2006年03月24日
PLの同期今江に負けたくない
~阪神桜井広大~
阪神の桜井広大外野手(22)がものすごく刺激を受けている。入団して5年目。まだ1軍の経験はない。PL学園の同期生、ロッテ今江敏晃内野手(22)が昨年大ブレーク、完全に先を越されてしまった。ライバルはペナントレースでは3割打者、日本シリーズでは8打席連続安打の記録を達成。今季はWBCの日本代表に選ばれている。
楽天の朝井秀樹投手(22)と3人がPL学園からの同時入団。「やられましたねえ。完ペキに先を越されました。負けたくないです。いい刺激になっています」。一昨年はひじ、昨年は足を故障した。2年連続して満足なシーズンを送っていない。自分自身が腹立たしい。「野球のできない辛さを味わいました。調子が良くなるとけがをするんです。今年は故障しないよう意識してがんばります」。負けん気がむくむくと頭をもたげてきた。
大きく育ってほしい選手だ。島野2軍監督の方針は「長距離打者として育てたい。浜中みたいになってほしい」。入団した年の秋季キャンプから翌年のオープン戦にはブレークしかけたが、今のチームの外野の一角に食い込むまでにはいたらなかった。島野2軍監督は「1軍の外野はしっかりしているので、昇格はなかなか難しいが、いいものを持っている。気持ちが切れないようにがんばってほしい」と精神面のサポートにも気を配っている。
1、2軍が合流した安芸キャンプの紅白戦では、みごと左中間へホームランを放ってアピールしていた。3月に入ってからのファームの教育リーグでは4番に座っている。「自分の持ち味は長打力だと思っています。入団したころは遠くへ飛ばそうとかなり意識していましたが、今はホームランはヒットの延長だと思えるようになりました」。
長距離打者には必ず穴がある。王(現ソフトバンク監督)、野村(現楽天監督)といった日本プロ野球1、2位のホームラン打者もそうだった。「何もかも打とうと思っても無理ですから。自分の打てる球を打ち損じないバッターになりたい」と桜井。課題の守りについては、島野2軍監督から「ノックで練習するのもいいが、バッティングの打球を追う方が実戦的」のアドバイスを受けて実行している。
25日に5年目のウエスタンリーグが開幕する。「まずは打てるようになるのが先決です」。桜井はバッティングで勝負して1軍昇格を狙う。
March 24, 2006 12:30 PM
