虎番ブログ

2005年08月31日

まるで男女のスレ違い…虎と清原の関係:松井清員

 プロ野球の歴史で、とうとう「阪神清原」の誕生は幻のまま終わりそうです。巨人は8月29日に清原に戦力外を通告。私も早速、岡田監督に獲得の可能性を聞いたのですが「興味はない」との表現で、あっさり今オフの阪神移籍は消えました。清原は来年39歳。岡田監督は昨年移籍騒動が持ち上がった時も獲得には否定的でした。理由は体力の衰えとチーム内のバランスを崩すというものでした。この先たとえ清原が他球団で現役を続行しても、もう阪神のユニホームを着ることは永遠にないでしょう。

 時の流れは、恋心を180度変えてしまいました。地元岸和田、PL出身のスターを獲得しようとそれは阪神も熱心でした。85年には西武、南海、近鉄、日本ハム、中日と6球団が競合したドラフトに積極参戦。結果はクジ引きで西武に交渉権を奪われ、涙をのみました。それでも熱い思いは10年以上持ち続け、96年にFA権を取得した時に猛アタック。当時の吉田監督からは「タテジマをヨコジマに代えても君が欲しい」の名文句が出たほどです。

 阪神と清原の関係は、まるで男女の恋愛のスレ違いのようです。現役続行を望む清原に今、阪神が手を差し伸べれば虎の清原誕生の可能性は十分あるでしょう。でもかつての恋人も、今は昔…。もし全盛期の清原がタテジマに袖を通していれば、あれだけ弱かった阪神の暗黒時代もなく、違ったチームになっていたでしょう。甲子園の一塁キャンバスを見るたび、色んな思いが駆け巡ります。

August 31, 2005 08:43 PM | トラックバック (4)

2005年08月28日

幼稚園児のレフト争いが白熱!?その訳は…:浜田 司

 今、レフトが熱い。まさか、そこまでとは思わなかった。先日、5歳の長男が公園で「野球デビュー」を果たした。残念ながら“歴史的瞬間”には立ち会えず、人づてに聞いた話。幼稚園の友達が集まってプレーボール…したかと思ったら、いきなりケンカが始まったという。

 火種はポジション争い。「アニキ」の定位置、レフトの奪い合いになったというから驚いた。自分の記憶をたどれば、外野は押しの弱い、おとなしい子が守るモンだった。いまどきの子供も、ピッチャーか内野をやりたがるものと思っていたのだが…。

 我が家が西宮市内というのもあるが、それにしても金本人気や、恐るべしだ。この日も試合前から「アニキ~」の声援が甲子園にこだました。これに応えて、夏休み最後の日曜日に2試合連続となるアーチ。幼稚園児のレフト争いが、ますます白熱しそうだ。

August 28, 2005 05:15 PM | トラックバック (3)

2005年08月27日

広島「赤ゴジラ」に往時の面影チラリ!:柏原 誠

 白球がつなぐ縁です。先日、広島市民球場で「赤ゴジラ」こと嶋と初めて話す機会に恵まれました。僕のシニアリーグ(中学硬式)の先輩が彼と東北高の同級生で、ともに甲子園で暴れた間柄。あいさつして事情を話すと、練習の足を止め、帽子を取って、10年以上前の話を懐かしそうに振り返ってくれました。

 「高校の時のことはよく覚えています。アイツは守備がうまかったなあ」。一方の嶋は本格派投手としてプロ入り。その後の苦節9年…は昨年の大活躍を機に広く紹介されましたが、そんな人物だけに「過去」を語るさまには優しさと深みを感じました。

 彼がいる上福岡シニアと対戦したことがあります。東京・荒川の河川敷。センターを守っていた僕のグラブのわずか先、小石を跳ね飛ばして右中間に抜ける打球の速さは忘れません。「あの頃の自分はかなりヘボでしたけどね。そっちは今、阪神の記者なんだから面白いもんだよね」。その夜、記者席から見た背番号55に当時の面影がチラリ。右翼席へと描かれた20号の弾道に、心の中で拍手を送ってしまいました。

