鷹番日記

2006年07月24日

藤川投手の速球は究極の技:石田泰隆

 まさにプロならではの、力と力の勝負だった。

 21、23日に行われたプロ野球の球宴取材に行った。球界を代表する選手が集う場での取材は、初めてだった。というより、仕事以外で、プロ野球の球宴を生で見たこと自体、初めてだった。

 一番印象に残ったのは、やっぱり阪神藤川投手の剛速球。直球を投げてくると分かっていても、トッププレーヤーたちのバットは空を切るばかり。初速と終速の差があまりないから、藤川投手の球はバットの上を何度も通過した。投げている本人も気持ちいいだろうが、見ているこちらも爽快感に浸ることができた。

 ホークス戦士も同じような言葉を並べた。中でも一番興味を抱いていたのが、同じストッパーとして活躍する馬原投手。初出場となった今回は、第2戦の8回、同点の場面で登板したが、阪神藤本に決勝の2点適時打を浴び、敗戦投手となった。藤川投手のように150キロ台の直球を連発。最速は155キロを計測したのにも関わらずだ。

 馬原 藤川さんの投げる球は、異次元ですよね。抑え投手として、直球と分かっていても打たれないのは理想かな。そりゃ、連続イニング無失点(47回2/3)をあれだけ長く継続できますよ。あれこそプロ中のプロ。究極の技だと思う。

 本誌評論家の佐々木主浩氏も24日付の評論で『今回ほど、中継ぎ陣にスポットライトがあたった球宴は珍しかった』と述べられていた。自分もそう思う。スポーツは何でもそうだが、終盤になるほど試合の行方が左右される。

 出てきただけで相手チームが怯(ひる)む。馬原投手にも、そんな藤川投手のような「絶対的守護神」になってもらいたい。

July 24, 2006 08:42 PM 投稿者:石田泰隆

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