2007年3月 8日あなたはフレンチドックに何つける
フレンチドック、って分かりますか? 若い人は分からないかなあ。昔はお祭りの夜店では定番でした。魚肉ソーセージに、衣をつけて揚げたヤツ。あれです、あれ。
あれに何をつけるかで、いい大人が酒を飲みながら真剣な顔で論じたことを思い出しました。
「ケチャップかカラシだろ、普通は! 他に何があるんだよ!」
1人が言うと、残る2人が猛然と反論します。「違うって、砂糖だって、砂糖。普通はよ!」。
不毛な討論は深夜に及びました…。
だれの会話かというと、わたしとジャンプの岡部選手、現在は雪印スキー部を指導する斎藤監督です。ジャンプ陣が夏場に合宿する旧朝日町(現士別市)にある、とある焼鳥屋。98年長野五輪前のことです。
出身地はわたしが剣淵町、岡部選手が下川町、斎藤監督が余市町。「砂糖だよ!」と叫んでいたのは道北チームの2人です。厳寒期の1、2月はマイナス30度にもなる土地柄。寒さしのぎには甘いもの、という共通点が2人にはあったようです。
で、話は今回、札幌で行われた世界選手権です。ジャンプ代表6選手中4選手が下川町出身でした。
葛西選手、昔から知っていますが純なところが道北ですね、はい。伊東選手、風ぼうや話し方、やはり道北としかいいようがありません。子供の時から飛んでるところを見てるし…。まだ高校生の伊藤選手。やっぱり道北ですね。素朴な感じが、おじさんは非常に好ましいです。下川町以外では、湯本選手。長野の木島平村出身です。雰囲気は…、どちらかといえば道北チームでしょう、実直そうな感じが。
ですが、今回、団体「銅メダル」メンバーとなった栃本選手には驚きました。200万都市の札幌っ子です。代表最年少、平成元年(89年)生まれらしく、どこかあか抜けています。イケ面です。髪形しゃれてるし、まゆ毛細いし…。これまでのジャンプ界にはない、別人格に見えました。
「きっと、これからは、こういうジャンパーが増えるんだろうな…。次の五輪は、見た目も格好いい選手が増えるんだろうな…」。
銅メダルに抱き合って喜ぶ選手たちをみて、そんなことを考えていました。
で、栃本クン、君はフレンチドックに、何つけるの!