August 27, 2005 06:39 PM | トラックバック (0)

2005年08月26日

太った記者に赤星からアドバイス!:酒井俊作

 違う人に2度言われたのだから、間違いない。「太ったやろ!」。胴回りにぜい肉がついたのは自覚していたけど、客観的に見てもやはり…。この日、午前中は鳴尾浜で取材。虎風荘前で弁当を売っている通称キャサリンさんに、久しぶりに会った。顔を合わせるなり冒頭のセリフだ。甲子園に移動し、松井キャップにあいさつするなり、同じ指摘を賜わってしまった。

 野球記者を始めたころ先輩にアドバイスというか、脅されたものだ。「この仕事は絶対太るで!」。自分には無関係と思いきや、油断大敵。理由は明らかだ。試合前に夕食を取るのだが、原稿を書き終えると腹が減って仕方ない。我慢できず、ついついナイター後に焼き肉や寿司を頬張ってしまう。

 赤星からもアドバイスを受けたことがある。「毎日腹筋をやればいいよ」。4年連続盗塁王にとって、ウエートオーバーは選手生命にも関わる。「体重が増えたらケガのもとになるから気をつけろとトレーナーにも言われてるんだよ」。記者もフットワークが命。ナイター後のジム通いを検討している次第です。

August 26, 2005 08:43 PM | トラックバック (2)

2005年08月25日

首位打者と本塁打キング、人がいいのはどっち?:町田達彦

 浜田記者と選挙ネタがかぶるのはお許し願いたい。ホリエモン参入で火がついた広島に、たまたま遠征で来たのだから仕方ない。「刺客」をシキャクと読んでいた無知な自分でも、つい引き込まれる劇場型選挙。丸く収まるはずがない。ええ、シカクですから。

 最後には投票率がカギと政治評論家。野球のペナントレースは勝率…だけじゃなく、今年は勝ち数の差もV決定の要素になりそうだ。いよいよ電卓を叩き、マジックナンバーを計算する段階に入ってきた。

 今さらだが、個人タイトルには打率・防御率の率系と、本塁打・奪三振の絶対数系がある。優勝争いをするチームだけに当然だが、阪神は野手も投手も各部門上位に多く位置し、最終戦まで手に汗を握りそう。

 さて、首位打者と本塁打キング、人がいいのはどっちでしょう? ヒントと言うか正解。打率って、ワル(割る)よねえ。

August 25, 2005 06:30 PM | トラックバック (0)

2005年08月24日

台風吹き飛ばした岡田予言!“実質雨天中止ゼロ”も的中!?:松井清員

 「そんなん流れんよ。絶対できるって。今までも雨が逃げていったからな」。

 広島への移動を前にした22日の羽田空港で、岡田監督は自信ありげに言いました。でも今度ばかりは“予言”も外れる…。それは天気予報が示していました。大型で強い台風11号が、25日から26日にかけて中四国と関西方面を直撃。少なくとも25日の広島戦(広島)か26日の巨人戦(甲子園)は、久々の雨天中止が確実な状況にありました。

 ところがどうでしょう。台風は広島に滞在中の阪神の勢いに押されるように、東海、関東方面へと急カーブ。25日、26日とも雨の心配なく試合ができそうではありませんか。「ムフフ。台風、逸れおったな」。岡田監督はこの日、三塁側ベンチで得意顔。台風まで吹き飛ばした予言的中には、さすがに恐れ入りました。

 「いやねえ、監督の予言はホントよく当たるんだよ」。平田ヘッドも感心しきりです。たとえば試合中のベンチでも「桧山がタイムリーを打ちよるで」とか「金本がホームランを打ちよるで」と予言。それがドンピシャと当たるそうです。

