2007年09月26日
助っ人は「第3の捕手」でもあった:押谷謙爾
「第3捕手」はアダムだった。ソフトバンクは残り10試合になった23日の日本ハム戦から捕手を田上、的場の2人にした。
そして24日の日本ハム最終戦。試合はまれに見る激闘で延長12回引き分けとなったが、先発マスクの田上から8回には的場へとリレー。この時点で控え捕手はいなかった。もし、的場がけがでもしていたら? 大石バッテリーコーチが笑って答える。「そのへんのことはどこのチームも考えているよ。実はアダムができる。向こうで2A時代にキャッチャーをやっていて、本人も自信があると言うからな。まあボールをちゃんと捕れればいいのだから」。今季は主に右翼でプレーする助っ人外国人が、もしもの場合は馬原の球を受けていたわけだ。
例年にない故障禍に見舞われ、王監督は口癖のように言う。「うちは全員そろっていないのだから、今いるメンバーで一番いい形を取っていくしかない。総力戦なんだから」。泣いても笑ってもシーズンは間もなく終了する。大石コーチは「まあ、ありえない話やけどな」と笑い飛ばしたが、逆転Vへ、今のソフトバンクはなりふりなど構ってはいられない。
September 26, 2007 05:16 PM 投稿者:押谷謙爾 | トラックバック (0)
2007年09月18日
米国流ばかりが流行るのは面白くない:中村泰三
初めて米大リーグの取材をしたのは02年だった。メーン取材はドジャースで、ヤクルト石井一と野茂がプレーしていた。渡米前から本場の野球がどんなものか、興味は尽きなかった。漠然と認識していた「パワー野球」「個人主義」というイメージは、ドジャースタジアムで見た、生の試合で覆された。選手ロッカー室の入り口付近には相手チームのデータを記したチャート表がズラリ。「日本よりデータは詳しく、ち密ですよ」と、石井一が教えてくれたのが印象的だった。
日常生活で支障がある? ほど英語はできなかったが、そんなある日、球場内のアナウンスでドジャースの選手たちが野球少年にメッセージを送っていたのが耳に入った。ほとんど理解不能。ただ、当時、クリーンアップを担っていたショーン・グリーンが「プラクティス(練習)」という言葉、ゆっくりと丁寧に何度も繰り返したのだけは分かった。メジャーの選手になりたければしっかり練習しよう、と他社の記者に教えてもらった。日米の野球の違いを論じることもあるが、初めての米国取材で感じたのは、野球の根本は同じ、ということだった。
今年、パ・リーグでは3人の外国人監督が指揮を執っている。首位日本ハムのヒルマン監督にしろ、オリックスのコリンズ監督にしろ、采配はオーソドックスで、高校野球のように犠打、進塁打を重視する。むしろ、豪快に攻める王監督以上に、日本的な野球かもしれない。昨年は日本ハム、一昨年はロッテ、と外国人監督の率いるチームがリーグはもちろん、アジアまで制した。指揮官の能力はもちろんあるが、米国流の野球スタイルは、チームの力を最大限に発揮するのかもしれない。でも、同じ野球であり、野球は同じだ。米国スタイルばかりが流行するのも、面白くない。
September 18, 2007 03:53 PM 投稿者:中村泰三 | トラックバック (0)
2007年09月11日
王監督が本を配った意味:梅根麻紀
「1日30分」を続けなさい!
王貞治監督がナインに配った本だ。
私は本が大好きだ。唯一チョンマゲ系(徳川、豊臣、など同じ苗字が出る本)がキツイ。もちろん日本史は五段階評価で下の下。
この本は以前から全国の本屋のビジネスコーナーで注目されていて手にしたことがある。読んで自分なりに書評してみたがそんなにスゴイことが書いてあるわけではない。
なんで売れるかっていうとやっぱり「文字が大きい」「成功した人が書いたから説得力あるかも」「勉強やメモの具体例などが実際に記してある」などの理由だからだろう。
著名人の書評に「いままでのビジネス書になかった具体例が書いてある」とあったが、そんなことはない。
自己啓発的な本は昔から立派な著作がある。社会心理学者・加藤諦三氏や中国文学者・守屋洋氏など。本が好きな人はご存知だろう。読んだの50冊越えるなあ。似たような本はたくさんある。

とにかく本は大好きなんでそれについて書かせるとマジで長くなるからちょっとこのへんでやめとくぜ。
王監督がナインに配ったって話だよね。
みんな読んだかな?
