虎番ブログ

2005年09月06日

虎の進撃を支えるトレーナー『モミの杉田』:酒井俊作

 ナゴヤドームで打撃練習を見ていると、怒声を浴びせられた。「見えないやないか!」。振り向くと三塁ベンチ前の柵に腰掛ける杉田トレーナーがニヤリと笑う。「ケージ裏まで行くのがしんどいんやわ」。阪神の進撃を底から支える名物トレーナーだ。『モミの杉田』の異名を取り、江夏、掛布、現役時代の岡田監督ら歴代の名選手の体をマッサージしてきた。

 かつて内臓を患い、入院生活も過ごした。食事制限をするほどで、いまも体調は万全ではない。それでも遠征に帯同する。札幌、そして名古屋。連続フルイニング出場を続ける金本らをケアする。過酷な長期ロードにも付き添った。「オレが行かんとあかん」。8月19日からは神宮へ。同16日からの横浜3連戦中に急性胃腸炎で苦しんだ金本の体を守るためだった。

 遠征に帯同しないときは鳴尾浜で2軍選手の体を見ている。未来のスター候補に胸を躍らせた。「桜井がいい筋肉しとるわ。弾力性があって、柔らかくてな。監督の現役のときみたいやわ」。ベテランが1軍の首位快走の原動力になっているが、鳴尾浜にも常勝軍団を築く「宝」がいる。若き長距離砲はウエスタンで9本塁打。杉さんのひと言に虎の明るい将来を見た。

September 6, 2005 07:46 PM

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