 「今年はもうこのまま雨天中止なしでいくやろ。こんなん史上初ちゃうか」。

 最後に岡田監督がまたまた予言。今季の中止は5月27日の楽天戦(宮城)1回だけで、それも予備日で消化しています。つまり全部スケジュール通り。果たして球史に例を見ない“実質雨天中止ゼロ”は実現するのでしょうか。監督の予言が的中するかどうかも含めて注目です。

August 24, 2005 08:31 PM | トラックバック (0)

2005年08月23日

広島でホリエモンの知名度大したモン…福原は知らないモン:浜田 司

 「昔、広島でホリエっていえば、大洋にいた堀江でしたけどねえ」。タクシーの運転手がシミジミと話した。地元広陵出身のプロ野球選手より、今や後ろに「モン」がついた若社長の方が有名だ。

 仕事では初めて訪れた鯉の街。「やっぱり亀井さんが勝つでしょう」と運転手は言った。僕もそう思う反面、波乱を期待しないでもない。実は昨年、近鉄担当記者としてホリエモンを取材したことがある。突然、球団買収に乗り出したノーネクタイの謎の男。疑いの目で見たものだが、悪人ではなさそうだった。会見場の外の素顔は、朴とつでさえあった。

 阪神で渦中の広島6区出身といえば、右のエース福原。こちらも朴とつな好青年だが「ホリエモン? 僕は知らないです、分からないですよ」と口をつぐんだ。公示を控えた衆院選はもちろん、V争いもヒートアップ。それどころじゃないと言わんばかりだった。

August 23, 2005 08:20 PM | トラックバック (0)

2005年08月21日

疲れも吹っ飛ぶ韓国料理「サムギョプサル」:柏原 誠

 弱った体に最適。しかも激ウマ。今年の夏はいい食べ物に出会いました。韓国料理「サムギョプサル」。日本語に直すと「三枚肉」で、いわゆる豚バラです。極厚のヤツを目の前の鉄板で焼き、塩入りゴマ油につける。好みで白髪ネギ、唐辛子などを添えてサンチュで包む。ヨダレが出ます。東京出張の際は必ず立ち寄り、今回は2人で8人前も食べてしまった。

 もっと美味しく食べたい人はニンニクも一緒に。生のぶつ切りをバリバリッといけば、翌日も体が火照って、24時間何も口にせずに済むほど。疲れも吹っ飛びます。スポーツの世界ではニンニク注射が有名です。阪神でも優勝した03年までは取り入れていました。効果は明らかなだけに、ドーピング問題で神経質になっている現在は、敬遠されがちなのが残念です。

 阪神の長旅も広島3連戦を残すのみ。神宮では練習時間の短縮など、疲労軽減のための策が尽くされました。担当記者にとっても踏ん張りどころ。ニンニクパワーでナンナク乗り切れればいいのですが。

August 21, 2005 07:26 PM | トラックバック (0)

2005年08月20日

阪神が驚異的なスピードで12球団トップ?:浜田 司

 前日19日、阪神が驚異的なスピードで12球団のトップに立った。「派手に負けたのに、なんでやねん」と首をかしげたアナタに、ヒント。今季は交流戦で1試合の雨天中止があっただけ。それも予備日で消化。ここまで予定どおりのゲーム数をこなしてきた。

 これで、お分かりか。阪神は前日112試合目を終え、6日早く開幕したパ・リーグ勢の試合数を超えてしまったのだ。予報では今回の神宮も雨の気配がなく、この後、雨雲とすれ違うように広島に向かう。このままなら9月11日広島戦で130試合に到達。日付だけをみれば、これは2リーグ分立後で最も早い。

 そろそろ雨乞いでもして、中継ぎに休みを与えたいはず。ところが久保投手コーチは心を鬼にしていた。「雨が欲しい? 今の流れでいった方がいいよ。流れに逆らうのが一番よくない」。休ませたいけど、首位を走ってきたチームの流れも壊したくない。同コーチの眉間のシワに、ペナントレースの大詰め近しを実感した。

