2006年04月13日
3年目を迎えた「広島の星」
~広島白浜裕太捕手~
広島東洋カープの正捕手争いは激しい。石原、倉、木村一が中心となってマスクをかぶっているが、その一角に食い込もうと黙々と厳しい練習に取り組んでいるのが、プロ入り3年目の白浜裕太(20、広陵)である。地元の広陵高出身。2003年のセンバツ高校野球では、巨人に入った西村健太朗とバッテリーを組んで全国制覇している。背番号12が期待度の現れとみていい。
「まだまだ勉強することが多いんで…」。実直な姿勢がいかにも捕手らしい。現在、瀬戸バッテリーコーチからマンツーマンで英才教育を受けている。ウエスタンリーグでも捕手学を猛勉強中だ。瀬戸コーチは「捕手としての素材は申し分ないし、すべての面でワンランク上を目指してほしい。彼ならできるはずです」と教え子の成長を確信している。
捕手というポジションは、デビューするまでに自分自身に備えておくべきことが多くある。楽天の野村克也監督が、タイガースの監督に就任した時に作成した「ノムラの考え」に目を通したことがある。捕手の心得として20前後の項目があった。記憶している項目を並べてみると…。
<1>捕手は守りにおける監督の分身である<2>投手を思いやる心、目配り、気配りが必要<3>チームの野球博士になれ<4>投手からの信頼を得よ<5>主役はあくまで投手である<6>洞察力、勘を働かせよ<7>捕球術は投手を調子に乗せる武器になる<8>送球は速く、正確に、強く<9>1球の恐ろしさを知れ、配球で1球の根拠を持て、などなど。難題は山積みだ。
「当たり前のことを、当たり前にできるようにしたい。やることがたくさんあるので、1つひとつやっていくしかない。そりゃ、バッティングと守備面が同時によくなってくれたらいいけど、そんな甘い世界ではないと思っていますから」
肩を強さは抜群だ。練習態度はマジメそのもの。体は年々、大きくなっている。そして、高校野球とはいえ、球児あこがれの甲子園で優勝している。いい星の下に生まれているはずだ。才能といい何より得難いものを持ち合わせている選手だ。
April 13, 2006 02:42 PM
