2007年04月02日
チームイチ練習熱心で、チームイチ不振だった!? 試合を決めた。大垣日大・北上君の一打。
1試合目に続き、今日の2試合目、帝京対大垣日大戦も、これまで不振だった選手の一打が試合を決めました。大垣日大の北上雄太(左翼・3年)君です。1回裏、2対2の同点に追いつき、なお2死三塁で北上君が無心でたたいた直球はレフト前へ。勝ち越しました。「一塁に立っていても、しばらく頭が真っ白でした!」と嬉しそうに話してくれました。
実は、数日前。大垣日大の吉田隼人コーチからこんな話を聞いていました。
「試合の前日、バットのグリップエンドにテープを巻くんです。でもね、一夜明けると、北上のバットだけが、もうそのテープがボロボロ。アイツだけ試合前にもう一度巻いてもらっているんですよ。一晩でどれだけバットを振っていたんでしょうね」と。
この3戦で、6打数0安打。スタメンでただ一人、ヒットを打っていなかったのが北上選手でした。大阪から、坂口監督の誘いで大垣日大に入学。
「両親が大垣に出してくれた。この舞台で頑張っている姿を見せたいのにそれができない。悔しかったんです」
宿舎で、少しでも時間があると、バットを持って駐車場へいく。部屋でもバットを離さない。チームで徹底している右肩を固定して、体が前に突っ込まないように、とただひたすらバットを振りました。
「これまで、凡打でベンチに戻ってきても、坂口先生が、“雄太、オマエ、うまくなったな。もう少しだぞ”と声をかけてくれていました。自信をなくすことがありませんでした。逆に、よし、次は必ず、という気持ちになっていたんです」と北上君は胸を張っていいます。
「本当にやってきて良かったです」
両親への感謝の思い。監督への恩返し。そして、頑張ってここまで勝ち進んで、チャンスをくれたチームメートに、“ありがとう”の気持ち。今日の一打は、そんな北上君の思いがたっくさん詰まった1本だったのね。努力は人を裏切らないって本当だね。よかったね、北上君! 明日も思う存分暴れてね!
写真右が北上君。野球に熱を入れる毎日と、明るいチームメートのおかげで、ホームシックには一度もかかったことがないんだって。
April 2, 2007 07:20 PM
