2007年02月26日
やっぱり基本の反復ですね:進 尚幸
約1カ月におよぶ春季キャンプが終りました。長かったねぇ。何が長いって1日が長い長い。朝7時40分の声だしから始まり、日が暮れるまで。まさに日の出から日没。いや、ナイター照明が点灯される時もあった。公式戦が始まってしまうと、華やかに見えるプロ野球の世界。でもそこには、地道で膨大な練習があるんやね。ベテランもルーキーも関係なく。
今キャンプでは秋山総合コーチがほぼ毎日、つきっきりで3年目の江川選手に打撃指導していた。特打が終わった後から、更に1時間以上の打撃練習。しかも、それは基本中の基本のティー打撃。聞こえくる指導の内容は、野球歴のまったくない自分でも解るようような事やった。何で?もっとさぁ「変化球を打つ時は…」やら「内角は腕をたたんでヘッドを…」とかありそうなもんやん。プロだからもっと難しい技術的なお話じゃないの?って思った。
でも、それは違うんだって、素人の思い込み。若い選手は、とにかくバットを振るのが大事。振って振って振りまくる。秋山総合コーチも入団した当初は、キャンプで朝から晩までバットを振らされ、朝起きるのが嫌だったらしい。「あ~また今日も球場に行くのかぁ」って感じで。
現役時代のキャンプを見てるだけに信じられんかった。だってチョイチョイと走って、チョイチョイと打って帰りよったもん。それでシーズンは好プレーの連続だったでしょ。才能のある人、トップアスリートってのはこういう人の事を言うんや、練習しないでも出来る人。だけど、そのスタイルになるまでは…ですよね。
やっぱり努力せんといかんわ。努力なしで成功はないとね。日々精進で。
February 26, 2007 07:52 PM 投稿者:進 尚幸 | トラックバック (0)
2007年02月20日
温かく見守っていきたい:石田泰隆
外国人の実力は、シーズンに入るまで分からないとよく言われるが、まさにその通りだと思った。移籍したズレータに代わって、今季ホークスに新加入したアダムとブキャナンの両外国人だ。
とくにブキャナンについては、我々報道陣の中からも「大丈夫?」という声が上がるほど、動きが悪かった。助っ人外国人にしては割と足の動くアダムに対し、ブキャナンの方はお世辞にも「やってくれそうやねー」と期待を寄せられるほどの動きを見せていなかった。あるコーチは「ホワイトの方がやるんじゃないか」と、ソフトバンクの新携帯電話のCMに出てくる助っ人外国人を引き合いに出す皮肉っぷりで、評価を下していた。
193センチ、104キロの体格を誇り、ズレータ級の打撃が自慢の持ち主。と思いきや、これまた意外にも打球が飛ばない…。フリー打撃では高々と打球を打ち上げるが、フェンス手前で失速。力があるのかないのか、いまだつかめないでいる。あれほど高く打球が舞い上がるのだから、力があることには間違いないのだろうけど。
シート打撃、紅白戦でもなかなかバットにあたらず、三振のオンパレード。恵まれた体格を生かせずに苦しむブキャナンに対し、さすがの王監督も業を煮やしたのか、キャンプ中盤を越えた17日にようやく直接指導に乗り出した。身ぶり手ぶりを加えた、1時間にもおよぶ熱血指導でブキャナンを再生。翌日の紅白戦では1本塁打を含む3打数3安打3打点ときっかけをつかませた。王監督は「良かったね、本塁打が出て。外国人に関しては時間をかけなきゃいけないからね」と安ど感の表情をのぞかせた。
いよいよキャンプも20日から最終クールに突入する。約1カ月後の3月24日にはもう、シーズンが開幕する。現段階でブキャナンが“優良助っ人外国人”か否かは定かではないが、やってくれなくては困るし、異国の地で成功を収めてほしいという気持ちも強い。ファンの皆さんもすぐに結果を求めるのではなく、温かく、動向を見守っていきましょう。
