2007年04月13日
体力と基本
~サーパス・住友平新監督~
「体力の無い人はなにもできません。選手はまず、体力をつける努力と基本です。そして、我々指導者は根気ですね」。オリックス(サーパス)住友平新監督(63)である。ウエスタン・リーグで、今季新たに就任した4人の中で最後の登場。ファームの基本の第一に挙げたのは、やはり基本練習の反復だった。技術を体で覚えるためには、同じ事を何度も何度も繰り返す事が必要だ。言葉でも耳にタコができるほど同じ事を言い続けても足りないくらいだ。「こんな事はわかるだろう」はあってはならない。それが、ファームの指導者だ。
チーム力はアップしてきた。昨年はタイガースと最後まで優勝争いをするまでになった。発展途上のチーム。鍛え甲斐がある。「オリックスになった初年度と、近鉄でファームの監督をしましたが、事情あって両チームとも1年ずつしかやっていないんですよ。本来なら、ファームの場合、じっくり時間をかけて指導するのが本当ですがら、できれば今回はじっくりやってみたいですね」。経験済みだ。すべてを心得えてのユニホームである。現在(4月11日)の成績は2勝4敗2分け。
4月10日のゲームを拝見した。阪神を相手に1対1の引き分け。先発の希望枠で入団した新人の小松聖(25=JR九州)が好投。注目してみた。ストレートと変化球、腕の振りがほとんどかわらない。打ちづらい投手だ。1軍へ上がる日も近い。また、打席にしても、9日現在の打撃成績に目を通してみると阪神鳥谷、ヤクルト青木らと同期の由田慎太郎外野手(26)がベストテントップ。迎祐一郎外野手(25)が2位。迎にいたっては3ホーマー、10打点をマーク。楽しみな選手がいる。
「1軍の戦力として必要な選手と、これから育っていく選手の区別をはっきりつけていこうと思いますが、ファームでプレーする以上、基本的には育成の練習を中心にやってもらう。今日(10日)もアレン(外国人)をみんなと一緒に、ゲームが終ってからも最後までやらせましたが、その中でもきっちり調整していけばいい。当然、上から声がかかれば、いつでもいけるように調子を整えておく事ですね」。
試合後、ベンチ前でその日の反省をしたあと、外野でランニング、体操などをする。その体操、全員で飛び跳ねながら大きな声で、掛け声をかけている。「あれも、みんなで一緒に、腹の底から声を出して、気持ちをひとつにするため」と住友監督。団結心を養っている。一致団結した時のチームは強い。そして、もうひとつ、選手時代売り物だった同監督の「ガッツ」注入を期待したい。
April 13, 2007 05:33 PM
