鷹番日記

2007年05月29日

この10年大きく変わったなあ:梅根麻紀

 しばらくずーっと福岡ヤフードームでソフトバンクを取材。ここんとこ大量得点でスカッと快勝!ってのがない。大量失点で惨敗!もないな。なんとなくバランスとれてるのかな。

 野球って変わらないなあ。細かい規定などあるが大まかなルールは戦前から変わってないよね。たぶんこれからも変わらなさそうだよね。

 でもこの仕事(報道)に関してはこの10年でかなり変わった。私が入社したときは、まだぎりぎり先輩方がフィルムを自分で現像して紙に焼いていた。その写真を機械にセットして15分近くかけて1枚を送る。フィルムを直接スキャンできる機械は数百万円。その機械ですら1枚は5分程度かかった。ドームの中には専用の現像機があって試合中はフル回転だ。

 1試合、平均して36枚撮りのフィルムで20本撮影。それを全部現像する。しかも6社くらい。1社2人で撮れば…。すごいフィルムの量だ。撮って、現像して、送って、ざっと素早くやって40分かかるかな。地方に行けば、現像機のある店を探してまわった。現場も現像のために早く引き揚げた。

 それがなんとまあ、いまでは撮って、パソコンに入れて、送信完了まで約5分。ラン回線が使えたりすると写真20枚が5分もかからない。送信機器があれば山の中だって平気。

 多少時間はかかるが現像機を探さなくて良いってのはかなりの不安解消になった。閉店を気にしなくて良いし、現像しないから廃液もでないしフィルムも買わなくて良い。カードがあれば何度でも使える。しかも36枚で終わらないし。

 この10年ですごい送信環境が良くなった。普通に使っているパソコンだけど、当時はデジタルカメラで撮った写真1枚を送って「すげえ、はえーな」なんて言われてた。

 記者だってパソコンでなんでも調べられる。重たいスクラップブックを常に携帯しなくても良くなった。

 こんなに便利になったけど、まだまだ便利になりそうだ。むかーし、こんなに便利になるって想像つかなかったように、これから先もびっくりするような「便利」が生まれてくるんだろうな。

 野球はどうかな、50年たっても変わらないかな。びっくりするようなルールができてるかな。9人じゃなかったりして。ボールの大きさ変わったりして。カラーボール導入、三塁から走るようになったり…。するわけないかー。

 意外に当たってたりしたら、怖いね(笑い)。

May 29, 2007 08:11 PM 投稿者:梅根麻紀 | トラックバック (1)

2007年05月15日

小久保のこだわり:進 尚幸

 桜が満開だった北海道の日本ハム戦での事。試合が終了して、引き揚げるナインをベンチ前でパシャパシャと撮っていると、小久保選手が何やらやってます。バットをバットケースへ入れる前に、1本ずつ丁寧にストッキングのようなモノに入れてる。むむ、初めて見る光景。

試合終了後にバットをカバーに入れてからバットケースに納める小久保(撮影・進尚幸)  素材はノートパソコンなどを入れる衝撃緩和系のような感じ。持ち運ぶ時にガチャガチャと当るのを防ぐためのモノかな。道具を大切に扱うって大事ですよね。プロなら、なおさら。メジャーリーガーのバリー・ボンズ(ジャイアンツ)は湿度を一定に保つ特注のバットケースを使ってるみたいだし。打者がバットにこだわるのは当然か。

 三振するとバットをたたきつけたり、放り投げたりするのはよく見る。カメラマンとしてはとってもありがたい。良い投手にやられた時の象徴的な写真が撮れるから。見に来ているお客さんへのパフォーマンスともとれる。しかし、そんなパフォーマンスは必要ない。

 昨年までソフトバンクに在籍していたフリオ・ズレータ(現ロッテ)はウルフルズの「サムライソウル」の曲に乗って打席へ入り、バットで刀を抜くようなパフォーマンスを見せて観客を沸かせた。しかし、凡退すればバットをたたきつけるし、放り投げる。僕はあまり好きじゃなかった。だって侍は刀をたたきつけたり、投げたりはしない。本当の意味での日本文化は理解されてなかった。

 そういえば、小久保選手がソフトバンクに復帰してからは、バットをたたきつけるようなシーンを見てないような気がする。凡退した時も、ヘルメットや手袋を放り投げたのは見たけど。

 唯一、バットを放り投げるのは、でっかいアーチを描いた時だけ。自分の仕事をするためには道具を大切に扱う。そういうのが侍魂の1つじゃないかな。

May 15, 2007 01:33 PM 投稿者:進 尚幸 | トラックバック (4)

2007年05月08日

ホークスを引っ張る九共大出身者:石田泰隆

 1つの大学出身の選手が、1つのチームに集まってこの世界(プロ野球界)で活躍するのは、あまり例がないのではないだろうか。ホークスに在籍する地元・九共大出身の選手たちだ。

 現在、ホークスには柴原選手を最年長とし山村、田上、新垣、馬原、高橋秀の6選手が在籍する。そのうち高橋秀を除く5選手が、そろって1軍で活躍。新垣は和田らとともに「先発4本柱」の一角を担い、幾多の故障を乗り越えた山村は今季プロ7年目で初めて開幕1軍入り。右の中継ぎとしてホークス投手陣を支えている。守護神馬原はリーグを代表するストッパーにまで成長。今季はここまで(5月7日現在)リーグトップの11セーブに防御率0・00と、抜群の安定感を誇る。その投手陣の球を山崎、的場と並んで受けるのは、大学時代から彼ら(新垣、山村、馬原)の球を受けてきた田上だ。

 田上 まさか、こんな日が来るとは夢にも思わなかった。自分は中日にドラフト指名されて、1度捨てられた身。そこをホークスに拾ってもらって、またこの世界に戻ることができた。また大学時代のメンバーとこうして野球ができるのは、何か変な感じですね。

 九共大OB最年長者の柴原は、後輩たちの活躍に刺激を受けるという。「ポジションは違うけど、まだあいつら(九共大の後輩)には負けられない。逆に自分がもっと引っ張っていかないとね」。今季、2年ぶりに開幕スタメンを勝ち取った男は、ここまで打率2割7分6厘と苦しんでいるが、放った3本塁打のうち1本はサヨナラ本塁打、1本は満塁弾と強烈に印象を残す。「この世界は実力の世界で難しいことだけど、九共大出身の選手でもっとチームを引っ張って行きたいね」(柴原)。今季は九共大出身選手の活躍が、チームの行方を左右するかもしれない。

May 8, 2007 03:33 PM 投稿者:石田泰隆 | トラックバック (0)