February 20, 2007 02:06 PM 投稿者:石田泰隆 | トラックバック (2)
2007年02月13日
ホークスは情報発信基地:押谷謙爾
「むちゃ多いな」が、生目の杜(もり)運動公園であいさつ言葉になっている。ソフトバンクの宮崎春季キャンプ。11日に球団史上最多の4万5000人を数え、人、人、人であふれている。サッカー担当から野球担当に「移籍」して半月ほどが経過。Jリーグのキャンプ取材だと「観衆たったの3人」という手の記事が定番だっただけに、文字通り「ケタ違い」の人気に単純に驚くしかない。
宮崎市観光協会が駐車場のナンバープレートを調べたところ、週末になると宮崎県外が全体の6割に達するという。選手の奮闘ぶりを見ようとほぼ九州全域から人々が詰めかける。人が集まるところに物や情報が集まる。売店には地元宮崎の食がズラリ。地鶏の炭火焼やチキン南蛮、レタス巻、焼酎など名物料理に舌鼓を打てるほか、足湯もある。これだけ人が集めるのだから、格好の宮崎PRになる。
球団の竹内常務COOには「われわれが宣伝媒体になっていきたい」という考えがある。情報発信できるのはテレビや新聞、ネットだけでない。竹内COOは続けて「例えば王監督は各地域のおいしいものを知ってらっしゃる。試合の日に少しずつ紹介するのもいいね」と語る。昨年の公式戦主催試合の総動員数は約204万人、1試合平均で約3万人。福岡ヤフードームを情報発信基地の1つに、野球を包含した大きな情報サービスの可能性が秘められている。キャンプでさえも貴重な「媒体」になる。サッカーとはまた違った、ホークスの魅力を少しずつ迫って行きたい。
February 13, 2007 10:30 AM 投稿者:押谷謙爾 | トラックバック (2)
2007年02月06日
宮崎のすし屋に集う人たち:中村泰三
キャンプ地の宮崎に一風変わった? おすし屋さんがある。宮崎市の繁華街、中央通りにあるそのお店の名前は「勝健鮨」。本紙評論家の稲尾和久さんのなじみのすし屋で、春、秋のキャンプ取材で訪れると、ちょくちょく顔を出す機会に恵まれる。すし屋だけに、ショーケースの中には切り身の刺し身がズラリと並ぶが、このお店で、おすしを食べるのはまれ。ときには鍋料理も出る。稲尾さんいわく「勝は6年に1度しかすしを握らない」「ここはつばずしが有名だ」。つばずしとは、話好きの大将がついついお客さんとの会話に夢中になり、そのつばが握りの中に入ってしまうという…。冗談だけど、この店の雰囲気を知ると、あながち稲尾さんの指摘は間違っていない気もする。
地元マスコミ、流通業の社長さんや、地元の名士の方々、はたまた絶世の美女? まで、このお店の大将の人柄に誘われていろんな人が店には集う。そんな人の輪には、ソフトバンクの秋山1軍総合コーチの名前も加わっている。今キャンプも早速、顔を出したという。「あそこか? 雰囲気がいいじゃない」。以前、この店の常連となった理由を聞くと、秋山コーチはそう答えた。味もさることながら、何より人との触れ合いが、秋山コーチの足をこの店に向かわせる。
故根本球団社長が宮崎市に働きかけ、企画立案から携わり、生目の杜運動公園が誕生した。キャンプ地が高知から宮崎に移って4年目。「天候もいいが、ここは何より施設がいい。キャンプを行うには最高の環境だよ」と王監督は生目の杜運動公園を評価する。いろんなつながりが出会いを生み、その出会いがまた新たな出会いを生む。人脈というソフトバンクの財産が、ここ宮崎にも根付き始めている。
February 6, 2007 08:13 PM 投稿者:中村泰三 | トラックバック (5)
