2006年07月07日
「声を出せ」がテーマ
~好調サーパス大石2軍監督~
オリックスのファーム、サーパスが今季は好調だ。いい形でウエスタン・リーグを戦っている。大石大二郎監督の下、7月4日現在の成績は、49試合を消化して27勝18敗4分で2位。トップを走るタイガースを2.5ゲーム差で追っている。1軍の方は交流戦に入って失速。パ・リーグの優勝争いから離脱した感じだが、ファームはひと味違う。若手育成を目標に掲げたテーマは「声を出せ」で、チームに活気がある。優勝の可能性は十分だ。
各チーム「声を出せ」「全力疾走」は基本中の基本だが、技術面ではないことから、一番忘れられがちな基本である。「チーム全体のテーマとしては、ベンチにいても、守っていても常に声を出すことを義務付けています。声を出すことによってチームは活気付きますし、まとまりも出てきます。声を出すということは常にその時点での状況に注目していないといけませんし、選手の気持ちがひとつになりますね」。ひとつのプレーに全員が集中する。仲間意識を高める効果がある。1人より2人、2人より4人。団結力、結集力を生んでいる。
投手陣にも厳しいアドバイスをする。「相手に追加点をやるな」である。傷を深くするなという意味だろう。要するに「タイムリー打とか、エラー等で1点を取られた時は2点目を与えるな。2点取られた時は3点目をやるな。最少失点で済ませることによって反撃のチャンスが出てくる。いずれも簡単なように思えるがむずかしいですね」。いまある成績は掲げたテーマが浸透してきた証拠だろう。
期待の若手には、今年履正社から入団した“ナニワのゴジラ”岡田がいる。阪神鳥谷、ヤクルト青木らと早大で同期の由田がいる。また、昨年法大から入団した大型内野手田中がいる。みんな大きく育ってほしい選手だ。大石2軍監督は「確かにここまではいい成績できています。昨年とはあまり比較にならないと思いますが、今年はベテランたちも真剣に野球に取り組んでくれていますし、チームとしてはいい形になっています」という。選手に自信を植えつけるためには、やはり勝つことが一番。勝つ喜びの中から得るものはたくさんある。若手指導にあたるファーム首脳陣に要求されるのは辛抱、根気、我慢。そして、愛情である。
July 7, 2006 11:07 AM
