2007年05月04日

将来のクリーンアップ候補

~ソフトバンク・松田選手~

 希望枠で入団して2年目。ソフトバンクが即戦力として獲得。昨年は、ルーキーながら1軍の開幕戦でスタメン出場。大いに期待された選手だが、プロの壁は厚かった。62試合、204打数、43安打、打率・211。3ホーマーの18打点。納得のいかない成績。力不足を痛感したが、パワーは抜群。近い将来の中心打者。松田宣浩選手(23)。亜細亜大出の大型内野手。今季はファームからのスタート。2日、鳴尾浜球場で行われた阪神-ソフトバンク戦を取材してきた。

 第1打席、山村バッティングコーチが「どうしても、上体が突っ込むので、変化球にタイミングが合わないことが多い」欠点が出て、ゆるーいカーブに泳いで一邪飛。2打席目は、同コーチが「松田の持ち味」という長打力をいかんなく発揮。外角寄りの高めストレートを、何と、スコアボード直撃の特大5号ホーマー。その後は四球、三振、二ゴロだったが、四球で出塁した6回、エンドランで二進したあと、果敢に三盗。捕手の悪送球を誘って生還。この日のチーム3得点中、松田がバットと足で2点を稼いで、試合は3対1で勝利。「自分の判断で走りました」。打つだけではない。こんな足ワザを持っている。

 「昨年は本当、悔しい年でした。当然納得はいきませんし、自分のふがいなさに腹の立つ一年でした。今年は反省も含めて、じっくり、基礎を身につける年にしたいですね。技術面でも、バッティングだけでなく、守備の方もみっちりやりたい。もちろん、体力の強化もしないといけませんし、もう一度やり直しといいますか、体力と技術をしっかり身につけたところで再スタートしたいと思っています。盗塁ですか…。一、二塁間の盗塁は高校、大学時代結構していました」。

 試合後、ランニングしたあとのバットスイングは、山村コーチが付きっ切り。「バットが外まわりするクセがありましたから、少しバットを寝かせて構え、インサイドアウトに出やすいようにしているのと、軸足の固定ですね。とにかくあの長打力は魅力ですよ」との期待を寄せれば、石渡2軍監督も「まだ、まだ、いい時と悪い時の差はあるが、遠くへ飛ばすパワーは天性ですね。将来の中心打者に育てたい」。クリーンアップを打つ素材であることを、両首脳とも認めている。

 今、苦しみのど真ん中にいるだろう。厳しい練習、どん欲に取り組むこと。何事にも興味を持って体当たりすること。失敗を恐れるな。今の失敗は許される。ただし、その原因は追求し解決すること。失敗も成功も根拠を見いだすことが次のプレーにつながる。今、ウエスタン・リーグの成績。71打数、24安打、5本塁打、19打点。打率・338(5月2日現在)ファーム暮らしにも、現在の松田には焦りはない。「すべてをレベルアップしないといけません。持ち味は長打力です」。物事にこだわらない性格だという。プロ野球選手に向いている。

May 4, 2007 11:31 AM