2007年01月01日
今年は…「80年代アクションスター復活」
今年のハリウッドのキーワードはずばり、「80年代のアクションスターの復活」です。
シルベスタ・スタローンが、「ロッキー」シリーズを16年ぶりに復活させた「ロッキー・バルボア」が20日に公開されたばかりですが、来年は「ランボー」「インディ・ジョーンズ」「ダイ・ハード」と、80年代に大活躍したアクションスターのヒット作の続編が公開を控えています。
米国のベイビー・ブーマー世代の彼らもすでに、スタローン60歳、ハリソン・フォード64歳、ブルース・ウィリス51歳という年齢。肉体的にも衰えは否めませんが、そろってアクションに挑戦している。若手人気俳優が次々と登場する中で、かつてハリウッドを牽引してきたスターたちが、来年はスクリーンで大暴れすることになりそうです。
「ロッキー・バルボア」は、妻をなくしたロッキーがひょんなことから現役復帰することとなり、世界ヘビー級王者への挑戦を目指すというストーリー。ロッキー役はもちろんスタローン自身で、脚本、監督も1人3役をこなしている。「ロッキー5」は失敗だったと認めるスタローンは、今作ではリング上で迫力ある戦いぶりを見せており、同世代の人々に勇気を与えています。初登場3位と、興行面でも大いに検討している。
スタローンは「ロッキー」のみならず、「ランボー4」も19年ぶりに復活させる。ランボー役はもちろん自身が演じ、愛娘を人質にとられたランボーが1人で救出に向かうストーリーになるという。「ヘッドバンドやマシンガンも用意した。本物のアクションヒーローをお見せしたい」とコメントする熱の入れよう。自身をアクションスターにのしあげた代表作2作品をひっさげ、久々にハリウッドのスターダムに復帰です。
ウィリスはアクションスターの地位を確立した「ダイ・ハード」シリーズを、12年ぶりに復活させる。先月末にすでに撮影は終了している「ダイ・ハード4」は、来夏に公開予定。ウェブではすでに予告編第1弾も登場しており、早くも注目度NO・1です。
最近衰えが気になるフォードですが、「インディ・ジョーンズ」シリーズを18年ぶりに復活させます。製作総指揮はもちろんジョージ・ルーカスで、前3作品同様にスティーブン・スピルバーグ監督がメガホンを取る。内容は今だベールに包まれたままですが、フォードがどんなアクションを見せてくれるのか楽しみなところ。
80年代から90年代にかけて、彼らやアーノルド・シュワルツェネッガーらマッチョでタフなアクションヒーローが登場するアクション映画が、人気を博していました。しかし、彼らに続くアクションスターが登場せず、同時にハリウッド映画は低迷期へと突入します。ザ・ロックやヴィン・ディーゼルが次世代アクションスターとして期待されましたが、やはりアクション映画の黄金時代復活とはいかなかったのです。そしてアクション映画はCGを多用し、ド派手な爆発シーンやカーチェースを繰り返すようになっていきました。
しかしようやく、そんなCG中心のアクションに食傷気味になったのか、「グリーン・デスティニ―」の大ヒットでアジア的なアクションが注目され、ジェット・リーもハリウッドを代表するアクションスターとなりました。「マトリックス」のワイヤーアクションはハリウッドに大きな衝撃を与え、「キル・ビル」では日本刀を使ったチャンバラが登場。「007/カジノロワイアル」ではアクションの原点に戻ってCGを使わない生身のアクションが観客にうけて、大ヒットとなりました。
ハリウッドのアクション映画のスタイルもこの十数年で大きく変化してきましたが、絶妙なタイミングでの元祖アクションスターたちの復活は、多いに話題になりそうです。
元気な団塊世代。それが2007年のハリウッドのテーマになりそうです!
(このコラムの更新は毎週火曜日です)
January 1, 2007 10:40 AM
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