2006年07月25日
全て奪われた女優、全て手に入れた女優
ブラッド・ピットと離婚したジェニファー・アニストン。夫の次は熱望していた役までもアンジェリーナ・ジョリーに奪われてしまいました。
ブラピとアニストンが共同で設立した制作会社プランBが制作する作品に、アンジェリーナが主演することが発表されました。しかし、実はこの作品、アニストン自身が以前から演じることを希望していた作品だったのです。
同作品は02年にパキスタンで誘拐され、殺害されたウォルストリート・ジャーナル紙の記者ダニエル・パール氏の未亡人が執筆した手記「マイティ・ハート 新聞記者ダニエル・パール記者の勇気ある生と死」を映画化したもの。03年10月にプランBが映画化権を獲得し、アニストンはこの未亡人役を演じることになっていたのです。
「この作品はアニストンが映画化を望み、自らパール氏の未亡人と交渉してやっと映画化が実現したものだったんです。アニストンは当然、未亡人役を演じるつもりで、オスカーも視野に入れていたはず」と関係者は語っている。
実話を元にした社会派の本格ドラマだけに、製作前からアカデミー賞も狙っていたとしても不思議ではありません。積極的に映画出演をするも、今ひとつヒット作に恵まれないアニストンにとって、この作品にかける情熱は人並み以上だったはずです。それだけに落胆は相当なものだったことでしょう。
ブラピと離婚で、プランBは事実上ブラピの個人経営になりました。そこにはもうアニストンが入る隙などなかったのでしょう。役はあっさりとブラピの恋人アンジェリーナの元に転がったというだけなのかもしれません。しかし、アニストンにとっては夫に続いて念願の役までもアンジェリーナに奪われてしまった形となり、複雑な心境だったのではないでしょうか。
一方、大役を恋人からプレゼントされたアンジェリーナは、出産後も女優として引っ張りだこ。妊娠中に撮影していた「The Good Shepherd」の公開が控えている他、出産後の復帰作はドリームワークスのアニメ映画「カンフー・パンダ(原題)」に決まっています。他にもブラピらが出演する「オーシャンズ13」への出演の噂や、「シン・シティ2」など今後2年間で実に6本もの映画出演が取り沙汰されています。
母親として3人の子供を育て、ブラピを恋人に持ち、女優としても順風満帆。なんだか、今のアニストンが欲しいもの全てを手に入れてしまっているように見えます。あまりにも対照的な2人。今後の行方を見守っていきましょう。
(このコラムの更新は毎週火曜日です)
July 25, 2006 12:13 PM | トラックバック (1)
2006年07月18日
本当にいるの?トムの長女スリちゃん
4月18日の出産から早3カ月。トム・クルーズとケイティ・ホームズの長女スリちゃんの存在は今だにベールに包まれたまま。パパラッチも写真撮影の機会を日々狙っているはずなのに、今だにそのお顔は公にされていません。
5月末に生まれたブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの娘シローちゃんは、早々に米ピープル誌などでその姿を公開したのとは対照的。トムとケイティは出産後、何度も外出する姿が目撃されていますが、スリちゃんの姿は見当たりません。「スリは自宅で元気にしているわ」とコメントするケイティだが、知人や友人ですら今だにスリちゃんの姿を見ていないのだといいます。そんな中で出生証明書が流出。スリちゃんの出生を巡って、様々な懐疑がささやかれ始めています。
(1)ケイティは本当は妊娠なんてしていなかった説
実はケイティは妊娠などしておらず、ハリウッド映画に使われる特殊メーク用の腹巻で大きなお腹を演出し続けていたというもの。実は出産前にも、ケイティのお腹が突然大きくなったり小さくなったりしたことで、この特殊メーク説はありました。妊娠をカムフラージュして、ころあいを見計らってどこからか養子縁組した赤ちゃんを連れてくるのではないか…というウワサもあるのです。
(2)スリちゃんはトムの子供ではない説
スリちゃんの本当の父親はトムではなく、トムが信仰する信仰宗教サイエントロジーの創設者L.ロン・ハバードの冷凍精子を人口受精したものではないかというウワサも出回っています。
(3)病院関係者の気になる証言
出産したと言われるサンタモニカのセント・ジョーンズ病院の看護婦が、スリちゃんの姿は見ていないと証言。また、出産立会人としてサインしている病院の係員は実際には分べん室にはおらず、スリちゃんの姿は見ていなかったとも言われます(通常は医師がサインするが、医師がサインできない場合は他の人が代理でしても構わないと法律で決められている)。
(4)出生書にまつわる秘密
複数の米誌などに流出した出生証明書に記された提出日は5月8日。出産から実に20日も経っています。出産後10日以内に提出するのが普通なだけに、ここにも謎が残ります。また、普通は両親か代理人のサインが必要なのだが、サインをしているのは友人で、その人物が誰なのか不明のまま。母親であるケイティの名前も本名であるキャサリーンではなくケイトとなっていることも不自然であると指摘されています。
