2007年04月20日
将来のエース候補
~広島・前田健太投手~
3回。打者10人。被安打1。奪三振2。四球0。失点0。自責点0。18日、鳴尾浜球場で行われた対阪神戦で、見事なピッチングを披露した。ウエスタン・リーグ公式戦で、今季初勝利といおうか、プロ入り初の勝ち星を挙げたのは、広島・前田健太投手(19)である。PL学園出身。高校生ドラフト1位で入団した新人。182センチ。70キロ。右投げ、右打ち。体型はピッチャーにピッタリだ。将来のエース候補。期待は大きい。素晴らしい素材の持ち主だ。
予定は先発だったが、あの、ナックルボーラー、フェルナンデスの調整登板でリリーフに。マウンドへ上がったのは4回から。予定変更のアクシデントなど、なんのその。公式戦3試合目の登板は「練習試合でも、何度も先発していますし、公式戦の初登板もそれほど緊張はしませんでした。今は、落ち着いてマウンドへ上れます。初勝利ですか…。やはり、気分いいですね」。ゲーム後話を聞かせてもらった。笑顔の受け答え。やはりうれしそうだ。
山内ピッチングコーチも大絶賛した。「大いに期待しています。キャンプからここまで全く故障なしできていますし。体は強いと思います。足腰のバネはありますし、これからは、プロとしての体力作りと、あと少し体重を増やすことです。もっとスピードは出ますよ。フィールディングは、さすがPL出身といいますか、心配はいりません。素晴らしい素材です。本当、楽しみですね」。この日の球速のマックスは144キロだったが、まだまだ、スピードアップは可能だという。
「自分でも今、体力作りが一番大事だと思っています。1年を通して野球のできる体力といいますか。厳しい練習をクリアしていくのも体力だと思いますので、早くプロの体にしたいです。コーチからは、ストレートも変化球も腕を強く振って、思い切って投げろと言われています。ピッチングは、だいたい50球ぐらいです。目標ですが…。できる事なら、今シーズン中にでも、1軍で勝ち星を挙げたいです」。
野球少年だった。大阪・忠岡ボーイズ時代、日本選抜選手として世界大会は出場した。桧舞台で活躍。優勝してMVPに輝いた。高校時代もエースとして甲子園大会へ。球歴は申し分ないが、まだ、プロ野球選手としてのスタートラインに立ったばかり。今は捕手のサインどおり、ただ無心で投げている。高校出のルーキーなのだから、それでいい。場数を踏めば持ち味を出せるようになる。今が本当に死に物狂いで頑張り抜く時だ。体に技をたたき込むのに近道はない。どんなにつらい練習も、ただ一心にやり続けるしかない。
April 20, 2007 04:15 PM
