鷹番日記

2008年01月29日

大きな声で覇気を見せてくれ:梅根麻紀

 聞こえない、聞こえない。声が小さくて聞こえない!!

 この時期はそこそこ忙しい。王貞治監督が東京に行ったり福岡帰ったり、主力選手の自主トレがあったり。普通は記者最低1人、カメラ1人が1つの現場につくがちょっとムリ。

 だから西戸崎室内練習場でのルーキー取材は記者なしの私、カメラのみ。

 写真を撮って選手の話を聞くわけだ。やっぱり騒がれて入団してきただけに記者はルーキーを中心に取材をする。

 ルーキーの場合は練習終了後に広報が別室に呼んでくれる。これならカメラマンの私にもちょっとはできる。なんで別室に呼ぶかっていったら大きく分けて2つ。「風邪をひかない程度に取材をすること(ルーキーは最初だから話かけられたらその時間話をして体が冷える)」と「マスコミを勉強すること」の2つ。

 私は年末年始は高校ラグビー選手権に行っていたのであんまりルーキーを知らない。1クールが終わるくらいに今年初めて西戸崎室内練習場に行った。そのとき記者はほかの取材に行っていて私1人。話を聞いて伝える、これなら私にもできる(笑い)。

 しかしまあ、このルーキーたちの声の小ささはなんだ!! 何を話しているのか分からない。ボソボソと。大場くんにいたってはブルペンに入った理由が「なんとなく」だ。

 1度目は気にならなかったが2度目3度目と聞くと…。ブルペンに入るって大事な行為を「なんとなく」ってどうよ。

 王貞治監督に聞かれて「なんとなく」って言えたらもう何も言わないけど。一番大事なアピールポイントでしょ? 君にとって投げるっていう事は。大丈夫?

 プロ野球選手は、成績にもまれることはあってもなかなか「普通の大人」に叱られたりすることがない。ある意味かわいそうかもしれない。まあ、これから雰囲気にもなれて「らしく」なって行くんだろうけど。ここ最近なかった覇気の無さだ。

 キャンプ前に手厳しいこと書いてすまんがね、今年最後と思って頑張る王貞治監督に「頼もしい」って思わせてくれよ!

 キャンプ名物「朝の声だし」、期待してるぜ!! デカイ声でたのむよ!! 

 では、今年もみなさんよろしくお願いします、そしてスポーツ新聞は「ニッカン」で!! 

January 29, 2008 09:55 PM 投稿者:梅根麻紀 | トラックバック (2)

2008年01月21日

王監督への大失態で猛省:進 尚幸

 春季キャンプまであとわずか、新戦力もそろって、いよいよ08年ソフトバンクがスタートを切りますね。今年はコーチ陣の入れ替えはなく、リベンジの思いが強そう。そんな中、監督とコーチ陣らによる懇親のゴルフコンペがあるということで取材へ。しかしそこで大失態、やらかしちゃいましたわ。

 初めて行くゴルフ場、スタートには余裕で間に合う予定だったんですが、読み間違い。ゴルフ場へ到着したのはスタートのわずか5分前、ダッシュでティーグラウンドへ向かったら、すでに誰かアドレスに入ってる姿が見える。「イ、イカン。撮り逃してしまう」と思って少し動いたのがマズかった。ティーをまさに打とうとしていたのは王監督、その1打目はフェアウェイを外れて左へ…。振り向きざまに「ダメだよ~人が打つ時に動いちゃ! 影がよぎってるよ~」監督の顔は笑ってるけど、目は結構マジ?! だったような。ツイてない事に監督が打とうとした瞬間に、僕の影がティーグラウンドをよぎってしまってた。そりゃ左に曲がるか。一同爆笑で、場が和んだから良かったものの、内心は冷や汗タラタラ。すみませんでしたっ。

 誰がティーショットを打つ時でも、音を出さないとか動かないのは、最低限のルールなのはゴルフ取材で十分判ってます。でも王監督だったから、ついつい体が…。反省、反省です、今後は気をつけます。

 えっ、この日の監督のスコアですか? 全て、僕のせいです、すみません。

January 21, 2008 09:44 PM 投稿者:進 尚幸 | トラックバック (0)

2008年01月15日

大場にライバル心を燃やす男:石田泰隆

 早いもので、2月のキャンプインまでもう、半月を切った。選手はそれぞれ、新シーズンに向けて各地で自主トレを行っている。

 今年もまた、自主トレを行う松中選手の取材でグアムを訪れた。ここには3年目の飛躍が期待される松田、1軍昇格を狙う小斉、金子の3選手がともに、汗を流している。

 金子選手は、私がホークスに担当した年に、志学館高からドラフト6巡目で入団した“同期”でもある。今季5年目。一昨年はプロ初打席で初安打、初打点をマークするなど、華々しいプロ人生を“スタート”させたが、昨年は1軍出場なし。悔しい思いをした。