August 20, 2005 07:50 PM | トラックバック (1)

2005年08月19日

4カ月半ぶり!広島遠征では大暴れ間違いなし!?:松井清員

 やってきました久しぶりの神宮です。4月末の3連戦以来、実に3カ月半ぶり。あの時はまだナイターが肌寒くて選手もウインドブレーカー着込んでたなあ。ところがこの日は梅雨やうだるような夏の暑さも通り越して、影の伸びたグラウンドには赤とんぼまで。今年まだ2回目の神宮というのに、もう秋の気配がチラホラです。

 「ホンマ、神宮は久しぶりやな。春に5連敗した時以来やもんな。そやけど次の広島なんてもっと久しぶりやろ」

 岡田監督も目をパチクリです。というのも1カ月半の交流戦が開催された関係で、今年の日程はかなりいびつになっています。神宮の後、週明けに訪れる広島は実に開幕2カード目以来、それこそ4カ月半ぶりです。ヤクルトは7月に千葉で、広島は6月に米子で主催試合をした関係もあるのですが、それにしても極端。ちなみに横浜での横浜戦は8月最初の3連戦で終了し、阪神は来年まで横浜に行くことはありません。

 「今年は交流戦とかでパの本拠地に行くことが増えた分、広島とかセの本拠地が減ったからね。でもその分、数が少なくて久しぶりだから、馴染みの店でもより歓迎してくれるよ」

 ミョーに説得力ある平田ヘッドの言葉に最後は納得。きっと広島では大暴れ間違いなし!?

August 19, 2005 08:58 PM | トラックバック (0)

2005年08月18日

プレーオフって、ウルトラジャンピングチャンス!?:町田達彦

 その昔、ダウンタウンのコントなんかでありましたね。「さあいよいよ最後の問題。最後はウルトラジャンピングチャンスで、得点は100倍!」。「今までは何やったんや!」いうやつ。パ・リーグで昨季から導入されたプレーオフって、こんな感じなんかな。第3者は楽しいが、当事者はたまんないっす。

 というのも、大阪ドームのプレスルームではオリックス(現在パ3位)が制作したポスターカレンダー3枚に囲まれている。「戦いはこれから。」いう表題の下に「プレーオフめざして」。1枚に仰木監督が2人写っていて、計6人の仰木さんににらまれて…いやいや、ニッコリ見つめられている状態なのだ。

 批判するつもりはない。ウルトラジャンピングチャンスでオリックスがプレーオフを勝ち抜き、シリーズで相対することを切に願い…あれ、仰木さんににらまれている気がして、たまんないっす。(元仰木オリックス担当)

August 18, 2005 06:58 PM | トラックバック (0)

2005年08月17日

藤川がポツリ、記者の「姿勢」をズバリ:酒井俊作

 ねぎらいなのか、冷やかしなのか。恐縮してしまったことだけは間違いない。大阪ドームの一塁ロッカー裏の通路に立っていると、藤川がポツリとつぶやき、去っていった。「疲れてるなあ」。ん!? オレが疲れてるの? 確かに仕事続きなのは否めない。出稿後の深夜12時から晩飯を食べては太る一方。でも…。不摂生が腹には出ても、表情には出さないよう心掛けているつもりだ。

 球児に言われると、そりゃ恐縮する。すでに60試合超の登板。先週5連投していたのだから。スポーツ新聞の仕事に例えるなら、5日連続1面のヒーロー原稿を書いているようなもの。僕がそんなことをしたら、オーバーヒートでしばらく“不能”になるかも…。

 記者は選手の動きを見逃すなと言われるけれど、選手も記者を見ている。今月始め、横浜では球児が「姿勢、悪いなあ」とまたポツリ。すぐに立ち去ってしまうからタチが悪い。余韻が残る。気づかなかった。確かに直立できず、右に傾くクセがあった。マウンドでクネクネ体をねじってバランスを整えている球児に言われたら…。記者としての「姿勢」から直さないと、5日連続1面なんて夢のまた夢ということか。

