2005年03月28日
青森山田、高橋君。近くて遠い甲子園のバッターボックス
今大会、初泣きです(T_T)。
青森山田対沖縄尚学戦。試合後の通路で、うつむいていたのが背番号3の高橋浩二君でした。
「今までやってきたことをやろうとしていたけど…出れないことには意味がない。何も考えられないです…悔しい…」
そういって、唇をギュッとかみました。この日の試合、スタメンで出場したものの、初回からエース柳田将利君が打ち込まれ、2回から、降板して一塁の守備へ。一塁の守備しか練習していなかった高橋君はバッターボックスに一度も立つことなくベンチへ。「試合に出たい。バッターボックスに立ちたい」ベンチで涙が溢れて止まりませんでした」そんな悔しい顔をみていて、思わずもらい泣きしちゃいました(T_T)…!
つい先日、青森山田の宿舎に取材に行ったときのこと。エース柳田将利君が「去年の夏から一番頑張ったヤツですよ」と紹介してくれたのが、高橋君と山崎将太君でした。夏の県大会では20人の登録。甲子園の登録は18人。そこで、メンバーを外れたのが、この二人でした。「あのときは悔しくて…僕だけが蚊帳の外にいる感じがしていました」
落ち込んでいた高橋君に声をかけてくれたのが、五十嵐部長先生でした。「腐るなよ。今度は実力で甲子園をつかめ」と。「パワーをつけてもっと打てるようになりたい」。そう心に決め、毎日、3kgバットで200本、マスコットバットで200本、金属バットで100本のスイング。そして、毎日1時間のウエート。秋はスタメン入り。打率3割6分4厘と活躍して、選抜の背番号3を手にしました。
「この背番号をもらったときはうれしくて。着た姿を真っ先に柳田に見せにいきましたよ(笑)」と高橋君。でも…去年の夏。アルプスから見た甲子園。遠く見えた場所を、春はベンチから見られた。でも、今度はバッターボックスが遠くに見えた。
「今度はどこの場所でも守れるようになって、甲子園のバッターボックスに立ちたいです」
昨夏甲子園。そして春の甲子園。大舞台を糧に成長している高橋君。成長のスピードはちょっとずつでもいいじゃない。球児の憧れの場所で課題を見つけられるなんて、幸せだよ。高橋君、夏は、どんな成長をして、戻ってきてくれるのかな。甲子園のバッターボックスに立つ姿を楽しみにしてます!
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写真左から、山崎将太君、高橋浩二君、柳田将利君
March 28, 2005 10:25 AM
