虎番ブログ

2006年04月24日

井川の「実はね…」聞きたい:片山善弘

 阪神担当になって3カ月あまり。従来から抱いていたイメージと実際が、もっとも違っていたのがエースの井川だ。結構フランクに世間話をしてくれる。初対面に近い状態で「新聞記者、キライなんやろ」とぶしつけな質問をしてみた時も、意外に丁寧な答えが返ってきた。

 「う~ん、そんなことないですよ。ただ僕には絶対できないというだけです。現象にしても、人に聞いた話にしても、どうとでも解釈できるじゃないですか。そこが一番ダメなんですよね。まあ国語が全然だったのもあるんですけど」

 開幕に合わせるように後ろ髪を整えたエース。「気合の表れ」との私の質問は「クダラナイ!」とバッサリ切り捨てられた。確かに我々だって長い遠征に合わせてカットぐらいする。無意識に近い行動を好き勝手に野球に結び付けられることに、拒絶感を覚える気持ちも分からぬでもない。

 こちらも、うわべのコメント、うわべの現象はノーサンキュー。「実はね…」の正真正銘の本音を、いち早く聞き出したいと思っているので、ヨロシクね、井川クン。

April 24, 2006 11:59 PM | トラックバック (4)

2006年04月17日

防げない“消える打球”:吉富康雄

 聞いてみないとわからんもんです。7日の横浜戦(大阪ドーム)で起きた“オカルト”的なプレー。7回無死一、三塁から佐伯が放ったゴロは遊撃の正面に飛んだ。

 ところが鳥谷の体はゴロとは反対の二塁方向に動き、ボールは中堅にスルー。すぐ横をすり抜けていった「同点打」を鳥谷はキョトンとした目で見つめるしかなかった。

 てっきり一塁走者がスタートを切ったと思った。しかし「逆をつかれたワケじゃないです。ランナーは走ってはいませんでしたから」と鳥谷がコメントした。それならナゼ? 球場やテレビで試合を見ていた方も不思議に思ったことだろう。

 翌日、種明かしをしてくれたのは岡田監督だった。「ああいう低いゴロとか、ライナーの時には、バットと打球がちょうど重なることがあるんよ。たまにやけど、ボールが消えてまうんや」。どんなに練習しても防げない“消える打球”ってあるんですね。

April 17, 2006 02:57 PM | トラックバック (1)

2006年04月10日

次は連続担当記者記録?:町田達彦

 何とか、今季最初のビックイベントをやり終えた。開幕8戦目の、金本世界一記念日。準備期間はたっぷり、周囲のご協力も温かく、開幕からカウントダウン、タイ記録、更新と盛り上がって報道できた。

 本人にしてみれば「これで終わるわけでもあるまいし…」。あまりというか、まるで盛り上がっていない風を装っていた。「オレのためにいろいろしてもらって申し訳ないよ」。気恥ずかしさや気後れの方が大きかったようだ。

 何といっても世界で1番。米国ニューヨーク州クーパースタウンにある野球殿堂博物館に、当日の公式記録などゆかりの品が飾られるという。「ニューヨークか、いつか行ってみたいなあ」ともらす金本さんをけしかけていたら「同行取材で行きたいだけやろ。だめだめ、海外なんて行っていたらトレーニングできないし」。遥かなるNY…いっちょう連続担当記者記録を伸ばすか。

April 10, 2006 08:36 AM | トラックバック (10)

2006年04月05日

「ここ一番」の訪問者が名選手:片山善弘

 過ぎたるは及ばざるが如し。モミのスペシャリスト杉田トレーナーいわくトレーナー室に駆け込むタイミングで選手の一流か否かが分かるという。

 超一流はやはり金本、矢野、下柳のベテラン勢。キャンプ序盤は体が張っても我慢、我慢。今が鍛える時期と割り切る。これ以上やるとヤバイ…というギリギリのところでゴッドハンドの助けを借りるのだ。

 逆にキャンプ序盤から「ここが、あそこが…」と連日の「モミ通い」をするような選手は決まって開幕1軍に残れないという。「少しも我慢せんと、最初からすぐ助けを借りに来るようなヤツは結局、消えていくことになるんや」。

 「ここ一番」の訪問者こそが名選手の証し。何となく新聞記者にも当てはまるような話ですなあ…。とにもかくにもセ・リーグ開幕。何でもかんでも「教えてください!」とならんよう、私も気をつけますわ、杉さん。

April 5, 2006 04:43 PM | トラックバック (3)