 高卒で5年目といえば、今季、大卒でプロ入りする連中は全員、同い年となる。いわゆる「同級生」たちが遅れながらにして、同じフィールドにやって来たことになるが、中でも注目が集まるのはやはり、ホークスに1巡目入団する大場翔太投手(22=東洋大)だろう。

 この大場投手と金子選手は、高校時代に対戦経験がある。甲子園出場校を決める、千葉県大会準々決勝。2人は投げ合い、金子選手(当時エース)が大場投手に投げ勝った。金子は「同級生がたくさん入って来ますね。大場もウチに来る。何か運命を感じます。まさかプロで、しかも同じチームで野球をやるとは思いもしなかった。僕はまだ1軍経験が少ないけど、先にプロに入っている以上、ポジションは違うけど負けたくない。今は大場、大場と騒がれているけど、僕も意地を見せたい」と常夏の島・グアムから、ライバル心をむき出しにした。

 4年の歳月を経て、再び同じ舞台に立つことになった両選手。今度は同じチームで、1つの目標に向かって突き進む。大場投手の新人離れした活躍にも当然期待するが、金子選手の奮起にも注目してみたい。

January 15, 2008 10:01 PM 投稿者:石田泰隆 | トラックバック (0)

2008年01月10日

川崎の視野の広さにビックリ:押谷謙爾

 意外と? 器用な足さばきに驚いた。ソフトバンク川崎、井手、本多、福田の合同自主トレの取材で鹿児島県姶良町へ。午前のウオーミングアップでサッカーをしていて、川崎のボールの持ち方がうまいのだ。イチローとの年末の合同練習では1人でドリブルする姿を拝見していたが、この日はミニゲーム形式。敵味方がどこにいるかうまくヘッドアップ(顔を上げる)しながら、足元でキープしていた。パスを出す時、スペースで受ける時と、非常に落ち着いてボールを扱っていた。

 一昨年までサッカー担当だったが、川崎は非常に視野が広い選手だと思う。体のバランス感覚もよく、左右に切り返した後も体勢を崩さない。昨シーズン、ショートの守備位置を前年より1メートル後方に下げていた。「森脇さん(内野守備走塁コーチ)に後ろにしようと言われた。打球が見やすいからね。でも前に行くのが遅れると相手をセーフにさせちゃう。ただそういう位置で守れる自信はあったし、いろんな打球に追いつけた」。これは視角の広さを物語るコメントの1つだろう。今季はさらに守備位置を広げ、かつ安定したプレーを目指している。別の競技から川崎の高い能力を感じる日だった。

 練習の最後は担当記者を交えたリフティング対決で盛り上がったが、ヘディングに失敗した僕は顔面でボールをとらえ、鼻頭の痛さと視野の狭さを覚えた。

January 10, 2008 12:02 AM 投稿者:押谷謙爾 | トラックバック (0)

2008年01月04日

陰で続ける「人材補強」:中村泰三

 ソフトバンクが、将来を見据えた“補強”を着々と進めている。といっても、チームではない。フロントの強化だ。今オフ、現役を引退したばかりの田之上慶三郎投手をコンディショニング担当スタッフ補佐として残留させ、昨年、ソフトバンクを退団し、今季は独立リーグの北信越BCリーグ・富山サンダーバーズで選手兼コーチとして活躍した、宮地克彦氏を育成担当として入団させた。

 昨年もダイエーから日本ハム、ロッテと渡り歩いた林孝哉氏らを球団職員として採用した。竹内孝規球団常務最高執行責任者(COO=47)は言う。「フロントに人材が足りないのは確か。ダイエー時代の空白の期間、これを何とかして埋めていきたい」と切実に語った。

 負の遺産がある。ダイエー時代、恐怖政治を行った当時の球団社長が球団に不可欠な人材を不当に切り捨てた。チームもそうだった。99年の初優勝、03年の日本一を最後に、主力選手が相次いで流出した。「今後、九州、山口、沖縄地区で責任を持って球団運営していくには、チームはもちろん、球団も志を継承していくことができる人材を確保し、育てなければいけない」と竹内COOは言う。

 地元に愛され、地域に根付いた球団づくり。グラウンド上では見えない努力を、陰で続けている。それがチームを強くし、いつかはグラウンド上の大きな結果へと結び付くだろう。

January 4, 2008 05:53 PM 投稿者:中村泰三 | トラックバック (0)