2008年01月04日
陰で続ける「人材補強」:中村泰三
ソフトバンクが、将来を見据えた“補強”を着々と進めている。といっても、チームではない。フロントの強化だ。今オフ、現役を引退したばかりの田之上慶三郎投手をコンディショニング担当スタッフ補佐として残留させ、昨年、ソフトバンクを退団し、今季は独立リーグの北信越BCリーグ・富山サンダーバーズで選手兼コーチとして活躍した、宮地克彦氏を育成担当として入団させた。
昨年もダイエーから日本ハム、ロッテと渡り歩いた林孝哉氏らを球団職員として採用した。竹内孝規球団常務最高執行責任者(COO=47)は言う。「フロントに人材が足りないのは確か。ダイエー時代の空白の期間、これを何とかして埋めていきたい」と切実に語った。
負の遺産がある。ダイエー時代、恐怖政治を行った当時の球団社長が球団に不可欠な人材を不当に切り捨てた。チームもそうだった。99年の初優勝、03年の日本一を最後に、主力選手が相次いで流出した。「今後、九州、山口、沖縄地区で責任を持って球団運営していくには、チームはもちろん、球団も志を継承していくことができる人材を確保し、育てなければいけない」と竹内COOは言う。
地元に愛され、地域に根付いた球団づくり。グラウンド上では見えない努力を、陰で続けている。それがチームを強くし、いつかはグラウンド上の大きな結果へと結び付くだろう。
January 4, 2008 05:53 PM 投稿者:中村泰三
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