2006年09月08日

ファーム連覇の柱

~今季の勝ち頭・筒井和也投手~

 ファームの連覇は秒読み。その優勝を大きく引き寄せたのは、ローテーションをきっちり守り、1シーズンを投げ抜いた筒井和也投手(24)だろう。愛知学院大から自由枠で入団して3年目。本来なら1軍でローテーション入りしているべき投手かもしれないが、年々レベルアップしているのは確か。新人の年の横浜戦で初登板、初先発、初勝利を挙げ、大いに期待されたが、まだ1軍定着を果たしていない。今季は2軍戦とはいえ8勝5敗(5日現在)で勝ち頭。防御率の4点台は気にいらないが、投の軸として投げ続けたことを自信に結びつけてほしい。

 3年間筒井を見続けてきた葛西コーチは「調子のいい時と悪い時の差がありすぎる。やはりバラツキがあるんですよ。何とかまとまらないものかと、色々アドバイスをしているんですが…。いまひとつですね。でも、今年の8勝は今までで一番多い勝ち星を挙げている。防御率はよくないが、先発投手の場合、ゲームを作っていかないと勝ち星はついてきませんから」。愛情のこもった指導をしている発言だ。同コーチ、個人をつかまえてじっくりアドバイスしたり、時には全員を集めて1軍へ上がった時の心構えのミーティングをしている。

 現状ではまだ1軍へ上がれない。筒井は「調子にバラツキがあるのはよくわかっています。昨年からの課題ですが今年もいまひとつです。自分で自分が気に入らないところがいっぱいあります。やることだらけだと思います」。少しでも早く現状を打ち破るためには、コーチからアドバイスを受けたこと。他選手を見て得たもの。相手打者と勝負して気付いたことなどから出した答えで、自分が何をすべきかを決めて練習することだ。

 「1軍へ上がるためには、ファームで何試合も続けていい結果を出すことですが、今年の8勝は、ちょっとリリーフに出て勝った量ではなく、先発して一応ゲームを作って挙げた勝ち星だと思いたいし、今後は、技術面、精神面とも自分の形を作ることだと思います」。

 いい球を投げるための基本は、まずはフォームのバランスである。そして、体の切れ、球の切れ、腕の振りに低めへのコントロール、さらに、ウイニングショットであり、9分9厘の確立でストライクを取れる球種。リリースポイントのマスターは集中力だ。今年の8勝から得たものを無駄にするな。

September 8, 2006 04:11 PM