2007年08月03日
1軍定着のカギは…
~オリックス・迎祐一郎外野手~
40試合に出場。155打数、54安打、打率・348。本塁打9。打点32。盗塁6。7月30日現在、ウエスタン・リーグの成績である。この時点でのリーディングヒッター。申し分ない成績は、オリックスの迎祐一郎外野手(25)。佐賀県は伊万里商出身。今シーズン8年目を迎える中堅選手。といっても25歳。まだまだ若い。阪神の編成部・調査担当の山川氏は『ファームにいるのがおかしい選手』だという。確かに結果を見ても、長打力はあるし、足も結構速い。1軍に定着可能な素材だが…。
ファームでは好成績が残せる選手だ。過去、何度もチャンスはもらっている。入団して3年目。7月8日のロッテ戦に初出場してからは、5年間で102試合に出場。打率・205で6ホーマー。どうしても、自分の持っている力を100パーセント発揮することができない。何が足りないのか。住友監督に聞いてみた。「今年も一度昇格したんですが、すぐ帰ってきてしまった。我々の希望としては、1軍で通用する力は持っていると思いますし、もう少し我慢して使ってもらえたらと思うんですが…」。実力ありと見ている。
鳴尾浜球場。7月31日、8月1日の阪神戦はノーヒットに終わった。本人の話である。「どちらかというと、考え込んでしまう方なんですよ。いくら考えても、いい結果につながらないのはわかっていても、ああでもない。こうでもない。と、つまらない事が頭に浮かんできてしまう」。今年も同じ事を繰り返したことで、いま、調子を落としている。フォームは崩れている。タイミングは合わない。迎が言う“悩み”がバッティングにあらわれている。最悪の状態になっているようだが、これだけは言っておきたい。失敗はだれにでもある事。失敗は選手を育てるとも言う。それには原因を追究し、解決しておく事。失敗も成功も根拠を求めておけば必ずや成長に結びつく。
怖いのは“ファームズレ”だ。2軍で、それなりの成績を残すことで満足してしまう事。自分では前を向いて進んでいるつもりでも『どうしても』とか『何が何でも』といった、気持ちの上での張りが無くなってくる。いつの間にか“欲”が無くなっている。「もう8年目です。確かにそれが怖いんですが、性格は真面目ですし、よく練習をする選手ですので、大丈夫だと思っています。ちょっと人のいいところがありますので、もっと人を押しのけてでも前へ進んでいくぐらいになってほしい。長打力はある。足は速い。守備範囲も広いですから」とは住友監督。大きな期待を寄せている。
迎も自分をしっかり見つめている。さすが真面目人間。「ここ数年、毎年同じ事を繰り返していますから、なんとか抜け出したいです。まずは、ファームで結果を出しておかない事には、お呼びがかかりませんからね。それと、やはり原点にかえるというか、体力面でも技術面でも、もっとレベルアップして、長いスパンでコンスタントに力が出せるよう、体で覚えることです」。その通りである。もっと、もっと練習せよ。自分との闘いに勝て。ハングリー精神を持って挑め。頑張るしかない。ひとつのきっかけさえつかめば、大ブレークする力を持ち備えた選手ではないか。
August 3, 2007 11:30 AM
