2007年03月22日
ウエスタン・リーグ24日開幕 4チームに新監督誕生
~阪神・平田勝男監督~
ウエスタン・リーグの開幕が24日に迫った。一番星に備えて選手名鑑に目を通してみた。確認してみるものだ。勉強不足だった。思わぬことに気が付いた。5球団で構成されているリーグの中で、4チームに新監督が誕生していた。阪神・平田。中日・辻。オリックス・住友。ソフトバンク・石渡の各監督。若手の育成。不振に悩む選手の調整。故障者の復帰。大役を背負っているわりには目立たない存在だが、チーム作りの原点はファームにある。腕の見せどころだ。昨年の優勝チーム、平田監督から直撃してみた。
教育リーグ(ファームのオープン戦)終了後、タイガースのベンチを覗いてみた。選手を集めて各コーチが中心となってミーティングの真っ最中。しばらく様子を見て、終わりかけたところで平田監督に声をかけてみる。「すいません。選手に伝えたい事がありますので、ちょっと待ってください」。ゲーム後、即、反省点を伝えるためだ。今、ファームでは全チームがこうした反省会を行っている。いい習慣だ。平田監督の私への言動には、選手育成にかける意気込みを感じた。大いに期待したい。その後の熱弁の中身は厳しかった。
「この世界。1軍で活躍してなんぼです。自分が1軍に残るためには何をすべきか。例えば、ファームに落ちたら、その原因を追究すること。原因を把握して工夫した練習をすること。何も考えず、ただメニューを消化するだけでは、プラス材料は全くありません。特に現在のチームは、レギュラーは固定されています。1軍は勝つためのチーム構成をします。上にあげたい候補選手が2人いたら、やっぱり実績のある選手を指名してきます」。
ヘッドコーチを経験した発想には現実味がある。そして、こう付け加えた。「ファーム選手には1、2軍を往復している1軍半的な選手。2軍である程度年数を経た人。若手に新人。それぞれの立場から練習内容の考え方は違うはず。バッティング練習を見ていて喜田とか桜井クラスが、コーチの投げる球をガンガン、スタンドにほうり込むのは当たり前なんですよ。それで満足しているようではダメ。彼らなら、もうひと段階上の練習というか、ストレートのタイミングで打ちにいって、変化球をさばいてみるとか、その逆をやってみる。守りも同じです。練習したらうまくなるのは確かですが、肝心なところになるとエラーする選手がいる。これも工夫ですね。もちろん。それを指導する我々です」。やる事はたくさんある。
まだ、まだ話は続いた。「当然、全試合勝ちに行きます。勝つためには何をすべきかわかってほしいし。勝った時の喜び、負けた時の悔しさを感じてほしい。負けてヘラヘラしているようではダメ。また、『この選手は』と思ったら徹底的に鍛えていきます。コーチにも伝えてありますから。あと2、3年でチームはかわっていきます。金本の後ガマ。矢野の後ガマ。そんなに時間はありません。『あの頃の2軍監督は誰や。平田か。あいつ何しとったんやあ』と言われんよう頑張ります」。一般的には、ファームは勝負にこだわらない。練習は平等に。の言い伝えがある。私には生ぬるく感じていた。平田監督の方針は正確だ。楽しみに見て生きたい。
March 22, 2007 03:20 PM
