2007年12月03日
上園新人王に監督の“裏ワザ”あり:町田達彦
岡田監督の“根回し”が実った。上園投手がシーズン8勝を評価されて、新人王に輝いた。他人事のように書いたが、評価したのは、他ならぬわれわれ野球担当記者だ。5年以上の現場経験がある記者の投票で、トラのルーキー右腕が一生で1度の賞を手にした。
「大阪の記者は力がないからなあ、こっちから洗脳していかんとな」
シーズンが終わると、岡田監督がしきりにうそぶいていた。「勝ち星が上のもんが選ばれんとおかしいやろ」。ライバルの巨人金刃を、1差だが勝利数で上回った。上園に投票が集まるよう、ことあるごとに記者の前で援護射撃をした。
「力がない」と言われては立つ瀬もないが、新人王の他にもMVPやベストナインが記者投票で決まる。もちろん、候補選手の実力を公平にジャッジすることに務めてはいるが、いかんせん、記者の絶対数が東京地区の方が上(球団数が多いので)。在京チーム所属の選手に競り勝つのは、それだけ価値があるのだ。「来年はまたゼロからのスタート」と上園は殊勝に言う。監督の“裏ワザ”が無意味になるよう、そして関西以外の記者が「選んで正解だった」と納得させるような、飛躍を期待したい。
December 3, 2007 07:10 PM
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