2007年02月20日
大本命は「硫黄島-」だがサプライズは…
今週末はいよいよアカデミー賞です。菊地凛子が日本人女優として49年ぶりとなる助演女優賞受賞となるか、はたまた「硫黄島からの手紙」が作品賞に輝けるか、日本人としては気になるところ。世界中が注目する映画の祭典を目前に控えたハリウッドは、1年中でもっとも華やかなシーズンを迎えています。
どの作品、俳優に女神が微笑むのか、米メディアの反応を参考に直前予想をしてみました。
●作品賞
◎「硫黄島からの手紙」
○「リトル・ミス・サンシャイン」
△「バベル」
最大の注目である作品賞は、今年は本命が不在。そのため、どの作品にも受賞のチャンスがあり、最後の最後まで混戦模様となりそうな予感。評論家の間では当初は「バベル」「ディパーテッド」の評価が高かったのですが、終盤になって米映画俳優組合賞と全米製作者協会の作品賞を受賞した「リトル・ミス・サンシャイン」が一歩リードしたとの見方が強まっています。しかし、個人的には「硫黄島からの手紙」の受賞を願いたい。
●監督賞
◎マーティン・スコセッシ 「ディパーテッド」
○クリント・イーストウッド 「硫黄島からの手紙」
監督賞はこの2人の一騎打ちになりそうな予感。2人は2年前にもガチンコ対決しており、その際にはイーストウッド監督が受賞している。スコセッシ監督はこれまで「タクシードライバー」や「レイジング・ブル」などで幾度となく候補に名を連ねているが、これまで一度も受賞経験がなく、アカデミー賞会員の中には「今年こそは」とスコセッシ監督を後押しする声が高い。
●主演男優賞
◎フォレスト・ウィテカー 「ザ・ラスト・キング・オブ・スコットランド」
○ピーター・オトゥール 「ビーナス」
△レオナルド・ディカプリオ 「ブラッド・ダイヤモンド」
ウガンダの冷血な独裁者イディア・アミン大統領を見事に演じたウィテカーが最有力候補と言われている。すでに20を超える賞を受賞しており、他の候補より頭一つ有利だが、ピーター・オトゥール、レオナルド・ディカプリオにもチャンスが。
●主演女優賞
◎ヘレン・ミレン 「クイーン」
△ジュディ・デンチ 「あるスキャンダルの覚え書き」
△メリル・ストリープ 「プラダを着た悪魔」
ダイアナ元妃の事故を巡って揺れ動く英王室を描いた「クイーン」でエリザベス女王を演じたミレンの評価が高い。女王の人間味を見事に演じたミレンはやはり、最有力候補にふさわしいが、ジュディ・デンチ、メリル・ストリープの熟年女優も素晴らしい演技を見せている。
●助演男優賞
◎エディ・マーフィー 「ドリームガールズ」
△アラン・アーキン 「リトル・ミス・サンシャイン」
昨年のクリスマスに死去したジェームズ・ブラウンをモデルにした役を演じたマーフィーが本命。ブラウンの動作やスタイルを役作りのために参考にしたというマーフィーは、アカデミー賞初ノミネートでの快挙を狙っている。
●助演女優賞
◎ジェニファー・ハドソン 「ドリームガールズ」
○ケイト・ブランシェット 「あるスキャンダルの覚え書き」
○菊地凛子 「バベル」
すでに25個の賞を受賞しているハドソンが本命。人気オーディション番組では途中で落選しましたが、「ドリームガールズ」のオーディションで782人の中から見事にエフィー役を射止めたラッキーガール。アメリカンドリームが叶うのも目前。個人的には「バベル」で見事にろうあの女子高校生を演じて、全裸にも挑んだ菊地にオスカーをあげたいところ。
今年はどんなサプライズ、ハプニングがあるのでしょう。注目の授賞式は25日(日本時間26日)です。
(このコラムの更新は毎週火曜日です)
February 20, 2007 10:06 AM
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気がつけば授賞式がもうそこまで迫ってきているので、主要6部門のみ
予想しておく。 [続きを読む]
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