2006年08月04日
目指せ1軍定着
~真面目人間、阪神藤原通選手~
5年間同じ事を繰り返している。1軍には必ず一度は上がるが長続きしない。今年も一度昇格したもののチャンスをつかむことはできなかった。藤原通内野手(27)、地元兵庫は神港学園から立命大を経て阪神タイガースへ。当時、広報担当として同チームに在籍していた私から見ると、早く1軍に定着してほしい選手の1人。内外野を守れるユーティリティープレーヤー。首脳陣にしても使い勝手はいいはずだけにもどかしい。
真面目な選手だ。野球に取り組む姿勢は申し分ない。練習量はファームでも1、2を争う。「いまちょっと調子を崩していますが、疲れなど暑さは関係ありません。もともと夏は好きです。技術的な面ですね」。普通、真面目な選手は考え過ぎて立ち直りが遅いというが「僕はそんなに長くかかりませんから」。さすが練習の虫だ。先月25日、社会人野球との交流戦(対日本生命)の試合後、室内で懸命に打ち込む藤原の姿があった。あのほとばしる汗を見る限り期待していいだろう。
1軍に定着できないネックはなんだろう。大きな欠点でもあるのか。問題はバッティングではないかと思い、平塚コーチに話を聞いてみた「欠点ははっきりしています。彼の場合、タイミングをはずされると、下半身が全くついていかないんですよ。どうしても上体だけで打ちにいくので、フォームは崩れるし見た目もよくない。まだ、現状では1軍は無理ですが、打率にしても今年が1番いいように、年々良くなっているのは確かです」。8月1日現在3割をキープ。1軍への土台は築いている。遠い道程ではない。
選手層の厚いチームだ。中途半端な力ではなかなか認めてくれない。やはり、何かアピールするものが必要だが、藤原には突出したワザはない。攻守においてコンスタントに力を発揮することだ。「過去、ファームでも3割は打ったことがないが、1軍に定着するには、いま与えられた場所で結果を出していかないとダメだと思います。打つ方ではコンスタントに。守りでも、内外野を守れるといっても、どっちつかずではいけませんので頑張ります」。いかにも真面目人間の返事だが、一心に野球に取り組む姿勢がある。これをやり通した人は1軍選手になっている。
August 4, 2006 11:55 AM
