鷹番日記

2006年06月12日

とっても律儀な世界一監督:梅根麻紀

 12日は移動日。チームは新幹線で博多駅から広島へ移動。移動取材だ! 駅で選手を待って撮るだけなんだけどね。

 駅についたらまずチェックすることは王監督の居場所。監督を撮りのがすと重いカメラ持って駅に来た意味が無いもんね。監督の写真は絶対必要だからね。一番困るのは「どこからか入ったらしい」っていう、あいまいな情報(笑い)。その日も駅に着いたなりに同業他社のカメラマンから「どこからか入ったらしいよ」。「えっ・・・・?」。

 入場券を購入しホームへ。端から端まで探すけど監督はいない。時々、キオスクで雑誌を買ったりするのでキオスクをちらっとのぞく、いない。こまった-。上司になんて言い訳しようか考えているワタシ(笑い)。

 他社のカメラマンの歩幅が突然変わったので「監督来た」と察知(大げさ)。
 王貞治監督はいた。ホームに仁王立ち。かっこいいぜ。スーツ姿で新幹線を仁王立ちで迎える世界一の王監督。やっぱ、監督の雰囲気って絶対普通の人と違う。後光が見えるぜ。

 私たちカメラマンが寄っていっても貫録ものだ。「失礼します」とカメラを向けると「はーい、いってきますよー、あなたたちご苦労さまねー」と言いながらゆっくりと歩く。ゆっくり歩くのはカメラマンに撮る余裕を与えるためだ。ホントだよ。

 監督は誠意を持って接する人間はどんな立場の人間でも受け入れてくれる。ストロボの光がなかったら「ついてないよ、大丈夫?」。撮りそこねたら「んじゃ、あのへんからもう1回歩いてきましょうかね」。…なんて気持ちのデカイ人だ!

 白線できっちり止まって新幹線を待つ監督。律儀だぜ! 両手は腰だ! 背筋はまっすぐだ! とても66歳とは思えないぜ!

 新幹線がホームに入って来た。扉が開くまできっちり白線手前だ。「じゃ、いってきます」と一言残しさっそうとグリーン車へ。席に座ってもファンが窓越しにいつまでも手を振る。監督も合わせて振る。発車してもファンが並走で手を振る。危ねーったらありゃしない。

 行ってしまったので他社のカメラマンと駅を脱出、「人ごみ疲れるねー」なんて言いながら。おそらく広島駅でまたファンが待っていて囲まれるだろう。疲れてるに違いない。でも監督のことだからきっちりサービスするんだろうなあー。すげー、監督ー!。

June 12, 2006 07:07 PM 投稿者:梅根麻紀

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