2005年08月30日

「40歳童貞」に女性殺到

 日本では「電車男」が大ヒットしていますが、海を越えた米国でもちょっと変わった映画が大ヒットしています。その名もずばり、「The 40 Year-Old Virgin(40歳童貞)」。タイトルどおり、ずばり女性経験が1度もない40歳の男性がついに童貞を捨てるまでを描いたラブコメディーです。19日に公開され、週末3日間で2060万ドルの売り上げがあり、予想外の大ヒットとなっています。

 タイトルだけを見ると、悲劇のように聞こえるため、「ちょっと怖いかも」と思ってしまいそうですが、主人公はまじめに女性とセックスがしたいと願う40歳。フィギュアマニアであること=「オタク系」であるという点、女性の扱い方がまったく分からないという点は、「電車男」と共通しています。しかし、大きな違いはこの童貞男には「エルメス」はまだ現れていないのです。職場の友人の協力を得て、念願の初体験をしようと躍起になる姿は、爆笑の連続。

 今や10代でセックスを経験済みなんて珍しくも何ともない時代に、こんな化石みたいな男の存在自体が「変態」と言われそう。しかし、主人公のアンディ(スティーブ・カレル)は、とてもポジティブ。周囲には童貞であることを隠していたが、ある時嘘がばれてしまう。そこからのアンディの開き直りは見ていて快感。怖いもの知らずで、友人のばかげた助言に従って次々ターゲットに挑むわけだが、撃沈の連続。そしてやっと見つけた童貞男の「エルメス」は、なんとバツイチのセックス否定主義者だった。「さあ、どうするアンディ!」。ここまで来ると観客の多くはアンディを応援せずにはいられなくなっています。

 スティーブの演技は、悲劇を喜劇に見せるだけの十分な説得力があり、下ネタ満載、寝起きの勃起シーンなど、かなりきわどいシーンも多いが、嫌らしさはみじんも感じさせない。むしろ、観客の半数以上は女性で、初めから終わりまで劇場には笑い声がこだまし、大うけしている年配女性の姿もあるほど。テレビやネット、携帯電話で性がはんらんする世の中にあり、アンディの笑顔は、まさに汚れを知らない少年そのもの。そこが女性のハートをつかんだゆえんかもしれません。

 この映画のヒットを受けて、米アス・ウィークリー誌がスターがいつ処女、童貞を失ったかの特集記事を掲載。ブリトニー・スピアーズやケイト・ハドソンら人気スターが処女を失った時の様子を赤裸々に告白しているのです。

 ブリトニー「18歳。(元恋人の)ジャスティン(・ティンバーレイク)と付き合って2年目に入ったころ。彼が運命の人だと思っていたけど、それは違っていた」。

 ケイト「15歳。ママ(ゴールディ・ホーン)に“セックスしたでしょ”って言われたのを覚えているわ。相手はその当時夢中になっていた男の子だった」。

 ジェシカ・アルバ「18歳。何か性的なことをすれば、汚れた淫らな人間になるって教えられたの」。

 ジャスティン「僕は15歳のころからセックスしている。楽しいし、崇拝している」。

 タラ・リード「17歳。ジャージー・ショア・ビーチにある家の下。砂の上でだった400匹の蚊がいて、あちこち刺されて最悪だった」。

 ジェシカ・シンプソン「22歳。それは新婚初夜で、とても素晴らしかった。彼は私のドレスを脱がせたの」。

 スターがこんな告白しちゃって良いのでしょうかね。でも、さすがに40歳で処女、童貞は見当たらないようですね。

August 30, 2005 02:24 PM | トラックバック (21)

2005年08月23日

オスカー取りへ「女優対決」注目

 夏休みが終わる9月から、ハリウッドは来年のオスカーを狙う作品が次々と公開されます。そんな中で、今年の注目は「女優対決」。人気女優の主演作が相次ぎ、来年のオスカーを前に早くもスクリーンで激しいバトルを繰り広げることになりそうです。

 まずは「告発の行方」「羊たちの沈黙」で2度のアカデミー賞に輝いているジョディ・フォスター。高度3万フィートを飛行中の旅客機の中から娘が突然いなくなるというスリラー「フライトプラン」で、消えた娘を探す母親役を演じている。空の上の閉ざされた空間で起こるスリラーは、恐怖感満点。ヒッチコック風と評される同作でフォスターの恐怖の演技が期待される。