トムの初の実子として注目され、最初の写真には300万ドルの値がつくとも言われていましたが、その姿は今もって謎に包まれたまま。トムの44歳の誕生日である7月3日に2人はラスベガスでショーを鑑賞。傍らには前妻のニコール・キッドマンとの間に養子縁組した2人の子供の姿もありましたが、もちろんスリちゃんはどこにもいません。その後、10日にケイティがコロラド州で友人と一緒のところを目撃された時もスリちゃんは一緒ではなかったのです。いったいスリちゃんはどこにいるのでしょうか? 自宅で乳母が面倒を見ているのでしょうか? 今まで1度も外出させず、自宅で完全に公の目からシャットアウトしているのだとしたら、いつその姿を見せることになるのでしょう…。
7月4日とウワサされていた2人の挙式も延期され、スリちゃんの出生の秘密が原因で破局説までささやかれています。本当にスリちゃんは存在するのでしょうか? トムらしいサプライズな演出で、スリちゃんをファンに紹介する日が来ることを望むばかりです。
(このコラムの更新は毎週火曜日です)
July 18, 2006 06:50 AM | トラックバック (2)
2006年07月11日
セレブ人気店がパパラッチとタッグ
映画の都ハリウッドは、LAファッションの発信地でもあります。特に今、セレブに人気なのはウエスト・ハリウッドにあるRovertson Blvd(ロバートソン通り)。セレブが普段に着ているカジュアル・ファッションを中心としたセレブご用達のセレクトショップやレストランが軒を連ねており、LAでもっともホットなスポットとして知られています。一方、そこはパパラッチの仕事場にもなっており、トラブルも多数報告されています。
一番の人気は6年前にオープンした「Kitson(キットソン)」。パリス・ヒルトン、ニコール・リッチー、リンジー・ローハン、ジェシカ・シンプソン、ブリトニー・スピアーズと言った若手セレブを顧客に抱えるセレクトショップです。Tシャツやジーンズなどのカジュアルウエアを中心に、バックや靴、アクセサリーなどの小物、化粧品や雑貨まで取りそろえる豊富な品ぞろえ。雑誌に取り上げられることも多く、セレブが着用した洋服はすぐに完売するほどの人気です。お客が殺到し、入場制限を設けることもあるほどで、行列ができるショップとしても知られています。斜め向かいには子供服専門の「キットソン・キッズ」もあり、オシャレなセレブ・ママたちに絶大な人気を誇っています。
他にもジェニファー・アニストンらが訪れるCurve(カーヴ)、ブリトニーやパリス、ジェシカ、ジェニファーらが顧客のLisa Kline(リサ・クライン)、グィネス・パルトローなどが訪れるAnya Hindmarch(アニヤ・ハインドマーチ)など、この通り沿いにはセレブのお気に入りのお店が集中しています。
セレブに人気のレストラン「The Ivy」のパティオでは、トム・クルーズ、ジェニファー・ロペス、アーノルド・シュワルツェネッガー、マドンナ、パリス・ヒルトン、ブラッド・ピット…とセレブが食事を楽しむ姿が連日のように目撃されています。
これだけ多くのセレブが一箇所に集中して出没するエリアはロサンゼルスでも珍しく、パパラッチの格好の撮影スポットとなっています。これらのショップやレストラン前には、常にパパラッチが張り込んでおり、セレブが姿を現すと同時に群がってきます。そしてそれらの写真は、毎週のようにタブロイド誌を飾り、彼らが身につけているファッションがそのままLAファッションの流行となっているのです。
当然ながらトラブルも多いようです。昨年10月にはIvyで食事をし、Kitsonで買い物を終えたリンジーが、自ら車を運転して帰ろうとしたところ、パパラッチや野次馬に取り囲まれ、逃げようとしたところ別の車に衝突するという事故が起きています。周囲のセレブを顧客に抱えるショップからは「商売へ悪影響」とパパラッチに抗議する声が噴出しています。
しかし最近、ロサンゼルス・タイムズ紙で気になる記事を目にしました。「Kitson」のオーナーであるフレイザー・ロス氏が、なんとパパラッチを多数抱えるフォト・エージェントの共同オーナーに就任したというのです。すなわち、自らのお店の顧客情報がそのまま筒抜け。お店を訪れるセレブの写真を撮ってもらい、写真がタブロイド誌を飾り、それがお店の売り上げにつながるという仕組みが成り立ってしまうのです。究極のセレブ・ビジネスと言えるでしょう。
ロス氏はセレブとのコラボレーションも得意とし、ヴィクトリア・ベッカムがデザインする限定ジーンズを販売したり、ブラッド・ピットと離婚したジェニファーと恋人のアンジェリーナ・ジョリーのゴシップをもじって「Team Aniston」「Team Jolie」Tシャツを売り出したりしています。セレブとタッグを組む一方で、セレブを広告塔にしあげることで、さらなるビジネス拡大を狙おうと言うことなのでしょうか…。