ソフトバンクの担当記者はたぶん読んだであろう選手を当てられるのではないですか(笑い)。2軍の選手はもらってロッカーに入れっぱなしなんでは? だからたぶん2軍なんだなあ。
1軍にいる選手の中には「1日30分」を実行している人がたくさんいる。やり方や時間は違うかもしれないが間違いなくそうだ。似たような内容の本は自分で購入した選手もいるだろう。
一番大事なのは王監督が本を配った「意味」だ。今この状況でこんな内容の本を配った意味…。
「僕はね、人に本を薦めるのは好きじゃないんだよね」。私が監督の好きな著作を尋ねたときに返ってきた言葉だ。でも本を配った。感じ取ってもらいたい「何か」が記してあったからだろう。
「30分」「毎日」。どうしてもそこに注意が行ってしまうが、その本に書いてある本当に大事なことは「大人の社会人としてのマナーの在り方」だ。
世界一の偉人が配った本だ。きっと世界一のヒントが隠されているはずだ。
自己啓発書はいつだってビリーの「ブートキャンプ」だ。出来るヤツはそんなもんなくたってとっくにやせてる。それか黙って知らんフリして成果を挙げる。
しかし何人かは確実にいる。それをきっかけに「やせた」「食事に気をつける」意識が芽生えた人。
オレらもその「何人か」になりたくないか!? オレはなりたい! やってみせるぜ! かわいこちゃんにモテモテだぜ!
ビクトリ~!! いえ~い!!
写真=先輩記者お薦めの本を買いに出かけたらこんなコーナーがありました=福岡・宗像市内
September 11, 2007 04:11 PM 投稿者:梅根麻紀 | トラックバック (0)
2007年09月03日
やられたら、やり返せばいい:進 尚幸

最近のホークス、気になるのはやっぱり守護神・馬原投手の不調。3戦連続で救援失敗。今回の遠征、1日の旭川では延長でなんとか勝ち越したものの、翌2日はサヨナラ負け。しかしサヨナラ負けのチームに帯同して帰るのはホントつらいね、お通夜帰りみたいやもん。
馬原投手も大変ですよ、開幕から先発以外の投手陣の中では、1度も登録抹消されることなく117試合。32Sはリーグトップやないですか。サヨナラ負けした日の試合前「何なんですかね、そんなでもないのに」と困惑顔を見せていた。僕には野球経験もないし「長いシーズンの中やけん、そんな時もあるよ」と言うのが精いっぱいやった。ただあの試合に関してはね、サヨナラ打を打った工藤選手の気合というか気迫が勝ってたのかなと思ったりした。
7回表にミス(公式記録は安打)から逆転を許し、直後の7回裏の打席は凡退。最後の最後、一打同点サヨナラのチャンスに回ってきた打席。ホークス担当のカメラマンやから、本当は撮ることはないんだけど、何故か撮ってた。たぶん、打つような気配が見えたから。カンが働くって言うやないですか、それですよそれ。精神論はどうかと思うが、時に人は気迫を発するようなことがあるのかもしれないね。1年中シャッターを押してると、時々へんなカンが働く事があるから。
とはいえこんな事はめったにある事ではない。ホークス残り27試合、気迫の9月攻勢で頑張ってほしい。やられたら、やり返せばいいちゃが。
写真=8月31日午後0時40分、旭川空港の温度計は22.5度を示していた。
September 3, 2007 05:41 PM 投稿者:進 尚幸 | トラックバック (0)
