2005年04月19日

デニーロに引けを取らないダコタちゃん

 次々に大物俳優と共演し、天才子役の名を欲しいままにしているダコタ・ファニング。23日公開の次回作「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」では、ロバート・デニーロの娘役を好演しています。

 同作のビルボードを初めて目にしてたときはいささか驚きました。ビルボードに書かれたクレジット(俳優の名前)が、デニーロと同じ大きさだったのですから。「ダコタちゃんもついにデニーロと名前を並べるまでになったのねー」と、まるで母親みたいな気分になってしまいました。

 あどけない笑顔と無邪気な子供らしさとは裏腹に、大人顔負けの演技力で今や引っ張りだこのダコタちゃん。ついに、「デニーロVSダコタ」が見られるのかと、映画ファンとしては楽しみな1作となりました。

 劇場長編デビュー作となった「アイ・アム・サム」でショーン・ペンの子供役を演じて観客の涙を誘いブレーク。映画俳優組合賞の助演女優賞に史上最年少でノミネートされ、ゴールデン・サテライト賞、放送映画評論家協会賞などを受賞し、わずか7歳にして女優の仲間入りを果たしたのです。

 その後もシャーリーズ・セロンの娘役を演じた「コール」では、誘拐されるぜんそく持ちの少女を好演。03年にはブリタニー・マーフィと共演した「アップタウン・ガールズ」、マイク・マイヤーズ主演の「ハットしてキャット」、と立て続けに出演。昨年は「マイ・ボディーガード」でオスカー俳優デンゼル・ワシントンと共演と、とにかく超一流ハリウッドスターたちと次々と共演しまくるという忙しさ。

 これがわずか11歳の少女なのだから、驚きです。しかも、作品の選び方がとてもうまい。作品ごとに演技力の幅を確実に広げており、将来どんな女優になるのか楽しみです。

 そのダコタちゃんの待望の新作がデニーロと共演したサイコスリラー「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」。今回は愛らしい少女ではなく、残虐で怖いキャラを演じました。母親を亡くし、心を閉ざしてしまった娘を何とか立ち直らせようと努力する父親に反抗するさまは迫真の演技で、見ているものにある種の不気味さや恐怖感を与えています。

 その迫真の演技が「怖い」と話題になるほどで、デニーロとの共演で女優としてまたひと回り成長したようです。名優デニーロにまったく引けを取らない存在感は、すでにスター女優の風格すら感じ、演技力はデニーロと互角と言っても過言ではありません。

 そんなダコタちゃんの次回作は、6月29日に公開される「宇宙戦争」。今度はトム・クルーズの娘役を演じている。その後も「不思議の国のアリス」に主演することも決まっており、こちらはシリーズ化が予想されています。今やハリウッドでもっとも忙しい女優と言っても過言ではないでしょう。

 これだけ売れっ子だと気にかかることも…。それはスター子役の悲しい末路です。

 子役として真っ先に思い浮かぶのは、「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキン。一躍人気者となった後はアル中、ギャラを巡る両親との泥沼裁判、結婚・離婚と転落の人生を歩んだことでも有名です。「E.T.」の子役から女優へ変身したドリュー・バリモアも、子役でブレークした後はアル中、薬物使用、自殺未遂など破天荒な人生を送っています。

 ダコタちゃんには、このような悪の道に走ることなくまっすぐにスター街道を突き進んで大人の女優に変身して欲しいと願ってやみません。

April 19, 2005 11:32 AM

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