌でも珍しくなった銭湯があったのですが、その煙突もつい先日、役目を終え姿を消しました。

 現代はスピード化、効率化の時代。その流れについていこうと、世の中いろいろなことやものが変化を要求されていますよね。ここ10年ほどは「変わらなきゃ」が常にキーワードだったような気がします。でも…その代償に「残さなきゃいけない」はずのものまで変わってしまったことが、皆さんの周りにも、たくさんあるんじゃないでしょうか?

 ドラマでは伝統を守ろうと、住人たち、職人たちが必死にもがいています。僕たち紙面製作に携わる者もその1つ。ニーズに応え、変わるべきところは変わりながら、伝統の部分は大切に守っていかなければ…。

 変わらないほうがいいもの、変わってはいけないものまで変わってしまう、変わらざるを得ない。それって、とても寂しいなぁ。伝統を守るって、本当に難しいと思う今日このごろです。ただ、国会議員のセンセイの「1本5000円のミネラルウォーターも光熱水費」という感覚は変わったほうがいいですけどね。

古旗 顕二郎(ふるはた けんじろう)

 北海道函館市出身。97年入社。編集部東京駐在でレイアウトを担当。事業部でイベント運営、営業部(現広告部)で広告営業ののち、03年1月の現部署新設とともに東京勤務。05年11月から10カ月の東京本社システム局派遣を経て復帰。社内一の仕事好き、と周りからは言われるが、本人にその気はない。1973年7月生まれ。

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