鷹番日記

2006年12月11日

未来の大砲がド派手な目標:石田泰隆

 ソフトバンクに今年度入団する新入団選手発表が10日、福岡市内のホテルで行われた。スーツ姿でひな壇に座る王監督を中央に、高校、大学・社会人ドラフトで指名を受けた8選手が、真新しいユニホームに袖を通した。

 希望枠入団では、アマ球界NO・1左腕と呼び声が高い近大の大隣憲司投手(22)を筆頭に、大学・社会人ドラフト3巡目指名で、大学球界NO・1捕手と評される白鴎大・高谷裕亮捕手(25)。また、指名を受けた3人の高校生野手(福田、伊奈、李)は、3人の合計高校通算本塁打数が165本と、近い将来の大砲候補として大いに期待されている。

 入団会見では「3割、30本塁打を打てる選手を目指す」「開幕から先発ローテーションに入って、2ケタ勝利が目標」と、それぞれが自身の将来の青写真を描いた。王監督も選手1人1人の目標を耳にしながら、笑顔で何度もうなずいていたのが印象的だった。

 中でも、王監督が一番笑顔を見せたのが、高校生ドラフトで3巡目指名を受けた伊奈龍哉外野手(18=近江)が目標を語ったとき。

 伊奈 この日本一広く、一番本塁打の出難い福岡ドームで、誰も飛ばしたことのない大きな本塁打を打ちたい。一番遠くまで飛ばしたい。ファンの方が自分の打球に感動してもらえるようなスラッガーになりたい。

 背番号は「55」に決定。伊奈本人が同じ長距離砲の松井(ヤンキース)にあこがれている点と、球団が王監督の持つシーズン最多本塁打記録に少しでも近づいてほしいという願いが込められている。伊奈は「いつかは王監督の記録を抜いてみたい。目標を高く設定しておけば、そこに向かって努力しますからね」とどん欲な姿勢をみせた。

 「プロは競争社会。その世界に自らが望んで入ってきた。覚悟はできていると思う。年数は関係ないので、1年目からレギュラーになるつもりで頑張ってほしい」。会見の最後、王監督は新人8選手に熱いゲキを飛ばした。決して平たんな道ではないと思う。この中から、何人の選手が競争を勝ち抜き、ドームでプレーすることができるか。今から楽しみだ。

December 11, 2006 10:31 PM 投稿者:石田泰隆

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