2006年05月12日

1軍昇格を目指す

~阪神庄田隆弘外野手~

 コンスタントに打率を残せるバッターだろう。昨年はウエスタン・リーグで3割6厘の成績だった。今季も5月9日現在で46打数16安打、2本塁打、7打点で打率3割4分8厘の好成績を残している。2軍戦ではあるが、今季は3割を切ったことがない。奈良県出身。智弁学園で甲子園に出場した庄田選手は、のちに明大からシダックスを経てタイガースに入団した。

 素晴らしい素質の持ち主だが、年齢を見ると今年の誕生日で27歳。金本、赤星、浜中とタイガースの外野手は不動。厳しいのは承知の挑戦だ。

 焦るな。克己を持て。年齢のことなど考えるな。過去にいろいろな選手を見てきたが、野球を好きであり続けた人はどんな形であれ1軍で活躍している。「確かに年齢を考えると、今年が最後かな、と思うことはあります。こればっかりは自分で決められることではありませんから」。1軍昇格は練習あるのみ。それも生半可な努力ではなく、今は死に物狂いで頑張りぬく時だろう。くいを残したくなかったら己を厳しく見つめるしかない。

 シダックス時代に野村克也監督(現楽天監督)と1年間同じユニホームを着た。アドバイスは「バットのヘッドを立てろ。努力を惜しむな」だった。わかりやすく、ものすごくシンプルな助言だった。実はタイガースに入団してからもアッパーぎみのスイングを指摘された。欠点は徐々に直ってきた。現在はいい感じのレベルスイング。アドバイスをしてきた平塚打撃コーチに聞いてみた。

 「長所といったら思い切りのいいところですかね。アッパーぎみだったスイングはレベルになったし、同じ3割でもヒットの内容は今年の方が上ですね。昨年と比較してワンランク上というか、バットがしっかり振れています」

 成長を認めていた。技術というものは、目に見えて日に日に上達するものではない。体で覚えるのに早道や近道はないのだ。

 庄田選手は「重心を左足に残してバットが振れるようになりました。スイングが鋭くなったと思いますし、今はいい形でいい結果を残すことが大事だと思っています」。何事もあきらめずにやり続けるしかない。努力は報われ、チャンスは必ずやってくる。

May 12, 2006 10:26 AM