2007年03月09日
大型内野手の期待
~阪神・野原将志内野手~
今年の新人選手。将来楽しみな素材の持ち主がいると聞いた。そんな噂に我が身が反応。じっとしておれない。早速ファーム鍛錬の場へ出向いた。鳴尾浜球場、グラウンドを見渡してみる。いたいた、素晴らしい体格の選手が視野に。ガッシリしている。でっかい下半身。太モモはなんと69センチとか。ランニングを見ても、守備練習を見ていても足の運びはスムーズ。50メートル走が6秒。頼もしいヤツがいるではないか。184センチ、85キロは身長と体重。キャンプ終盤に1軍へ。紅白戦ではヒットを放った。平田2軍監督は「鍛えがいのある選手が入ってきましたよ」と太鼓判を押した。
阪神・野原将志内野手。長崎日大出身の高校生ドラフト1位。期待の大きさがうかがえるが、過去、いいセンスを持ちながら日の目を見ないまま去っていった選手がいる。何人も見てきた。問題は野球に取り組む姿勢だ。野原の考えは…。「今、自分でやろうと思っていることは、シーズンを通して、きっちり野球のできる、強い体を作ることです。僕は体がかたいので、どうしても故障しやすいし、アップもかなり気を使ってやっています」。頑丈な体作りは正確。なかなかのしっかり者だ。
初めてファームを担当した平田監督はどう見ているのか。「いい体をしているでしょう。まだ、体の強さはないが、下半身はどっしりしているし、いい素材ですね。田舎者(出身地は同監督と同じ)ですから、引っ込み思案ではないかと心配していましたが、声はよく出るし、元気者ですわ。体の切れはまだ鈍いけど、現時点でそこまで求めたら酷ですね。イメージとしては、巨人の二岡みたいな選手になってくれたらと思っています」。平田監督は熱いまなざしで野原のネット打撃の相手をしていた。大いに楽しみにしているようすだ。
伊藤トレーニングコーチには、体力面について聞いてみた。「キャンプの第2クールからみんなと同じメニューで練習してきましたが、最後まで故障せずに乗り切ってくれました。新人のキャンプは体が強いかどうかのバロメーターになりますから」。恵まれた体にホレ込んでいたが、実は、高校時代苦い経験をしている。3年生になってキャプテンに抜てきされた。責任感から、痛めていた内転筋をかばいながらの練習で股関節まで痛め、野球から数カ月間も遠ざかった。「野球ができないジレンマ。辛かったです。もう2度と体験したくないです」。最高に辛い思いをしてきた。肝に銘じてほしいが、怖がっていては進歩がない。
野球漬けの毎日。プロ野球選手になった証だ。「4日間ですが、1軍の人と一緒にプレーできてうれしかった。緊張もしましたがいい勉強にもなりました」。気持ちのうえで張りができたことだろう。スタート時点に立った。プロ入りしただけで満足してはいけない。これからが勝負。大型内野手の要素は十分。楽しく練習を拝見させてもらった。
March 9, 2007 09:16 AM