 「恋に落ちたシェークスピア」でアカデミー賞に輝いたグィネス・パルトローは、「プルーフ(原題)」でオスカー俳優アンソニー・ホプキンスと共演する。ピュリッツアー賞受賞作の映画化。同作の撮影中に妊娠が発覚したグィネス。クランクアップまで誰にも知られず演じきったというエピソードがある。

 「モンスター」で実在した殺人鬼を演じてアカデミー賞に輝いたシャーリーズ・セロンは、「ノース・カントリー」で再び職場でのセクハラに立ち向かう実在した女性を熱演している。

 若手NO・1といわれるキーラ・ナイトレーは、モデルから賞金稼ぎとなった「ドミノ(原題)」と5人姉妹の物語「プライド・アンド・プレジャディス(原題)」の2本の公開が控えている。

 キャメロン・ディアスは、「チャーリーズ・エンジェルズ・フルスロットル」以来2年ぶりとなる「イン・ハー・シューズ(原題)」に主演する。堅実でブスの姉と美人だけど読み書きができない馬鹿な妹という姉妹を描いた作品で、ディアスはどうしようもないパーティーガールの妹を演じている。

 ブラッド・ピットとの離婚で何かと注目されているジェニファー・アニストンの離婚発表後初の出演作となるのが、「ディレイルド(原題)」。12月には「ルーモア・ハズ・イット(原題)」も公開される予定で、離婚後の躍進は目覚しい。

 日本では人気が今一つのようだが、ハリウッドでは新ラブコメ女王と呼ばれるリース・ウィザースプーンは、「ウォーク・ザ・ライン(原題)」に主演する。ジョニー・キャッシュによる自伝の映画化で、キャッシュの最初の妻を演じており、オスカーの呼び声も高い。

 「ファンタスティック・フォー」や「シンシティ」などで人気急上昇中のジェシカ・アルバは、「イントゥ・ザ・ブルー(原題)」でダイバー役を演じている。

 秋は映画館でじっくりと女優鑑賞をするのも楽しいかもしれない。

August 23, 2005 02:22 PM | トラックバック (1)

2005年08月16日

鬼才ギリアム監督が帰ってきた

 「12モンキーズ」や「未来世紀ブラジル」など個性的な作品で知られるテリー・ギリアム監督の「ラスベガスをやっつけろ」以来7年ぶりとなる新作「グリム・ブラザーズ」のワールドプレミアが先週、ロサンゼルスで行われた。

 かなりの変人で、作品作りに関しても並々ならぬ執着心を持っているギリアム監督。しかし、ハリウッドでは「彼の作品に出るのは夢だ」と語るスターは多い。今作で魔女を演じたモニカ・ベルッチもその1人。「テリーは欧州では天才と呼ばれている。一緒に仕事がしたかったので、とてもラッキー」と目を輝かせてた。

 それを証明するかのように、今作も豪華キャストが実現。イタリアの宝石と称されるモニカに加え、兄弟を演じたのはマット・デイモンとヒース・レジャー。ピーター・ストーメア、リチャード・ライディングスらが脇を固めている。当初はデイモンの役をジョニー・デップがやるとの噂もあったほか、モニカが演じた魔女もニコール・キッドマンやユマ・サーマンらが興味を示していたと言われている。

 ギリアム監督は、作品もさることながら本人のキャラもかなりイケている。インタビュー中も終始、顔をくしゃくしゃにしながら大声で笑っていた。そしてよくしゃべる。こちらが1つ質問すると、倍以上の答えが返ってくる。プレミアのレッドカーペットのインタビューでもずっとしゃべり続け、最後は広報担当者に強引に手を引きずられ、無理やり上映会場へ連れて行かれたほど。それでも最後まで大声で何かを叫けび続け、記者の質問に答えようとしていたのがとても印象的だった。

 独自の映像表現とシニカルな視点が売りの監督だけに、撮影現場でも頭の中にあるたくさんのアイデアが次々と飛び出し、役者たちを困惑させることも多々あったようだ。また、セットにもギリアム監督らしいこだわりを見せている。物語の重要なカギを握る森は、実はすべて人工。巨大なセットに本物の森を再現したのだという。また、当初は極力CGを使わず実写で撮影することを試みたというギリアム監督だが、できあがった映像は満足がいくものではなかったという。さらにスタジオ側との対立など、作品の公開が決まるまでかなり険しい道のりがあった。

 これまでもスタジオ側との対立が絶えず、何かと話題となっていたギリアム監督。「未来世紀ブラジル」では、あまりに難解なストーリーとアンハッピーな結末ゆえに配給元のユニバーサル映画と衝突。さらに、10年間構想を温め続けてきた「ドン・キホーテ」に至ってはわずか6日で製作中止に追い込まれ、その過程を「ロスト・イン・ラ・マンチャ」というタイトルのドキュメンタリーとして発表した。今作も実は公開が予定よりも1年以上も遅れていたことから、ファンの間では「再びお蔵入りの悪夢?」と心配されたほど。

