2008年02月03日

中田にしてやられた…:本間翼

 記者は原稿を書くために取材をします。対象となる選手に話を聞きに行き、面白いネタや裏話、苦労話などを聞いて、原稿の材料を増やしていくのです。基本的には口下手な僕ですが、会話が楽しく、もっと話をしたいと思う選手もたくさんいます。

 キャンプに入り、相変わらず世間の話題を独占中の中田翔選手もその1人。オーバー気味の体重を心配した際には「デブで動けたら最強だと思っています」。ダルビッシュの「法律に従って」という教えには「“経験してるだけあって”そういうことを言ってくれてると思う」と、おもしろ発言で僕らを楽しませてくれています。

 高校を卒業したばかりの18歳を相手にしているとなれば、会話の主導権を握るのは報道陣側なのが一般的。ですが、中田だけは例外。それどころか、恥ずかしながら完全にイニシアチブを握られています。

 先日のことでした。練習の合間にこちらに向かってポツリと「自分、太ったっすかね?」。特にそうは感じなかった僕は「動きを見ていたらそうは思わないけど…。体重増えたの?」と返答。すると「いや変わってないですけど…」とうつむいてしまいました。

 少し体が重たいのかな? それを気にしてるのかな? と心配になりましたが、彼はやはり僕の何枚も上手でした。練習後に先ほどの会話について聞くと「あれは『むしろ痩せたんじゃない?』っていう言葉を待ってたんですよ。(記者として?)まだまだっすね」とニヤリ。完全にしてやられました。

February 3, 2008 08:51 AM 投稿者:本間翼

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