2006年03月20日
「川崎組」がリード:石田泰隆
松中組と川崎組は、川崎組に軍配あり?
オープン戦も残り2試合となった。今季は若手育成がチーム目標に掲げられており、キャンプ、オープン戦を通して、若手の台頭がクローズアップされ続けた。希望枠ルーキー松田、大学・社会人ドラフト5巡目指名の本多はこの2カ月で開幕ベンチ入りどころか、開幕スタメンを狙える存在にまで成長した。
キャンプを迎えるにあたり、選手はそれぞれ自主トレを行う。松田とともに三塁のポジション争いが予想された「松中組」期待の星・2年目の江川は、秋山2軍監督の“指令”のもと、松中のグアム自主トレに同行。5年目北野、3年目金子とともに、トレーニングに励んだ。
宮崎キャンプでは初めてA組(1軍)スタート。オープン戦も1軍に帯同した江川だが、結果を出せず、開幕まで残り4試合となったところで2軍降格が決まった。WBC日本代表でチームを離れた松中に出発前、「オレが戻って来るまで1軍にいろ」と強烈なゲキを飛ばされていたが、期待に応えることはできなかった。江川は「まだ自分は1軍のレベルに達していないということ。でもこの3カ月は自分にとって、すごく充実した期間だった。自分に足りないものが何か、はっきりした」と話した。
対して川崎とともに自主トレを行った6年目の山崎、5年目井手の「川崎組」は絶好調だ。まずは正捕手の座を狙う山崎。遠投105メートルと決して強肩とはいえないが、取ってから素早い送球と正確なコントロールで盗塁阻止率は5割7分1厘(14企画で8刺殺)を記録。課題の打撃の方も正捕手を争う3人の中でトップの3割8分9厘と高打率を残し、正捕手候補一番手の的場を脅かす存在になっている。井手もカブレラ、大村、宮地、柴原、荒金、城所と7人で5席と言われる外野枠入りを目指し奮闘中と、気の抜けない日を送っている。
開幕1軍登録は28人以内。「川崎組」の2人は何とか生き残りそうだが、残念ながら「松中組」からは1人も登録されそうにない。力の差はそうないのだが、これがプロの世界。競争を勝ち抜いて、早く“組長”を喜ばせてあげてほしい。【ソフトバンク担当=石田泰隆】
March 20, 2006 11:59 PM 投稿者:石田泰隆 | トラックバック (8)
2006年03月06日
さらに増加しているバイタリティー:中村泰三
ソフトバンク王貞治監督が率いる、WBC日本代表チームに同行している。日の丸という重圧を背負う王監督だが、時折、ソフトバンクの話題を口にすることもある。
オープン戦7試合目で初勝利を飾った4日。朗報? に王監督は「やればできるじゃないか」と冗談めかして言った。残留している石田記者に聞けば、王監督は森脇コーチに「勝敗は別にして、そろそろ次の段階へ」と3日に東京から指示を出していたという。オープン戦とはいえ、6試合勝ちなし。「勝敗は別」と言いながらも、王監督はプロ野球界を「勝負の世界」とよく表現する。チームの現状に気をもんでいたのだろう。
日本代表を指揮しながらもルーキーの松田が打てば「どんどんアピールしてほしい。ほかのポジションも競争が激化してほしいね」と喜ぶ。東京での1次リーグ中は午前中から第1試合を敵情視察し、午後は日本チームの試合を指揮する。かつての本拠地、東京だけに来客も多い。多忙を極める中でソフトバンクコーチ陣からのメールを注視し、チーム状態に気を配る。
今年から5年ぶりにホークス担当に復帰したが、王監督のバイタリティーは増している気がしてならない。【中村泰三】
March 6, 2006 03:24 PM 投稿者:中村泰三 | トラックバック (4)
