2005年03月26日
大産大付、友情でつかんだ大舞台
今日、第2試合、大産大付対愛工大名電戦。2回、愛工大名電の攻撃で、一塁線、ぎりぎりを抜けようとする打球を、ファーストの 福山克己君(写真、中央でピースをしているのが福山君)が逆シングルで一塁ベース横ギリギリでキャッチ。「ナイスキャッチ!」二塁の津賀博規君の声。その瞬間、二人、目を合わせてニッコリ笑顔を見せました。
二人はチームの盛り上げ役の明るいコンビ。時々、ふざけすぎてキャプテンの君に怒られることも。「ハイ…昨日のミーティングでも調子に乗りすぎちゃって、変な顔してみんなを笑わせていたら、“ちゃんとしてケジメをつけろ!”って怒られちゃいました^_^; 」
さて、そんな福山君には、忘れられない試合がありました。秋の大阪大会、準決勝、東海大仰星戦。9回裏、1アウト二塁。一塁線に飛んだ打球を顔に当て、サヨナラエラーに。
「自分のせいで負けた。自分のせいで選抜出場できないかもしれない」
いつもは明るい福山君も、自分を責めるばかり。「声をかけても返事がない。下を向いてばかりでした」と津賀君。翌日の3位決定戦に勝たなければ、近畿大会出場はなくなる。「何とかして気持ちを切り替えさせないと」津賀君は、その夜福山君を、その日の試合をビデオを見よう、と誘いました。目を背けたいエラー。翌日の試合で気持ちを切り替えて戦うためには、向き合わなければ。「明日は絶対にやったろうぜ。な、切り替えていこう!」。
翌日の商大堺戦では、ノーエラー。チームも、エース大西克典君の好投で選抜出場を決めました。
冬の間。福山君は守備の強化に取り組みました。毎日、全体練習が終わってから、居残りで特守。その練習に毎日付き合ってくれたのが、津賀君でした。「アイツは守備がうまいからよく教えてもらいました。グローブがねている。もう一歩、前に出ろ、とね。1年生にノックを打ってもらって、約1時間。毎日練習しました」
二人の友情でつかんだ甲子園の舞台。「俺らの野球をみせたろうぜ!」ベンチで声をかけ、最後まであきらめずに戦った二人。守備の間もいつも顔を見合わせて笑顔。それが「落ち着いて!」の合図。「不思議と津賀の笑顔を見ると落ち着くんですよ(笑)」と福山君。「夏までに、もっと守備を強化して、夏の甲子園に戻ってきます!」
夏は、勝って喜ぶ二人の笑顔が見たいなぁ。
March 26, 2005 02:43 PM
