2006年06月05日
ハマスタでの体験:進 尚幸
6月2日、交流戦の横浜スタジアムが騒然とした。三塁塁審がファウルをジャッジしたのに対し、球審はフェアの判定で併殺が成立してゲームセット。三塁側のカメラマン席から飛び出してナインを迎えるソフトバンク大道選手を撮影していると、誰かが叫んだ。「ファンが入り込んで来たぞ!」。振り返ると、グラウンドで数人のファンが、警備員に取り押えられてる。ソフトバンクの選手たちは、荷物を早々と片付けてバスへ向かった。もちろんこんな状況では、ヒーローインタビューもナシ。
抗議する横浜の牛島和彦監督を撮り歩いていると、中身の入ったペットボトルが飛んできた。コレ、当たると痛いんですよ~。昔、サッカーの取材で、サポーターからぶつけられた事がありました。こんな時は大体、カメラマンがいい標的にされちゃうんですよね。「お前ら何撮ってんだ!」って。
ベンチの中からものすごい音が聞こえたので、レンズを向ければ、今度は石井琢朗選手から「もういいだろうっ、いい加減にしろっ」と言われる始末。盗み撮りをしてるわけじゃない、目の前で起こってる事を撮ってるだけなのに。
どんなに仲が良くても悪くても、良い事だろうが悪い事だろうが、撮影するのが仕事なんだからシャッターは押しますよ。
今回の件で一番不安に感じたのは、各球場で新設されているフィールドシート。野球離れが進み、ファンと選手がより近付くために、フェンスを取り払ったスタイル。横浜スタジアムもそうでした。数人のファンが乗り込んだだけで事なきを得ましたが…考えるとゾッとしましたね。
それはそうと、選手、監督も全員ロッカールームに引き揚げ、投げ込まれたゴミだけが残ったグラウンドにネクストバッターズサークルのバットと滑り止めを片付ける人、元ソフトバンクの松修康(現横浜打撃投手)の後姿は寂しそうやったなぁ~。
June 5, 2006 03:31 PM 投稿者:進 尚幸
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