虎番ブログ

2007年02月26日

日本人より和服が似合うウィリアムス:酒井俊作

 野手を中心に取材している事情から、今春キャンプでは、あまりブルペンの光景を見ることがなかった。だからこそ、印象的だったのかもしれない。22日の紅白戦。切れのあるウィリアムスの速球、スライダーに目を奪われた。「今日の投球だとシーズンも行ける。去年はケガをしていたし、若返った気分だね!」。

 来日5年目になる。和服を着て、街を流しても違和感はない。むしろ、日本人よりも似合う気がする。細やかな気配りのできる助っ人だ。昨シーズン、こんな話を聞いた。あるチームスタッフにベビーが誕生。すると、真っ先に誕生祝いを贈り届けたのがウィリアムスだったという。日頃の感謝もこめて、ベビー服セットをプレゼントしていた。

 「面白い話なんだけど、お礼にミックスジュースのセットを贈ったんだよ。そしたら『何でオレにギフトなんだ?』って首をかしげていたよ。そういう文化はなかったみたいでね」

 国境を超えた、人と人の触れ合い。そうやってニッポンに馴染んできたのだ。そのことと、ジェフが「ジャパニーズ・ドリーム」を叶えたことは、決して無縁ではないような気がする。

February 26, 2007 08:54 PM | トラックバック (0)

2007年02月19日

暖かな沖縄キャンプに体が異常反応:今井貴久

 初の沖縄キャンプで肌から洗礼を受けた。これまで鹿児島、宮崎、高知などでの取材経験はあったが、阪神の宜野座キャンプで強い日差しに体が異常反応した。6日からの第2クールは連日気温20度中盤で、暑さのあまり半そで。数日後、手の甲は黒く、時計の下は白いまま。リストは皮がむけ赤くなってしまった。

 9球団が沖縄でキャンプを行う意味が分かる。他球団から移籍したある選手は、沖縄は「体の疲れがすぐ取れる」という。暖かいだけに、すぐ筋肉がほぐれる利点を体感していた。厚手の上着なしですむ取材サイドも同じだ。

 ふと記者が思ったのは、地球温暖化だった。今後、平均気温が上昇していくなら、沖縄の2月も20度中盤ではすまない。春季キャンプはじっくりと体を鍛え、技術を獲得していく狙いがあるが、30度を超えるようなら長時間は難しい。かえって疲れが残ってしまう。

 南北に長い日本の素晴らしさを、球界は利用させてもらっている。青く広い空の下でシーズンへの準備をするためには、伝える側も含めやっていかなければならないことがある。肌で感じた。

February 19, 2007 03:50 PM | トラックバック (0)

2007年02月12日

何もない方が狭く感じる:町田達彦

 沖縄・宜野座です。もう5年目で、球場や宿泊ホテルにもすっかり慣れた感があります。年々の施設改善がちょっとした間違い探しのようで楽しみです。今年はこれまでサブ球場横にあったウエート室が、ブルペンと宜野座ドームに隣接した平地に移動しました。

 「あれ、こんなに狭かったんかいな」。キャンプ2日目でサブ球場エリアに初めて踏み込んだ金本選手もちょっとした変化を楽しんでいました。今までウエート室としてプレハブが建っていたゾーンが、まっさらになっていた。その狭さが、意外なほどだった。

 マンションや新築の家のモデルルームが広く感じるのは、家具など余計なものが置いていないから…。かつて家探しをした経験もある記者の常識は、キャンプ地で狂いました。何もない方が狭く感じる。チームに揉め事のない方が強くて喜ばしいことだが、新聞記者としてはネタに困る。そんなジレンマと重なっている感じがしました。いや決して、今の阪神がネタ薄と嘆いているわけではないですよ。

February 12, 2007 04:57 PM | トラックバック (1)

2007年02月05日

虎流接待がヤ軍首脳に大ウケ:吉富康雄

 朝の散歩はなくなったとはいえ、やはりキャンプ取材のスタートは早い。自然と夜はいつもより早く眠気が襲ってくるのだが、2日だけは遅くまで宿舎で待った甲斐があった。

 その日はヤンキースと阪神首脳の会食の日で、ほろ酔いの宮崎オーナー、牧田球団社長が宿舎に戻ってきたのは予定を1時間もオーバーした10時過ぎだった。

 「今日は酔っ払ってますから、何でもしゃべりまっせ」と報道陣を笑わせて宮崎オーナーの囲みが始まったのだが、会食の中身はまさに大宴会。翌日の報道通り、六甲おろしの大合唱あり、ヤンキース万歳、阪神万歳のエール交換ありのドンチャン騒ぎだった。

 宮崎オーナーもさすがに「ヤンキースさんがどう思ったか心配ですな」と頭をかいていたが、関係者によると、「こんな楽しい会食は初めて」とすこぶる好評だったとのこと。

 ヤンキースといえば世界の野球界の頂点に立つチーム。会食ともなればどの関係者も最高級のもてなしをしてきたはずだが、逆に阪神流の接待がヤ軍首脳には新鮮で大ウケだったようだ。

 もっともヤ軍が阪神を訪問した目的は井川獲得による表敬訪問だけではなく、アジア戦略の足がかりを築くこと。そのパートナーとして巨人、そして阪神を重要視しているといえる。独特の強烈なカラーで今や日本一の人気を誇る阪神。歴史的な宴会をきっかけにますますワールドワイドになりそうだ。

February 5, 2007 11:30 PM | トラックバック (0)