August 17, 2005 05:52 PM | トラックバック (1)

2005年08月16日

前近鉄選手からの暑中見舞い:浜田 司

 先日、前近鉄選手から暑中見舞いが届いた。新規参入の楽天で活躍する彼は、2歳の娘さんと笑顔で写真に収まっていた。ただ今季成績はイマイチ。表情も少し寂しげに見えた。

 猛牛番として駆けずり回った昨年。ちょうど1年前は、ゲームそっちのけで12球団の代表者が集うホテルに待機していた。今年の8月16日、横浜戦の大阪ドームにいる。スタンドは虎党で埋まり、3連戦の前売り券は完売した。一方、昨年の近鉄戦でドームが満員になったのは、球団消滅が決まった後の最終戦だけ。惜別の大入りとは、天と地ほどの差がある。

 試合前に客席を見渡して、優勝争いの中にいる幸せを強く感じた。お返しのハガキに激励の言葉を加えようと思ったが、そんな気も失せた。「スタンドは、いつも満員。阪神は優勝するから」。それだけ書けば、発奮材料にしてくれると思っている。

August 16, 2005 08:01 PM | トラックバック (1)

2005年08月14日

スター片岡、記録に華添えられなかったら…:町田達彦

 花束嬢も、おずおずためらいながら出てきた。13日の巨人戦で片岡選手が、1500試合出場を果たした。出番は5回の代打、結果は適時打。二塁に進んで代走を送られ、ベンチに退いた。すると、花束贈呈。攻撃途中のセレモニーに違和感を拭えなかった。

 「いろいろな人に支えられてここまでこれたことに感謝したい」。片岡選手も誇らしげに場内の祝福にこたえて、絵になった。

 だがしかし…意地悪な発想が記者席で浮かぶ。代打で三振、微妙な判定に激高したりして、ヘルメットをグラウンドに叩きつけたりしたら、セレモニーどころじゃない。デットボール、それも危険球だったらどうなる? 点差や試合展開の影響も少なくないぞ。

 スタメン出場なら5回裏終了の基本ラインがあるが、控え選手の場合は…救いだったのは、そして間違いなく言えることは、1500試合出場の区切り、そんなケースで片岡選手ほどのスターはきっちり華を添えるような活躍をするということ。いったい何が最高の演出なのか。8月中旬に「センゴ問題」を考えてみた。

August 14, 2005 06:21 PM | トラックバック (3)

2005年08月13日

ちびっ子ファンの声援の仕方が気がかり:柏原 誠

 阪神を追いかけて半年が経ちましたが、ずっと気になっていることがあります。ちびっ子ファンの声援の仕方です。グラウンドで練習中の選手に向かって、いわゆる「ため口」で呼ぶ声が圧倒的。例えば小学生に「カネモトこっち向け~」と言われて、いい気分のわけがありません。

 昨年「55年会」での野球教室で、西武松坂が小学生の非礼さに「気分が悪くなった。しつけが必要では」と言いました。今回の東京ドームでは赤星が「何で君は呼び捨てなの?」と苦笑いで問い返す一幕がありました。少年野球クラブを主宰する身として、特に気になったのでしょう。最近の教育事情は分かりませんが、責任は大人にあります。「逆ギレ」を恐れてのことなら悲しすぎます。

 阪神の選手は普通の呼びかけに対しては手を振ったり、頭を下げたりと、できる範囲で応えています。ファンと共存してこそ成り立つプロ野球。「優秀なファン」を育てるのも大人の義務です。熱狂的虎党の一部からは、活字にできないヤジが飛んでいるのが実情ですが「こちとら金払っとんのや~」なんて言わず、どうか隣りに澄んだ瞳の子供がいることを忘れずに。

August 13, 2005 07:02 PM | トラックバック (0)

