2006年08月16日
今治西のボール1球作戦とは!?
今治西には選手の間での「必勝作戦」がありました。
名付けて「ボール1球作戦!」(写真は左から、熊代聖人君、山本大輔君、宇高幸治君、崎原悠介君)
「攻撃の時、相手投手が1球投げた瞬間に、全員でベンチで盛り上がる作戦です」と宇高幸治君。
春の県大会、劣勢だったときに、宇高君の合図で始めたこの作戦。相手投手がビックリして、そこから打線が爆発! また、味方の悪い雰囲気をガラッと変えたい時にやると効果があるのだとか。
熊代聖人君(投手)「ボール1球作戦がひときわ目立つように、みんなでその前は静かにするんです」
山本大輔君「宇高がみんなに、シーって言って静かにさせる。」
宇高君「山本の合図で、相手投手が1球投げた瞬間にワァ~って一斉に声を出す!」
初戦はもちろん、そして、2回戦の文芸星大付戦でも、この「ボール1球作戦」をやっていたんだよ! 文芸星大付戦では、4回表、ダメ押しの8点目が入ったとき、実は全員がベンチの前で「ワァ~」って大声をあげていたのです! これが今治西の勝利の方程式!?と楽しく試合を見せてもらっていました。
…でも、今日の3回戦、日大山形戦。ベンチにはそれらしい動きが見えませんでした。そして、延長13回、サヨナラ負け。試合後、山本君が言いました。
「今日は、何かみんないつもと違った。そんな雰囲気じゃなかったというか…。余裕がなかったのかなぁ…」と首をかしげました。そっか、どこかで自分たちらしい”明るさ”を失っていたのかもしれないね。
でも、上下関係なく、みんな仲が良くて。チームワークのよさは、今日の試合でも見せてくれたよ。
13回表、暴投で同点。そして犠牲フライで逆転サヨナラ負け。泣きじゃくる2年生エースの熊代君に、
「アイツがいなければここまでこれなかった。本当によく頑張ってくれたと思います」と宇高君。
「いつも明るくチームを引っ張ってくれた。宇高がいなければ、このチームは成り立たないんです」と山本君。
みんながいたからここ、甲子園に来られた。
みんながいたから、野球ができる。
仲間とともに戦った日々。負けはしたけど、今治西ナインの涙は充実感でイッパイでした。
来年もまたここでーー。ボール1球作戦、見せてくれるかな?
August 16, 2006 03:43 PM
