2005年02月06日
投手は投げてナンボ?:石田泰隆
投手の調整法は実に様々だ。キャンプインと同時に100球以上の投げ込みなど、とにかく投げ込んで調整をする選手もいれば、第1クールはブルペン投球を一切行わず、下半身強化だけに努める選手もいる。
今年プロ12年目を迎える吉武真太郎投手(29)は、前者の投げ込んで肩をつくるタイプだ。「投手はやっぱり投げてなんぼでしょ。投げて、結果、それがお金となって返ってくる。人それぞれだけど、僕から言わせれば投げない投手は投手じゃないね」ときっぱり。
今キャンプでも初日からのブルペン投球は松、馬原らとならび皆勤賞(まだ5日だが)。5度のブルペン投球で約500球を投げ込んでいる。「新聞とかでキャンプ前に『今キャンプでは1500球投げ込む』とかいろいろ出てるけど、オレから言わせればどうってことないね。毎年2000球近くは投げてるから」。
言葉どおり、この男はとにかく投げて肩をつくる。過去3年間、キャンプ中にブルペン投球をしない日はなかったと言う。今キャンプも当然といった表情で、ブルペン投球を重ねる。「投げない日はつくりたくないんだよね。投手っていうのは繊細なものだから、少しのズレが大きなズレを引き起こす可能性がある。平たんな場所で投げても、結局、投げるのは傾斜のあるマウンド。毎日、10球、20球でもマウンドに立つことは大事なこと」。
プロ通算23勝も、過去5年間でわずか1勝と苦しむ背番号「34」は、あくまでも自分のスタイルで勝負し続ける。
【ソフトバンク担当・石田泰隆】
February 6, 2005 05:15 PM 投稿者:石田泰隆 | トラックバック (0)
2005年02月05日
ファンサービスもメジャー級:石田泰隆
本物のメジャーリーガーがやって来た。トニー・バティスタ内野手(32)とホルベルト・カブレラ内野手(31)だ。2人がメジャーで残した成績を見ると野球に目がいきがちだが、すごいのは野球だけではない。
5日、この日は今キャンプ初の休日とあって、選手はゴルフや市内観光などでリフレッシュ。思い思いの休日を過ごしたようだ。
選手宿舎にはそんな選手の帰りを狙い、サインをもらおうとするファンが何組もいた。だが、この日は休日。しかも選手宿舎とあって、サインをねだるファンに足を止める選手は多くない。なかには携帯電話で話すフリをして素通りする選手もいた。宿舎でサインをねだられる選手の気持ちも十分理解できる。
だが、バティスタとカブレラは違った。1人にサインをするとすぐに人だかりの山ができたが、嫌な顔ひとつ見せず、笑顔でペンを走らせ続けた。車いすに乗った女の子が写真を求めると、片足をひざま付き、同じ目線になって、これまた満面の笑みで撮影に応じていた。それがまた様になっていてすごく格好よかった。
サインをひと通り終えても「他にサインがほしい人はいないか?」と自ら声を発するほど。しまいにバティスタは1度部屋に戻り、部屋から持ってきた自身の名前入りのTシャツを配り始めるなど、サービス精神旺盛だった。
メジャーリーガーはファンのことを大切にするとはよく耳にしてきたが、実際にそういう場面に居合わせたことはなかった。その光景を見ているだけで、こちらも自然とほほが緩んでいるのが分かった。本場のファンサービスに触れることができ、すごく感心させられた。
最後、サインをし終えたバティスタに一言聞いた。
「1人残らずサインをしてたよね?」 「当然さ。オレは1人でここまできたんじゃない。(ファン)みんなの支えがあったからこそ、ここにたどり着くことができた。それが答えさ」。
メジャーリーガーが尊敬される理由が分かった気がした。
【ソフトバンク担当・石田泰隆】
February 5, 2005 05:16 PM 投稿者:石田泰隆 | トラックバック (7)
2005年02月01日
すべてが新しくなった:石田泰隆
2月1日、いよいよ宮崎春季キャンプが始まった。ソフトバンク本社のCI(コーポレートアイデンティティー)でもある、黄色の2本ラインが入った真新しいホーム用のユニホームを身にまとった選手たちが、日本一奪回へ向け動き出した。
さて、この新ユニホーム。ファンの間では賛否両論あるようだが、選手の間では評判がいい。見た目はまだ見慣れていないせいもあり、多少違和感は残るが、使用性は十分に優れているという。
初日からブルペン投球を行った杉内投手は「軽くて、すごく動きやすい。着てる気がしないくらい。ズボンも締め付ける感じがなくて、すごく投げやすかった。通気性もいいですよ」と汗をよくかく杉内投手? にとってはもってこいのユニホームに仕上がっている。
それもそのはず。この新ユニホーム、素材には昨年のアテネ五輪全日本野球チームが使用した「エアウエイライトメッシュ」という軽量新素材が採用されている。アテネ五輪で2勝をマークした和田投手も「アテネ(五輪)と一緒の素材でしょ。すごく投げやすかったんですよ。汗もすごく吸い取るし」と改良された新ユニホームを喜んだ。
ソフトバンクホークス元年。「世界一」を公言する孫オーナーのもと、何もかも新しくなった新生ホークスが、宮崎から日本一奪回を目指す。
【ソフトバンク担当・石田泰隆】
February 1, 2005 05:17 PM 投稿者:石田泰隆 | トラックバック (12)
