2007年07月30日
下柳がアルプス席の珍客発見:今井貴久
魔物ではない。甲子園球場の一塁側アルプス席に現れたのは、イタチだった。試合前練習中に階段でトレーニングをしていた下柳が発見。黄金色の体を素早く切り返し、イスの間をすり抜けて逃げていった。
「ドーム育ち」にとって、驚かされるのは珍客だけではない。夏の暑さは、ナイターでも太もも裏から汗をかくほどだ。突然の豪雨も銀傘をたたきつけるほどの威力。たった4カ月前の開幕当初は、上着を1枚忘れて凍えていた。
東京での小学生時分、危ないという理由で公園でボールを使うことは禁止だった。駐車場に場所を移すと「野球をやるところではない」とスーツを着た人に一喝された。学校の校庭は1周60メートルのコンクリート。内野しか取れず、野球部の試合形式の練習はテニスボール。校舎の窓を割らないためだった。
それでも野球は楽しかった。そして、ここに来ての甲子園。西武荒木投手コーチが交流戦で訪れたときに「やっぱり、甲子園はいいよな」としみじみと言った。自然に近い場所だからかもしれない。暑いの寒いの、幸せに違いない。
July 30, 2007 07:38 PM
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