2006年04月06日

ナニワのゴジラは大物

~オリックス岡田貴弘~

 ヤンキースの松井秀喜に憧れ、背番号が55なら、高校時代に放ったホームランが通算55本。マスコミがつけたニックネームが「ナニワのゴジラ」。夢はでっかいほうがいい。今季オリックスが高校生ドラフト1位で獲得した岡田貴弘外野手(18=履正社)がその男である。186センチ、93キロの恵まれた体格。持ち味は当然、長打力。将来の4番打者候補として期待大だ。

 スカウトのめがねにかなってこの世界に飛び込んできた選手は、全員がプロで通用する素質を持っているが、野手では打線のクリーンアップを、投手ならエースになれる選手は、ほかの選手にくらべ特出した力を持っている。岡田はチームの打の柱になれる素材に間違いない。「僕の持ち味は長打力ですから、目指すのはやはり長距離打者です」。はっきりした目標を持っている。

 苦しい道のりは、まだ第一歩を踏み出したばかり。岡田を大石大二郎2軍監督に聞いてみた。「まだ高校を出たばかりで、体はできていません。キャンプでもけがをして満足に練習をしていないんですが、帰阪してからのファームの練習試合で結構、打っていましてねえ」。きっちり片りんを見せているのはさすがだ。

 「バッティングにしてもまだまだ欠点はあります。踏み出した足が開くので、腰も同じように開いてしまう。だから、バットのヘッドが出てこない。バッティング練習でもバットの芯で捕らえる数が少ないが、これからの選手です。遠くへ飛ばせる力があるのは魅力ですし、将来の中心打者になる素材です」

 大石2軍監督が楽しみにしている逸材。登録は外野手だが、4月4日のウエスタン・リーグ対阪神戦(鳴尾浜)では、一塁手としてスタメン出場していた。チームとしては、岡田の可能性を模索しているようだ。「バッティングもまだまだですが、守備が下手なので、守りの方も一生懸命やっていきたい。まずは1軍に上がることが目標ですが、この1年は、自分としては下半身をみっちり鍛えていきたい。足腰がしっかりしてくれば、バッティングも、守りもついてくると思います」。ナニワのゴジラに浮ついた気持ちはない。しっかり自分を見つめている。己をいじめにいじめ抜け。

April 6, 2006 10:27 PM