2005年08月12日

高校野球は絆を感じさせてくれる:酒井俊作

 汗が止まらない。肌を刺す陽光、泥まみれのユニホーム、甲高いサイレン…。阪神の担当だからといって東京ドームだけが職場ではない。この日は「夏の甲子園」に足を運んだ。阪神のスカウト会議を取材するためだ。客席でスカウトを探していると突然、携帯電話が鳴った。

 今年から高校野球の監督を務める大学時代の友人Kだった。「いま甲子園にいるんだよ」。県高野連の研修だという。3年ぶりの再会だった。「ピッチャー速いね。140キロ台ばっかり。県大会とレベル違うわ」。レベルの高さに目をむいた。それでも、Kは1年目ながら上々の成績を収めている。参加校約100校中、ベスト16。「来年は甲子園に連れて行きたい」と甘んじるつもりはない。

 高校野球は絆を感じさせてくれる。赤星も言っていた。亜大の同期が教員で、甲子園を目指しているという。「監督をやってる奴もいてさ。やっぱり気になるよ」。残念ながら甲子園出場はならず。それでも、遠くで仲間が頑張っていると思うと刺激になる。新聞から伝わる予選結果。母校、そして…。来年の夏、僕にも1つ楽しみが増えた。

August 12, 2005 08:09 PM | トラックバック (1)

2005年08月11日

ちょっとむずかしい?ナゾナゾです:松井清員

 いきなりですが、クイズです。(1)と(2)が表すものはいったい何でしょう?

 (1)阪神→上原、高橋尚、マレン、川島、館山、藤井、門倉、三浦、土肥、黒田、デイビー、工藤、上原、桑田、門倉、三浦、土肥、川島、館山、藤井、大竹、レイボーン、小山田

 (2)中日→工藤、野間口、マレン、ガトームソン、ゴンザレス、石川、セドリック、斎藤、龍太郎、黒田、デイビー、ロマノ、高橋尚、内海、西村、セドリック、斎藤、龍太郎、ガトームソン、ゴンザレス、黒田、デイビー、ロマノ

 答えは7月末から今月末までに、阪神と中日が対戦する8カード分の相手先発投手です(TD直接対決は除き、今後の予想を含む)。どう見ても阪神が対戦する(1)の方が手強いと思いませんか?

 実はこの約1カ月間の日程を見ると、阪神の戦ったチームは直後に全部、中日と当たっているのです。それも首位攻防となった今回の直接対決を挟んで8カード連続で、ですよ。首位を倒そうと意気込む下位チームは阪神戦に表ローテを投入。そのため中日と対戦する時には、自動的に裏ローテになるのです。

 「こんなの珍しいよ。まあこれも首位にいるからだろうけど…」。平田ヘッドコーチも日程の“不運な妙”に口をとがらせます。ここに夏場の阪神苦戦と中日進撃の理由の1つが隠されているのではないでしょうか。でもエース級を連破してこそ本物! 優勝価値を一層高める猛打爆発に乞うご期待です。

August 11, 2005 09:15 PM | トラックバック (1)

2005年08月10日

金八先生にバカチンなお願い…したい:町田達彦

 とんねるず石橋、大塚愛、武田鉄矢、加藤晴彦…いずれも今ロードで球場や選手宿舎、移動の駅、空港ですれ違った有名芸能人です。宝庫の東京出張を前にこのハイペース。みなさん、ごひいきチームを表明していますね。さて阪神は石橋(ベイ)、加藤(ドラ)の追撃をかわして、武田(ホークス)の待つ日本シリーズへ進めますか?

