虎番ブログ

2007年11月05日

阪神のフロントは元気だぞ~!:田口真一郎

 秋季キャンプの取材で高知・安芸へ。時を同じくして、南球団社長が視察に訪れていた。FA市場が騒がしくなってきたので、球団トップの動きから目が離せない。5日もネット裏で登場を待っていた。「ちょっと運動がてら、ブルペンまで行こうか」。報道陣を引き連れ、社長が歩く。安芸はグラウンドが段々畑にようになっていて、勾配がきつい。

 メイン球場からブルペンまでは下り道。社長との会話も弾んだ。投手陣の練習を見守ってから、再びメイン球場に戻る。ゾロゾロと報道陣もついていく。すると社長がいきなり走り出した。見上げるほどの長~い階段。運動不足を絵にかいた男たちも追随する。だって、話しが聞けないから。階段をクリアしても、次は上り坂が待っている。誰がこんな所に球場を作った? 足は動かず、頭はいらないことを考える。「社長…、あの…、その…」。追いついても、息切れのオンパレードでまともに話も聞けない。「なんや。もう1回、ブルペンに行こか~」。そんな冗談に、ツッコミを入れる者はいなかった。

 その夜は太ももが筋肉痛で悲鳴を上げていた。サロンパスのニオイに、思いがひとつ。

 阪神のフロントは元気だぞ-。

 星野ジャパンの練習地に、宮崎オーナーが電撃視察。FAで動向が注目されている広島新井とニアミス? なんて刺激的なシーンを演出してくれた。かつて「弱腰」と揶揄されたフロントの姿は今は昔。高校生ドラフトでは、競合覚悟で大阪桐蔭の中田を指名。FA市場でも、中日福留と広島新井という大物打者の獲得を目指している。補強戦略は攻めの一手。チームを強くしたい-、社長の階段ダッシュにそんな思いが伝わってきた。

November 5, 2007 11:59 PM

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