2006年12月05日
1年過ぎて選手は変わった:中村泰三
プロ野球界もオフの恒例行事、契約更改のシーズンに入った。主力選手の交渉は12月中旬以降。若手選手は次々と統一契約書に判を押しているが、選手以上に、ソフトバンクのフロント陣の表情が明るいのが印象的だった。
その理由は交渉が難航しなかったからではない。福地管理部長は言う。「今年は選手も大分、変わりましたよ」。それは若手選手たちの姿、態度だった。
昨年の契約更改交渉での出来事。シーズン中のユニホーム姿からスーツに衣替えをした若手選手だが、その着こなしがお世辞にもできていなかった。ワイシャツの一番上のボタンは外れ、ネクタイはだらしなく緩む。足元に目を向ければ、スニーカー用の靴下。交渉部屋に入ると、何のあいさつもなくどっしりとソファーに腰を下ろす…。
「プロ野球選手である前にしっかりした社会人でなければいけない。特に野球選手は注目される存在なのだから、一般の人以上に模範的な行動をしなければ」と福地部長。昨年の交渉では査定の説明とともに、身だしなみ、礼儀作法など懇々と説いた。
その成果が出た。今年、高卒1年目の選手はだれも“ドレスコード”に引っ掛からなかった。こんなシーンもあった。2年目の高卒選手は、会見の席でさえ、着席する許可を球団広報に求め、ようやくいすに座った。「われわれもシーズン中からグラウンド外での行動、態度、姿勢については注意しているが、今年を見ていると先輩の選手が後輩にいろいろとレクチャーしているようだ。いい環境ができつつある」と角田球団代表はうれしそうに話した。また新たな伝統がソフトバンクに生まれつつある。
December 5, 2006 02:45 PM 投稿者:中村泰三
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