2006年05月09日

トム・クルーズ興行成績に失望?

 最近何かとメディアを騒がせているトム・クルーズ。5日に「M:I-3」が全米公開されましたが、予想を下回る興行収入に「私生活が映画の興行に影響した」と早くも手厳しい意見がメディアをにぎわせています。

 週末3日間で4800万ドルを稼ぎ、今週末のボックスオフィスでダントツ1位に輝いた「M:I-3」ですが、初登場週の数字としては史上57位。スーパースター、トム・クルーズの大作映画としては当然ながら期待はずれの数字と言わざるを得ない結果となってしまいました。それでも4800万ドルという数字は充分に立派。世界的に見ればこの週末だけで1億1800万ドルも稼ぎ出しており、まだまだトムがスーパースターであることに変わりはありません。

 それでも前作「M:I-2」の5780万ドル、昨夏の「宇宙戦争」の6490万ドルには及ばなかっただけに、その原因を私生活のスキャンダルと結びつけるられているというのが実態。「私生活のスキャンダルがファン離れを招いた」と論するメディアもあるほどです。

 この1年ほどトムは私生活の話題を振りまいてきました。ケイティ・ホームズとの電撃婚約から始まり、トーク番組で「僕は恋をしている!」と叫んでソファの上で飛び跳ねる奇行を演じ、信仰するサイエントロジーに絡んだ様々な奇行発言、そしてケイティの出産…。と、プライベートな話題が続き、米メディアは2人のことを“TOMKAT”と命名してタブロイド誌の格好のネタとされてきました。

 そんな中での大作公開だけに、その興行収入に大きな注目が集まっていたのです。数々のスキャンダルで女性ファン離れが懸念されているだけに、関係者も「まだ数字を稼げるスーパースターなのか」「ハリウッドにおけるトムの影響力が低下しているのではないか」と疑心暗鬼で今週末の結果を見守っていたはずです。

 配給のパラマウント映画はさっそく、「興行に私生活は影響されていない」とのコメントを発表していましたが、この興行成績を「DISAPPOINTMENT(失望)」と見るメディアが多かったように思います。昨年の「宇宙戦争」の公開時には、ケイティとの婚約の話題で持ちきりでしたが、映画は大ヒットしました。今作は本年度のアカデミー賞で主演男優賞に輝いたフィリップ・シーモア・ホフマンが悪役で出演しており、作品の内容も前2作に引けをとらない面白さであるが故に余計に“失望”と捉えられてしまったのかもしれません。

 それでもやっぱりトムはスーパースター。4日にハリウッドで行われたプレミアには、おなじみのテーマ曲が大音量で流れる中、スーパーカーで登場する枠な演出で、集まった数千人のファンを魅了。「トム」コールが湧き上がる中、サインや写真撮影にも応じ、マイクを手にメッセージを送る徹底したファンサービスぶりは、さすがはトムという感じでした。今のハリウッドでこんなド派手なパフォーマンスが似合うのはやはりスーパースターのトムくらいでしょう。どんなに私生活のスキャンダルが報じられても、世界各国でトムの現れるところには大勢のファンが集まり、「I LOVE TOM」や「MY IDOL」と書かれたプラカードを持った熱狂的なファンに迎えられています。

 今夏は話題の大作が続々と公開を控えており、19日にはいよいよ「ダ・ヴィンチ・コード」が公開されます。私生活の注目と興行成績の因果関係を語るにはまだ時期尚早。「M:I-3」を含めて、最終的にどの作品が今夏のボックスオフィスを制するのか、多いに注目したいところです。

(このコラムの更新は毎週火曜日です)

May 9, 2006 01:22 PM

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