 羽田で大塚愛と遭遇した赤星選手が「サインをもらいたいけど、もらえない」とファン心理に揺れた話は、本紙の記者苦楽部で紹介された。よく分かる。金八シリーズをほぼ完走しているわたくしも、名古屋のホテルで武田鉄矢を目撃した日には…色紙なんかじゃなく、黒板に白墨で大きく名前を書いてもらいたい衝動にものすごく駆られた。そんなバカチンなことお願いしたら、失神するまで首締められるかも。これを我々の業界ではチョークスリーパーと呼んでいます。

August 10, 2005 06:03 PM | トラックバック (1)

2005年08月09日

我が家は家族みんなで「長期ロード」:柏原 誠

 試合開始の少し前に「無事に到着しました」とメール着信が。6時間の長旅を終えたヨメから。4カ月の長男を連れて(私の)実家、長野に帰省したのです。遠征で留守が続く私に合わせ、1度の帰阪をはさんで計2週間。しばらく会えないんだなあ…と今朝はアツ~く(子供と)抱擁して家を出ました。家族みんなで「長期ロード」です。

 チームは遠征9日目。ナゴヤドームへの車中、T社タクシーのY運転手は「今日は愛工大名電が負けましたな。ショックだけど正直、中日の方が気になりますわ」。お~盛り上がってる。選手もさぞや…と思って球場で話しかけてみるとアレ、そうでもない。

 中西投手コーチは江草のユニホームを引っ張って「GパンにTシャツ。みんなそういう気分だよな」とニヤリ。急なフリに江草は「???」。そのココロはもちろん普段着。安藤も「いつも通り」と冷静でした。試合中、長野からまたメール。「Kちゃんは覚えたての寝返りを張り切って連発してます」。よそゆきのパフォーマンスはやめておけ…とは顔がニヤけて言えませんでした。

August 9, 2005 07:51 PM | トラックバック (0)

2005年08月07日

松山坊っちゃんスタジアムにヨーダ出没:酒井俊作

 一瞬、我が目を疑った。ここは銀河系? 松山は坊っちゃんスタジアムに、映画『スター・ウォーズ』の人気キャラクター・ヨーダが出没した。広島のユニホームを着ている。マスクマンの正体は誰? 阪神取材はそっちのけで一塁側から三塁側へ猛ダッシュ。いるいる。背番号「49」のヨーダ氏がクスクス周りから笑われているではないか…。

 ロッカーへ消えたので、三塁側ベンチ前で待った。数分後、出てきたのは背番号「38」のユニホームを着たヨーダ氏。いきなり、三塁守備練習をしていた関本に向かって「日本語」で奇声を発する。「オイ、あいさつがないやないか」。ハテナ顔の関本。大粒の汗を流しながら、マスクを取ったのは関本と同郷(奈良出身)の福井だった。

 広島ベンチは笑いのデパート? 発信源はベイル。ヨーダマスクの持ち主だ。阪神担当にとって縁遠い広島ベンチ。そわそわしていると、ベイルに声を掛けられた。「何やってんだ? ガムをやるよ」。差し出されたガムを引き抜こうとするとビリリ…。指先に静電気。蒸し暑いのに、飽きもせず、ヨーダをずっとかぶっている。かぶりものと言えば日本ハム新庄さんが有名だけど、広島にも面白い外国人がいるんですね。

August 7, 2005 08:29 PM | トラックバック (0)

2005年08月06日

雷雨は虎には吉兆?:松井清員

 ゴロゴロ、ゴロゴロ、ピカピカッ! 坊っちゃんスタジアムでの試合前練習は、突然の雷雨に襲われました。稲光と轟音に岡田監督をはじめナインはおっかなビックリ。もしかして雷で中止!?なんて声も聞かれるほどのすさまじさでした。

 「雷で中止と言うたら、あったよ。ホーナーのホームランが幻になって、コールドで勝ったんや」。

 一塁ベンチに緊急避難しながら、岡田監督が遠い昔を振り返りました。87年(昭和62年)8月9日、平和台球場でのヤクルト戦。阪神が1-0とリードして迎えた7回表に、当時一世を風靡したボブ・ホーナーがキーオから同点ソロを放った。ところが直後に雷雨が激しくなり、試合続行は不可能でコールドゲームが成立。同点、もしくはリードされているチーム(この場合阪神)の7回裏の攻撃が未完了のため、ルールによって7回表のホーナーは無効となった上、1-0で阪神が勝利を手にしたのでした。