 あのグリム童話で知られるグリム兄弟を題材にした作品は、随所に「赤ずきん」や「ヘンゼルとグレーテル」「白雪姫」など誰もが知っている童話がちりばめられた冒険ファンタジー。世界の鬼才ギリアム監督が、独自の演出と映像で観客をファンタジーの世界に導いてくれる。全米は26日、日本でも今秋公開される。また同作の後は「タイランド」の公開も決まっており、久々にギリアム作品のファンにとっては楽しみが尽きない年になりそうだ。

August 16, 2005 02:19 PM | トラックバック (11)

2005年08月09日

スター同士の確執を一挙暴露

 恋愛をめぐるトラブル、三角関係、嫉妬、自己中などが原因で、ハリウッドの人間関係はとても複雑。犬猿の仲と言われるスターもいれば、メディアで公然とライバルを批判するスターもいる。また、思わぬ鉢合わせでトラブルに巻き込まれるスターもいる。そんなハリウッドのスター同士の確執を一挙暴露します。

 まずはこの2人。パリス・ヒルトンVSニコール・リッチー。かつては親友としていつも一緒にハリウッドのパーティーに繰り出し、FOXテレビのリアリティー番組「シンプル・ライフ」でも共演していた2人。しかし今年4月に突然、パリスがニコールとの「絶交宣言」を。以降は2人が一緒に遊ぶ姿をキャッチした写真がタブロイド誌から消えた。「シンプル・ライフ」の続編についても、パリスはニコールと再び組むことを拒否し、テレビ局にロッド・スチュワートの娘キンバリーを相棒にと指名したほど。しかしそんなわがままはもちろん通らず、FOXは2人でシリーズ続編を製作することを正式に発表。共に婚約中にあって、セレブの結婚準備を題材にしたシリーズで高視聴率を狙うもくろみだというが、2人の撮影は別々、編集で何とかつじつまを合わせるという苦肉の策を強いられているのだとか。パリスは婚約者の元恋人と鉢合わせして首を絞められたり、かつても恋人を巡って元妻に殴られるなど、恋愛絡みの確執も以外に多い。

 トラブルメーカーとなりつつあるトム・クルーズVSローレン・バコール。バコールはタイムス誌のインタビューで、トムは恋人のケイティ・ホームズとの恋愛を映画の宣伝に利用するなんて無作法きわまりない行為と公然と批判。さらにトムは安っぽく、演技力も貧弱だと滅多切りした。トムと言えば、産後のうつ気分を打開するために抗うつ剤を使用したことを告白したブルック・シールズともバトルを繰り広げたばかり。最近は自らの発言や行動が原因で、ハリウッド中に敵を作っているようです。

 リンゼイ・ローハンVSアシュリー・シンプソンは、ウィルマー・パルデラマを巡る恋愛トラブルが原因での確執だ。リンゼイは昨年11月にウィルマーと破局したが、今春になってアシュリーとウィルマーが交際を始めたのだ。6月のMTVアワード後のパーティーで、リンゼイはシンプソン姉妹を会場から追い出すようボディーガードに命令したといわれている。その後、ハリウッドのクラブで鉢合わせした際には逆にアシュリーが「どうやってリンゼイからウィルマーを略奪したのかを歌にしたのよ」とリンゼイを挑発したと言われており、2人のバトルはしばらく続きそうだ。リンゼイはこれまでも、アーロン・カーターに二股をかけられたことが原因で、ヒラリー・ダフともバトルを繰り広げている。

 ジュリア・ロバーツVSキャサリン・ゼタジョーンズ。「オーシャンズ12」で共演した2人だが、撮影現場では意外な確執があった。当時妊娠中だったジュリアは劇中でも妊婦役を演じたが、キャサリンはゴージャスな衣装でブラピとのラブシーンもあったことに嫉妬。「私より彼女が目立つなんて許せない!」と激怒し、キャサリンの衣装を地味にするように監督に直談判までしたのだとか。ジュリアは「モナリザ・スマイル」で共演したキルスティン・ダンストに対しても現場で夫と仲良くしたことを根に持ち、撮影中ずっと無視し続けたこともあった。

