2006年08月07日
開星・1年生投手、小池投手。先輩たちがくれた大舞台
8回表、二死三塁。開星3番手としてマウンドにあがった小池洋史君(投手・1年)に向かって、内野から、ベンチから。開星の選手たちの声が飛び交いました。
「大丈夫だ、打たせて来い!」「オマエは1年生なんだ。思い切ってやれ!」
得意の低めのスライダーで三振。
「コントロールがよくなかったけど、精一杯投げました。(2/3回を投げ被安打1)先輩たちから、声をかけてもらって、とても心強かったです」と、敗戦にも満足げな顔を見せました。
小学校5年のとき、テレビで見た甲子園の試合。大差で負けていたチームが最終回にホームランを打ったシーンに胸を打たれました。
「甲子園の大舞台で最後まであきらめない野球。僕も甲子園でプレーがしたい、と思いました」と小池君。
中学時代は市の夏体連で優勝。県大会でベスト8。甲子園を狙える学校に行きたい、とこの春、開星に進学。入学後はレベルの高さに戸惑いましたが、そんな不安を消してくれたのが先輩たちでした。
「2年生エースの吉田さん(悟=投手・2年)、三園さん(卓哉=投手・3年)が、フォームの悪い点を修正してくれました」
入学して1ヶ月、5月のこと。
「投げるときに、ヒザが開いてしまうから、ボールの力が落ちるんだ」とアドバイス。
「先輩たちの言うとおりにフォームを修正したら、いい球がいくようになった。実はそれまであまりピッチャーが好きじゃなかったんですが、球の伸びも出てきて思ったところに球がいくようになった。ピッチャーが好きになりました」
そのおかげで5月下旬にはメンバー入り。中国大会では決勝の関西戦、9回の1イニングに登板。この夏もメンバー入りして初めての甲子園を経験しました。
それまで、小池君はマウンドで弱気になってしまうことが課題でした。
「だいぶ、マウンド度胸がついたと思います。今日も負けはしたけど、堂々と投げることができました」
先輩たちにもらった自信。先輩たちが作ってくれたこの大舞台で、大きな自信を手にした 小池君。
試合後の通路で、「オマエにはあと2年あるだろう。頑張ってまた来いよ」3年生が次々と小池君の肩をポンポンと叩いていきました。
「みんな優しくて、厳しいところもあって…。頼れる先輩たちでした。これから、先輩たちから学んだことをしっかり生かして今後の野球に生かしたいと思います」
それまでうつむいていた顔をぐっとあげ、胸を張った小池君。先輩から後輩へ受け継がれた甲子園の思い。来年は、先輩たちの分までこの甲子園で、このマウンドで。いいピッチングを見せてね!
August 7, 2006 07:38 AM