 「ラッキーやったなあ」と岡田監督。雷雨は虎に吉兆なのでしょうか。思わずそう感じてしまうこの日の大勝でした。

August 6, 2005 08:06 PM | トラックバック (0)

2005年08月04日

球児の愛称「ジェットアッパー」はどう?:町田達彦

 7回の攻撃前にジェット風船が上がる(横浜スタジアムでは禁止です)。阪神の見慣れた応援風景。その直前か後のイニングは、藤川球児が投げていることが多い。投げていれば、勝っていることが多い。これもすっかり見慣れた。

 ストッパーの前で抑える役をセットアッパーと言うが、今の球児は通り一遍の称号では収まるまい、と常々思っていた。提案。これからジェットアッパー(風船上げとかけて)と呼ぶのはどう? 未だ賛同の声は得ていない。懲りずに問い掛けてみた。

 とかく、目立つ人には別称がつく。前巨人監督の原さんが解説で「阪神には抑えにUFJがいますから」。えっと、どんなにさわやかに言われても、正確にはJFKですからね。例えば久保田がウボタ(UBOTA)なら、某銀行に似たユニット名になるっちゃーなる。だが、そいつはできない相談だ。鉄壁の抑えトリオから、K(=三振)は切り離せない。

August 4, 2005 05:55 PM | トラックバック (1)

2005年08月03日

161キロ、ヤバっ!これじゃ虎戦士も調子くるぅん!?:浜田 司

 球場を入りをいつもより早めて、ウワサの「161キロ体感マシーン」に挑戦してきた。日本記録保持者クルーンを売りにする横浜が、同スタジアム内に設置したアレだ。

 すでに2日付の本紙で紹介されたが、見逃した方のために再度、説明を。時速161キロの光のシグナルがボールの軌道と同じように走る。その先の打席に立って、打者の感覚を味わえるというもの。当たり前で恐縮だが、速かった。その間、約0・4秒。阪神打線がねじ伏せられるのも、分かる気がした。

 甲子園にも「金本鉄人パワー体感マシン」とか「赤星を刺せマシン」とか、できないもんだろうか。さっそく沼沢球団取締役に相談すると「横浜は、本当にファンサービスに力を入れとるな」。あれ、答えになってないんですけど…。調子クルーンですけど…。

August 3, 2005 08:05 PM | トラックバック (0)

2005年08月02日

寡黙な下柳、グラウンド上の行動は「雄弁」:酒井俊作

 さあ、14泊15日の長期ロードがついに始まった。今回の出張ばかりは準備に忙しい。家のコンセントは全部抜き、新聞配達を止めてもらい、戸締まりも入念にチェック…。来週末の巨人戦まで自宅を留守にするだけに、用意も周到だった。

 ペナントも2位中日とのマッチレース。だが、選手たちはあくまで自然体。打撃ケージ裏で爆笑を誘ったのは下柳だ。通常の練習を終えるとバットを振りながらケージへ。だが、周囲を見渡しポツリ。「ティーをやろうと思ったのに…」。ティー打撃用のネットは消えていた。苦笑いでベンチに引き揚げた。

 寡黙なイメージが強い。何を聞いても「オレはいいから」と多くを語らない。だがグラウンドでの行動は「雄弁」に物語る。7月16日、甲子園。バント練習のため打撃マシンへ。鳥谷ら若手が来ると順番を譲る。だが「空席」になると、再び打席へ。前夜、送りバントに失敗した反省から、何度もバントを繰り返した。先発翌日の投手は軽く汗を流すと、すぐにロッカーに引き揚げるもの。百戦錬磨のベテランが若手に慕われる理由が垣間見えた。

August 2, 2005 07:45 PM | トラックバック (0)