2007年05月18日
次世代を背負う大型ルーキー
~広島・鈴木将光外野手~
走、攻、守-。3拍子揃った選手だ。鈴木将光外野手(20)。昨年の高校生ドラフト1位。182センチ、80キロ。バランスのとれた体。50メートル走は5秒台。当然、守備範囲は広い。高校時代、放ったホームランは64本。遠投120メートル。遊学館から広島東洋カープ入り。甲子園大会に出場した時には、ホームスチールを決める度胸の良さ。山崎二軍監督をして「まだやる事はたくさんあるが、素材は申し分ない」と言わせる大型ルーキー。5月5日の阪神戦(ウエスタン)では、1軍でバリバリ活躍している野口捕手から盗塁を決めた。センスは抜群。即1軍とはいかないだろうが、次世代のチームを背負う大器であることは間違いない。
入団した昨年、ウエスタンの教育リーグ(3月)外野からの送球で右肩を痛めた。まだ右も左もわからない時期。なかなか完治しない。焦っているところへ今度は腰痛。踏んだり蹴ったり。期待されながら1年間ゲームに出ることができなかった。「野球ができない辛さを痛感しました」1年目から、故障という無情な体験と直面した。人間、目の前にある仕事がやりたくてもできない時ほど辛いことはない。精神的に落ち込んだこともあっただろうが、与えられた試練は自分に討ち勝つチャンスだともいう。克己を持つことだ。
「今年が1年目のつもりでやっています。肩と腰の故障でしたが、肩が悪くなったとか、足が遅くなったという感覚はありません。多少の怖さはありますが、そんな事は言っておれません。1試合でも多くゲームに出場して、存在をアピールしないと」
これまで何人もの選手を見てきた。運が悪いというか、肝心な時になるとケガをする選手がいる。例えば、久々に先発出場する日。1軍への昇格が決まる一歩手前、あるいは決まった時。昇格、即、まだゲームに出場をしてもいないのに故障して降格。など、不運を背負っているような人がいる。一度つまづいた人にはその可能性がある。だからといって、何をするにしても怖々やっていると余計ケガをする。手抜き工事ではいい結果が出るはずがない。ひとつ、ひとつのプレーに集中することだ。
“無事コレ名馬”「合宿の隣に室内練習場はありますし、環境には恵まれています。その気になればいくらでも練習はできますのでありがたいです。投げるとか、打つだけではなく、まだやる事はたくさんあります。当然、体力の強化もしていきたいです」故障しにくい体作り。ケガに強い体作りが望まれる。まだ若い。先は長い。山崎二軍監督「まだ次のプレーへ移る時の用意が遅い。いい素材ですから、じっくり鍛えていきますよ」打って、走って、守れる。5月15日現在、ウエスタン・リーグの成績は、23試合に出場。58打数、14安打、打率・241。1ホーマー、6打点、2盗塁。これからの選手だ。鈴木よ-。純粋に野球を好きになれ。
May 18, 2007 12:06 PM
