2007年2月 8日原稿と見出し
個人的なことで恐縮ですが、すごく「不思議だなあ」と思っていることがあります。それは、毎年のように「さくら」という曲がヒットすること。それも卒業シーズンに多い気がして…。実は昨年3月に私の2女が小学校を卒業した際、コブクロの「桜」を合唱しました。良い曲ですし、娘の旅立ちという感傷も手伝い、ちょっと胸に迫るものがありました。
で、気になったので調べてみました。結果は予想していた通り。
▽森山直太郎「さくら(独唱)」(発表03年3月)▽河口恭吾「桜」(同03年12月)▽ケツメイシ「さくら」(同05年2月)▽コブクロ「桜」(同05年11月)。
最近「さくら」って、すごく多いんですね。ほとんど洋楽しか聴かない私でも「サビ」の部分、歌えますもん。
これらの前に福山雅治の「桜坂」(同00年4月)などの「さくら」系? のヒット曲はありますが、そのものずばりの「さくら」が、ここまで続いているとは…。とても不思議な感じがします。
日本人にとって桜が特別な木であることは間違いありません。梅も桜もいっしょに咲くような北海道でも、桜はやっぱり特別ですから。楽曲を作ったアーティストにもそれぞれの桜があり、そんな思いを込めて「さくら」という曲名にしたのでしょう。
ただし、これが記事に見出しをつける整理記者だったら、間違いなく周囲から「バカヤロー」と罵倒されます。たとえば、どんなスポーツの、どんな大会でも、優勝すれば「歓喜の優勝」といった見出しは成立します。まず、間違いありません。でも、いつもこれじゃ、つまらないですよね。だから出稿記者は「見出しにとってもらえる内容のある原稿」を書こうとしますし、整理記者は「原稿のテーマを見出しに」と頭を悩ませます。
スポーツ紙では連日のように、日本ハムのキャンプを大きく取り上げています。たとえば森本選手(もう、ひちょり、の方が通りがいいかも!)が裸の背中に「1」を付けるパフォーマンスをしたとき。それぞれ、新聞にはどんな見出しがついたか。読者の皆さんは普通、読み比べないでしょうが、機会があれば図書館などで調べてみてください。結構、違っていて、おもしろいですよ。