 暴言でライバルをこき落とすスターもいる。ポスト、メグ・ライアンと言われるリーズ・ウィザースプーンは、ジェシカ・シンプソンがセクシーさを売りにしていることを言及し、「あたしって馬鹿なの。でもかわいいでしょ? なんて、恥べきことを賞賛していてあきれ果ててしまったわ」と攻撃。エルトン・ジョンはマドンナのパフォーマンスは口パクだと非難し、ジョージ・マイケルのアルバムは「彼の不幸がにじみ出ている」と斬った。

 スターは常に自分が一番と思っている。当然ながら毒舌でライバルをこき落としなんて日常茶飯事。そうやって誰もが自分の力を誇示しているのです。

August 9, 2005 02:11 PM | トラックバック (2)

2005年08月02日

キャスティングの裏側は…

 映画の成功を左右するキャスティング。ハリウッドでもキャスティングを巡るトラブルは日常茶飯事。主役の突然の交代劇や、続編ではなぜか主役が違ったりとか。そんなキャスティングの裏側をこっそりと教えちゃいます。

 まずは、今年のアカデミー賞に輝いた「ミリオンダラー・ベイビー」から。女性ボクサーのマギー役でこん身の演技を見せて、2度目のアカデミー賞に輝いたヒラリー・スワンクだが、当初はこの役はサンドラ・ブロックがやるはずでした。しかし、ブロックが出演を拒否したため、結局はスワンクに再びオスカーをもたらせることとなったのです。

 「スパイダーマン」のキャスティングも色々ともめ事がありました。トビー・マグワイア演じるスパイダーマン役は当初、レオナルド・ディカプリオやフレディ・プリンゼJrらが候補にあげられていたのです。さらにマグワイア主演で1作品目が大ヒットした直後に、今度はマグワイアに降板の噂が。一時はジェイク・ギレンホールが代役に決まりかけていたこともありましたが、再びマグワイアがスパイダーマンを演じることで丸くおさまった珍しいケースです。

 ヴィン・ディーゼルは大ヒット作の続編を相次いで降板しています。「ワイルド・スピード」の続編は「脚本が気に入らないから」と辞退し、続いて「トリプルX」の続編も別の作品に出演するためと称して降板しています。しかし、本当の理由は知名度の上がったディーゼルが続編では法外なギャラを要求したため、スタジオ側からはねつけられたことが原因だそうです。

 現在イタリア・ローマで撮影中のトム・クルーズ主演の大ヒット作「ミッション・インポッシブル3」のヒロイン役も紆余曲折でした。名前があがっただけでも、ティーンアイドルのリンジー・ローハンや英セクシー女優ケリー・ブルック、スカーレット・ヨハンソン、そしてなんと恋人のケイティ・ホームズとの共演説までもが浮上しました。そのケイティは、トムとの熱愛が原因で「バットマン・ビギンズ」の続編を降板させられたと言われています。

 渡辺謙のハリウッド映画3作品目となる「SAYURI」のキャスティングをめぐっても一悶着ありました。もともとスティーブン・スピルバーグ監督がメガホンを取ることで企画されてきましたが、度重なる製作延期でお蔵入り。その後、「シカゴ」のロブ・マーシャル監督が引き継ぎ、スピルバーグ監督は製作にまわる形で実現されることになったが、最初の企画では役所広司が主演の会長を演じることになっていたといいます。さらにチャン・ツィイーのさゆり役も当時無名のニューヨーク在住のダンサーに決まっていたのです。

 大物俳優だってクランクイン直前に降板することがあります。ブラッド・ピットはSF映画「ザ・ファウンテン」をクランクイン直前になって降板。製作中止も噂されましたが、最近になってヒュー・ジャックマン主演で再スタートされることになりました。

 大ヒットシリーズ「マトリックス」のヒーローで一躍大スターとなったキアヌ・リーブスは、こちらも決まるまでにかなりもめたのです。最初にネオ役をオファーされたのは、ユアン・マクレガー。次はウィル・スミスだったそうです。2人に断られ、最終的にこの役を射止めたのがキアヌだったのです。キアヌの出世作となった「スピード」も、最初はジェフ・ブリッジスを想定として企画されていたのです。

 そんなラッキーを手にしたのは他にもいます。ゴールデングローブ賞を受賞した「シカゴ」の弁護士役は当初はリチャード・ギアではなく、ジョン・トラボルタが第1候補でした。人気急上昇中のコリン・ファレルも「マイノリティー・リポート」に出演できたのは、マット・デーモンが断ったおかげ。また、「タイタニック」もレオナルド・ディカプリオが第1候補ではなかったのです。

August 2, 2005 01:58 PM | トラックバック (6)