2007年04月17日
父親は判明したが、莫大な遺産の行方は…
全米の注目を集め続けてきた元PLAYBOY誌モデルのアンナ・二コール・スミスの急死は、元恋人のラリー・バークヘッド氏が娘ダニエリンちゃんの父親であることが判明したことで、騒動にケリがつき幕引きとなるかと思われていました。しかし、バハマの裁判所では、今度は実の父親とスミスの母バージー・アーサーさんによる親権を巡る争いが勃発。さらに、アンナの恋人で死の直前まで一緒にいたハワード・スターン氏が、アーサーさんの弁護士に「殺人者呼ばわりされた」として、こちらも訴訟問題に発展するなど、第2ラウンドも俄然面白くなりそうな気配です。
生後7カ月のダニエリンちゃんは、石油王だったアンナの元夫の遺産5億ドルを相続する可能性が浮上し、当然ながら親権を持つ保護者はその巨額の遺産を手に入れられるが故のもめ事。遺産相続は現在も法廷で争いが続いていますが、アンナの長男は昨年9月に他界しており、アンナ亡き今となってはダニエリンちゃんが唯一の相続人。遺産相続が認められた場合は、その全てがダニエリンちゃんのものとなります。「ミリオンダラー・ベイビー」の誕生となるだけに、周囲の大人たちの思惑が渦をまく泥沼劇場へと発展しているのです。
ダニエリンちゃんの父親を巡っては、バークヘッド氏、スターン氏に加え、女優ザ・ザ・の夫フレデリック・フォン・アンハルト王子が公式に名乗りをあげていました。出生届け上では父親となっているスターン氏はDNA鑑定をずっと拒否していたことからみて、自分が父親ではないことを知っていたのではないかと思われます。莫大な遺産相続に群がる3人の男性。それに加わる祖母アーサーさん。結局は本当の父親であることが判明したバークヘッド氏が、親権争いで有利な立場に立ったことは言うまでもないでしょう。
両手を空に突き上げガッツポーズ。DNA鑑定の結果99.9999%の確率で親子であることが証明された直後のバークヘッド氏は全身で喜びを感じていました。スターン氏は早々に「残念だが、ダニエリンに対する気持ちに変わりはない」とコメントし、親権を争わない意向を示した。潔い白旗だったが、その裏にはアーサーさんだけには親権を渡したくないという思いがあるのだとか。
アンナは生前、母親と距離を置いていたと言われています。91年の日記には、「母は私に嫉妬している。いつも私の悪口を言いふらしている」と書いているほど、2人は仲が悪かった。ダニエリンちゃんが生まれてからは、母親に娘に近づいて欲しくないとまで漏らしていたという。そんな思いを知っていたスターン氏は、「バージーに親権が渡らないようにするためなら、ラリーにどんなことでも協力するつもりだ」と語っている。
一方で、弁護士でもあるスターン氏が執行人となっている遺言が実は偽物だったとの報道も出ており、疑惑の目を向けられている。それだけに早々の親権争い離脱の本音はどこにあるのか、疑問は残るところ。
バークヘッド氏はスターン氏が自宅で面倒を見ているダニエリンちゃんを訪問し、オムツ交換するなどすでに良きパパの顔を見せている。DNA鑑定が出る前から自宅に子供部屋を作り、おもちゃやオムツなどを買いそろえていたというほどで、父親と認められた会見でも、「これからおもちゃを買いにいくよ」とコメント。ダニエリンちゃんとの新しい生活を心待ちにしている。
アーサーさんはダニエリンちゃんの祖母だが、実父との親権争いには少々不利というのが大方の予想。現在、両者の要請で非公開の場で当事者だけによる話し合いの場が持たれていると伝えられています。バークヘッド氏は親権の共有は望んでいないといわれているだけに、ここで和解に達することは難しいでしょう。
どちらが親権を握るかはまだ分かりませんが、00年にカリフォルニアの裁判所は5億ドルの相続を認定ましたが、次は現在も裁判が続いている莫大な遺産の行方に俄然注目が集まることでしょう…。第3ラウンドも話題にこと欠くことはなさそうです。
(このコラムの更新は毎週火曜日です)
April 17, 2007 08:57 AM
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