2006年11月14日

ハリウッドは2組の大物カップル離婚で大騒ぎ

 ハリウッドは今、ある2組の大物カップルの離婚で大騒ぎとなっています。

 ブリトニー・スピアーズが11月7日、ついに人気下落の一因ともいわれたいわく付きのヒモ夫ケビン・フェダーラインとの離婚を申請。電撃的な離婚発表に、マスコミは大騒ぎとなったのです。ケビンはすぐに応戦し、翌日には2人の子供の養育権を求める手続きをし、裁判は泥沼化の様相を見せています。

 ブリトニーの離婚騒動が覚めやらない8日、今度はアカデミー賞女優リース・ウィザースプーンが俳優ライアン・フィリップとの離婚を申請。こちらも、財産分与や養育権を巡って熾(し)烈な争いを繰り広げることが予想されており、この2組による「ハリウッド離婚劇」が俄然、人々の関心を集めているのです。

 ロサンゼルス・タイムズ紙も皮肉たっぷりに、「LAにはプロのフットボールチームはないが(ただいまシーズン真っ盛りで全米各地はNFL話題で盛り上がっている)、セレブの離婚劇を見ることができる」と報じたほど。争点は共に1億ドルを超える資産分与。庶民には縁遠い莫大(ばくだい)な金銭を巡る裁判から目が話せなくなりそうです。

 ブリトニーの総資産は1億ドル以上といわれていますが、結婚前に離婚した場合の財産分与などについて事細かな取り決めを行い、同意書にサインをしているため、それほど裁判でもめることはないと見られていました。こちらの報道では、マリブに購入した1200万ドル相当の自宅の権利は半分に分けることになっているほか、結婚した期間の半分(実際は2年の結婚だったため1年)、ブリトニーはケビンに年3万ドルの扶養手当を支払うことが、取り決めされているとのこと。

 つまりブリトニーは、ケビンにはそれ以上はビタ一文払わなくて良いわけですが、ヒモ亭主がそれで簡単に引き下がるはずもなく、年子で生まれた2人の息子の親権を盾に莫大な養育費を要求することを考えているらしいのです。ブリトニーも当然ながら親権を求めていることから、裁判の行方はどちらが親権を得るかが重要な鍵となりそうです。一般的に考えれば収入のほとんどないケビンは不利のように思われますが、何が起こるか分からないのがハリウッド。逆転勝利なんてこともあるかもしれません。

 一方のリースとライアンは婚前契約を交わしていなかったために、裁判の主な焦点は、リースの1億ドルを超える資産分与になることは間違いありません。カリフォルニア州の法律では、離婚した場合は財産は半分に分けられることになっているからです。次回作ではハリウッド女優最高額となる2900万ドルのギャラを手にすることが決まっているリースと、昨年出演した「クラッシュ」のギャラが35万ドルだったライアンとでは、当然ながら稼いでいる金額に雲泥の差があります。しかも、ライアンの共演女優との浮気が離婚原因の一因にあげられていることから考えても、裁判では財産分与の金銭面での話し合いに重点に置かれることは間違いないでしょう。既にリースは、ライアンに対して生活費を支払うことになる配偶者扶養費の要求を認めないように求めているといわれています。これが認められれば、リースは離婚後は自らの収入を守ることができるからです。

 また、7歳になる長女アバちゃんと、3歳の長男ディーコン君については共同親権を主張していますが、自らが養育権を持つことを主張しています。この点も、ブリトニーvsケビンの裁判同様に、どちらが養育権を持つかによって養育費の支払い問題に大きく影響を及ぼしそうです。

 両者とも2億ドルを超える資産分与を巡って争いを繰り広げたトム・クルーズとニコール・キッドマンの離婚騒動以来となる、泥沼離婚裁判となりそうな予感。しかし、離婚騒動でイメージダウンしたトムとは違い、ブリトニーは離婚によるイメージダウンはほとんどなく、むしろ離婚を歓迎するファンも多いことから裁判が長引いてもさほど歌手復帰に影響を及ぼすことはないと思われます。リースも米誌が「ライアンの浮気」を離婚原因として報じているため、裁判が泥沼化してもむしろ被害者として同情を買うことができます。

 さまざまな思惑が絡むハリウッドの離婚裁判。しばらくは、この2組の離婚劇の行方を見守っていきたいと思います。

(このコラムの更新は毎週火曜日です)

November 14, 2006 01:37 PM

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