周囲の店からは、本来なら顧客のプライバシーを守らなければならない立場のオーナーが、パパラッチのエージェントと手を組んだことに驚きを隠せないでいます。「ショップとパパラッチが手を組むなんてショックだ」と声を荒げる人もおり、セレブを守るために裏口を利用させたり、セキュリティーを配備するなどの対策を取るショップも増えています。
でも、どんなにパパラッチが待ち構えていようと、セレブはRobertson Blvdが好き。「ここに来るセレブは結局は写真を撮られることが好きなんだよ」と言う人もいます。しばらくこの論争は続きそうです。
(このコラムの更新は毎週火曜日です)
July 11, 2006 03:07 PM | トラックバック (2)
2006年07月04日
中年女優に熱い視線
広告業界に進出するハリウッドスターが増える中で、コスメ業界は40代後半から60代の中年女優に熱い視線を注いでいます。
60歳のダイアン・キートンが、ロレアル・パリの60代をターゲットにした「エイジ・パーフェクト」シリーズのキャンペーンモデルに起用され、7月から雑誌広告やテレビCMなどに登場しています。年齢よりも若く見え、60歳になった今でも美しさが賞賛されているダイアンは、このCMにはぴったりだと思います。でも、少し前までは化粧品のモデルと言えば、シャーリーズ・セロン(クリスチャン・ディオール)やスカーレット・ヨハンソン(ロレアル)、ハル・ベリー(レブロン)、ペネロペ・クルス(ロレアル)、グウィネス・パルトロー(エスティ・ローダー)ら若い女優の独壇場だったはずです。それが近頃は、決して若いとは言えない女優さんたちが目立つようになっているのはなぜでしょう…。
その背景には人口の3分の1を占める「ベビーブーマー世代」の存在があります。46年から64年の間に生まれた人々のことを指すのですが、ベビーブーマー世代にとって今や「アンチ・エージング(若返り)」は切っても切り離せないテーマ。そのため、ベビーブーマー世代をターゲットにした「アンチ・エージング」商品が多数発売されており、当然ながら起用されるモデルも40代後半から60代と言うことになってくるのです。
今年の春には48歳のシャロン・ストーンが、クリスチャン・ディオールのスキンケア・ライン「カプチュール・トータル」のモデルに起用され、話題となったばかりです。この商品は、40代でも美しく魅力的であろうとする賢く自立した女性をターゲットに売り出されたもので、まさにそのイメージにぴったりのシャロンが起用されたというわけです。
MACは、今年1月に60歳のライザ・ミネリ、62歳のダイアナ・ロス、62歳のカトリーヌ・ドヌーブを起用した広告キャンペーンを展開しています。それぞれのイメージにあわせたリップスティックやアイシャドーなど限定色を発売して大ヒット。今秋には、60代を対象にしたリップスティックの広告キャンペーンも展開される予定です。
70年代に一世を風びしたスーパーモデルたちも復活しています。52歳のクリスティ・ブリンクリーは、ラディアンスの「アンチ・エージング」商品のキャンペーンモデルに起用され、モデル復帰を果たしました。また、女優としても活躍した57歳の元モデル、ディル・ハドンも、ロレアル・パリの「Age Perfect」クリームの広告モデルに起用されています。
これまでコスメ業界は、「若さ」が美徳であり、できるだけ若くて美しいモデルを起用することで商品を売ってきました。ディルはロサンゼルス・タイムズ紙にこう語っています。「20年前、モデルとしてはもう下り坂だと言われた。そしてもう仕事はないと言われた。でも、私の人生はまだ始まったばかり。もし、私にそう言うなら、世の中の全ての女性が終わりだと言われているのと同じだと感じた」。そして20年後、ディルは再びコスメ業界のモデルに返り咲いたのです。
業界関係者によると、これまでターゲットにしていた18歳から49歳までの人口は1億3500万人ですが、この世代の人口は今後数十年の間にかなり減少することが予測されています。一方、50歳以上の世代人口は増え続ける一方。そのため、各メーカーはこの50代以上をターゲットにした商品の開発に力を注いでいて、それは同時にこの世代を代表する美しい中年スターの復活へとつながっていったのです。
「40歳以上の女性で、堂々と自分は40代です! と宣言する人はいない。私は、そんな人たちが少しでも自信が持てるようにするための手助けがしたい」とシャロンはディオールのモデルを引き受けた動機を語っていました。ダイアンを起用したロレアルのアメリカ支社長はハミルトン氏は、「人工的なところがまったくないナチュラルビューティー。それに自分自身に自信を持っている人」と起用理由を語っています。
アンチ・エージングはシワやシミなどの見た目だけでなく、内面の輝きも大切。それが、外見だけでなく、年齢を重ねるにつれ自信に満ちあふれ、内面も輝いているハリウッドスターたちがもてはやされる理由なのでしょう。「若くて美しい魅力的な中年女性」。このブームはしばらく続きそうです。
(このコラムの更新は毎週火曜日です)
July 4, 2006 02:37 PM | トラックバック (1)
